▼RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
〇大島沙緒里(AACC)47.85kg
[2R 3分18秒 腕十字]
×クレア・ロペス(フランス/Great Britain Top Team)48.90kg
大島は、現DEEPミクロ級王者、元DEEP JEWELSアトム級王者。柔道時代に元世界王者の浅見八瑠奈に勝利するなど活躍。2022年5月から5連勝も、2023年9月の前戦でパク・シユンに判定負けでアトム級王座を手放した。今回、同門の浜崎朱加が左尺骨骨幹部骨折で欠場により、スクランブル参戦を決めた。
ロペスは、元UFCファイターのブラッド・ピケットを師に、2023年4月の『RIZIN LANDMARK 5』で日本初参戦。
RENAからヒザ十字でタップを奪うと、7月の『超RIZIN.2』で伊澤星花の持つスーパーアトム級王座に挑戦。ニンジャチョークを極められ一本負け、王座戴冠とはならなかった。日本で浜崎の代役の大島を相手に再起戦に臨む。
1R、ともにオーソドックス構え。大島の右ローに右ストレートを狙うロペスの詰めに小内刈で倒した大島!
手首を掴んでキムラロックを狙う大島。クラッチを外さないロペスに、外した大島。
スタンド。ロペスのアッパーをかわしてダブルレッグテイクダウンは大島。下のロペスはオモプラッタ狙いからゴゴプラッタ狙いも、外したロペスの立ちに内股! しかし回って立ち上がるロペスは下の大島に蹴り。ブレーク。
互いに右の打ち合いから遠い間合いの大島の組みを触らせないロペスは右、さらに左ジャブ。ロペスの右の蹴りを掴んでテイクダウン、サイドの大島の袈裟固めをブリッジで返すロペス。
2R、左インローを打つ大島。左右のロペスは右ロー。その打ち終わりにシングルレッグの大島をスプロールするロペス。
左ジャブの刺し合いはロペスのその打ち終わりにシングルレッグテイクダウンの大島。ハーフのロペスをパスした瞬間に、大島は腕十字! しかし体操出身のロペスは金網を蹴って後転して腕十字に入らせず。中腰からパウンド。
ブレーク。右アッパーから入る大島。かわして詰めるロペスに大外刈テイクダウンは大島! ロペスは再びブリッジスイープ。
しかしスイープされながら左手首を掴んでいた大島は、ロペスが残した左腕を逃さず、腰を切って両足をかけて腕十字! うつ伏せになって極めた。
試合後、大島は「浜崎選手じゃなくてごめんなさい。朱加さんも追いかけて頑張ります。前回、怪我もして精神的に悩んで、(BLACK COMBAT対抗戦で)負けたり、いろんな思いの中で戦って勝つことが出来てとても嬉しいです。RIZINでは4連勝中なのでチャンスをいただけたら嬉しいです」と語った。