▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
×瀧澤謙太(Fired Up Gym)60.85kg
[2R 2分48秒 TKO] ※パウンド
〇野瀬翔平(MASTER JAPAN FUKUOKA)60.95kg
野瀬翔平は、柔道出身。2022年6月の『ROAD TO UFC 1』でウリジブレンにTKO勝ち後、中村倫也に敗れ、UFCとの契約ならず。修斗で新井拓巳にキムラで一本勝ち後、2023年5月の『ROAD TO UFC 2』で再挑戦。バンタム級でシャオ・ロンにスプリット判定で惜敗。2023年12月のプロ修斗公式戦 山口大会『TORAO 31』で神田T800周一を1R、パシオロックで極めて再起を遂げた。
対する瀧澤は、フルコンタクト空手出身。PANCRASEで石井逸人に1R TKO勝ち後、2020年9月にRIZIN初参戦で金太郎に判定勝ち。2021年6月からRIZINバンタム級JAPAN GPに参戦し、今成正和、元谷友貴に勝利も準決勝で朝倉海に判定負け。その後、井上直樹に一本負け、太田忍に初回TKO負けで2連敗を喫した。
元修斗世界ライト級王者でUFCでも戦った弘中邦佳を師に持つ26歳の野瀬は、国内屈指のグラップリングMMAファイター。
一方、29歳の瀧澤は新極真会の木元道場で極真空手を学び、組み技のスキルも上がっているMMAストライカーだ。
PANCRASEからRIZINの瀧澤と、修斗からRTUの野瀬。これまで交わることのなかった日本バンタム級の実力者同士の1戦は、RIZIN佐賀大会のケージで行われる。
1R、サウスポー構えの野瀬、オーソの瀧澤は右ボディストレートから。野瀬は右左で前に。瀧澤は右前蹴りで野瀬を金網まで飛ばす。
右の後ろ蹴りを見せる野瀬。瀧澤は右ロー。野瀬も左の蹴り。さらに瀧澤の右ヒザにダブルレッグテイクダウンも、すぐに腕を狙い外される。
野瀬の前進の右ヒザを狙う瀧澤。瀧澤の蹴り終わりに組んで金網に押し込む野瀬はスタンドバックに。
シングルレッグから再びスタンドバックで引きはがしてテイクダウン! バックに。瀧澤の正対際にツイスター狙い。戻る瀧澤に4の字ロック、おたつロックで背後からパウンド! 亀になる瀧澤にパウンド。野瀬は右手を足で縛りながらパウンドするもゴング。
2R、スイッチして右の関節蹴り、右ハイも狙う瀧澤にダブルレッグで組む野瀬。切る瀧澤は右のテンカオ! しかし左を突く野瀬はシングルレッグからクラッチ。
立ち上がりにバックを奪い、瀧澤の正対際に首を脇に抱えてエクスキューショナーチョーク(Executioner Choke)狙い。さらに戻った瀧澤のバックマウントからヒジ! 片手を頭に打たれ続ける瀧澤に、レフェリーは止めず。さらに左のパウンド連打でようやくレフェリーが間に入った。
バンタム級GPベスト4の瀧澤にTKO勝ちした野瀬は、ケージのなかで、「RIZINファンの皆さん、はじめまして。九州の格闘技界、関西、関東にも負けてないと思います。僕も含め注目してください。僕の組み技は、上位陣、チャンピオンにも通じると思います。ぜひ機会があればお願いします」と語った。