(C)RIZIN FF/Watanabe Daiki/GONG KAKUTOGI
2024年2月24日(土)14時から、佐賀県佐賀市SAGAアリーナにて『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(U-NEXT配信)が開催された(※選手名からインタビュー)。会場には7758名の観客が集まった。
▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R
〇ルイス・グスタボ(EVOLUCAO THAI)70.95kg
[判定3-0]
×堀江圭功(ALLIANCE)70.95kg
ジャッジ:
松宮智生 赤・グスタボ[D50-0 A30-0 G0-20]
豊島孝尚 赤・グスタボ[D0-0 A30-0 G20-0]
石川喬也 赤・グスタボ[D0-0 A30-0 G0-20]
堀江は、RIZINフェザー級(66kg)で、関鉄矢、佐々木憂流迦、佐々木憂流迦を相手に3連勝後、2023年4月のヴガール・ケラモフ戦で一本負け。9月の『RIZIN.44』から1階級上のライト級(71kg)に転向し、スパイク・カーライル(米国)に判定勝ちした。
グスタボはヴァンダレイ・シウバの推薦を受けて、アンドレ・ジダのチームEVOLUCAO THAIでデビューから9連続フィニッシュ勝利。2018年8月にRIZIN初出場で矢地祐介に2R KO勝ち。2019年4月に、朝倉未来に判定負け後、同年10月に上迫博仁に1R TKO勝ち。
2019年大晦日のライト級トーナメント準決勝でパトリッキー・フレイレに1R 自身初のTKO負けを喫したが、2022年4月に矢地祐介に、9月に大原樹理にいずれもTKO勝ち、2023年4月には武田光司にも競り勝った。現在3連勝中。
公開計量で長崎出身の堀江は、「自分の強さを曝け出せるように頑張りますので見てください」と意気込み。グスタボは、「ここに来れてとても嬉しいです、また試合が出来てとても嬉しく思います。試合に向けて準備は万端です。自分の素晴らしいショー、素晴らしい試合を見せて、RIZINの強さ、日本の格闘技の強さを世界に見せたいと思います」と世界に向けて強さを見せるとした。
1R、ともにオーソドックス構え。圧力をかける堀江が左インローから。左足のみサポーターのグスタボは右ハイ。蹴り足を掴んで押し込む堀江。しかし離れる。
左ジャブを突く堀江。右カーフも。グスタボの左右はまだ遠い。グスタボの右に尻もちを着いた堀江に右ミドルを打つグスタボだが、立ち上がり戻す堀江。
右ローを打つグスタボ。圧力をかける堀江は再び右カーフ! グスタボの大きな右をかわした堀江は左カーフ。グスタボのサイドキックをかわして、右カーフにグスタボは左足をカットするようになる。
グスタボの右から左にダウンした堀江! 詰めるグスタボに倒れず背筋で戻す堀江が体を入れ替えて右ヒジを突いてゴング。
2R、ガードを固めて先に圧力をかけるのはグスタボ。しかし堀江はジャブ&ロー、右カーフで徐々に押し戻す。グスタボの大きな左右をバックステップでかわして、シングルレッグテイクダウンは堀江!
ギロチン狙いのグスタボに左足を抜けて肩固め狙いの堀江。ハーフガードで背中を着くグスタボに、堀江は右で差してときおりパウンド。下のグスタボも鉄槌も立ち上がる動きは見せず。堀江は頭をグスタボのアゴ下につけて細かいパウンド。
3R、中央に出るグスタボ。左の刺し合い。ジャブを突く堀江。グスタボの打ち終わりに組みを混ぜる。離れて左ボディの堀江。右ヒザを上げて前に出るグスタボをさばいて、ワンツーの右から右カーフ! そこにグスタボは右を狙うが空を斬る。
さらに右前蹴りを突くグスタボ。堀江はシングルレッグで金網までドライブも離れるグスタボ。右カーフの堀江に、カットするグスタボ。
グスタボが前に出たところにシングルレッグの堀江。ここは切るグスタボが鉄槌を入れて外して前に。右アッパー、さらに左ストレート!
後退する堀江は被弾すると右差しで押し込み。突き放したグスタボは堀江の足が揃ったところに近距離から右でダウンを奪うと、インサイドガードから鉄槌! クローズドガードの堀江に右の鉄槌のグスタボは連打。抱きついて凌ぐ堀江はゴングにすぐに立ち上がる。
右目下をカットしたグスタボは出血。
判定は3-0で最終ラウンドに決定的な場面を作ったグスタボが勝利。堀江は笑顔でグスタボを称えた。
4連勝をマークしたグスタボは、ケージのなかで「またRIZINで戦えて幸せです。見に来てくださり、ありがとう。とても特別に思っています。堀江選手にもありがとう。彼無しではこんな素晴らしい試合は出来ませんでした。次は自分はタイトルマッチを戦いたいです。サトシ選手と。ほかに誰と戦えばいいでしょうか。もうタイトルマッチしかないと思います。お母さん、兄弟、愛しています。家族のために戦っています。日本の皆さん愛しています」と語った。
ライト級は3月23日の『RIZIN LANDMARK.9』神戸大会でノンタイトルで王者のホベルト・サトシ・ソウザと中村K太郎が対戦。次なるライト級コンテンダーは誰になるか。