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【RIZIN】朝倉未来が引き込む牛久に判定勝ち「男はやるときやりゃあいいでしょう」、斎藤が打撃も当ててテイクダウンし平本にスプリット判定勝ち、太田が倉本を1R KO、グスタボが武田に競り勝つ、カンナがMei下す、RENAが一本負け、スダリオが元UFCマルティネスに圧勝、金原が山本に完勝で「次はケラモフと」

2023/04/29 15:04

休憩前の6試合、プレリミナリーのメインは武田vs.グスタボに

▼第6試合 ライト級(71.0kg)5分3R
×武田光司(BRAVE)15勝5敗
[判定1-2]

〇ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)13勝2敗

 武田光司は元高校6冠グレコローマンレスラーで、元DEEPライト級王者。2018年10月に北岡悟に判定勝ちでDEEP王座を戴冠。大原樹里を相手に2度防衛に成功し、2020年9月から参戦したRIZINでは5勝4敗。

 当時の修斗王者・川名雄生、PANCRASE王者・久米鷹介をいずれも判定で下すと、“ブラックパンサー”ベイノア、ジョニー・ケース、ザック・ゼインに勝利。しかし、矢地祐介、スパイク・カーライル、Bellatorのガジ・ラバダノフには判定で敗れている

 ブラジルのルイス・グスタボは、アンドレ・ジダのチームEVOLUCAO THAIでデビューから9連続フィニッシュ勝利。2018年8月にRIZIN初出場で矢地祐介に2R KO勝ち。2019年4月に、朝倉未来に判定負け後、同年10月に上迫博仁に1R TKO勝ち。

 2019年大晦日のライト級トーナメント準決勝でパトリッキー・フレイレに1R 自身初のTKO負けを喫したが、2022年4月に矢地祐介に、9月に大原樹理に、いずれもTKO勝ちを収めている。


 1R
、サウスポー構えの武田。オーソのグスタボ。グスタボの蹴り足を掴んでボディロックテイクダウンは武田。ここまで30秒。蹴り上げのグスタボに踏みつけの武田。クローズドガードのグスタボは金網際で上体を立ててがぶりから立ち上がり。そこにギロチン狙いのグスタボに、武田は回転してすぐに首を抜いてスタンドに。

 右の蹴りを打つグスタボに蹴り足を掴んでテイクダウンは武田だが、押さえ込めない。金網使い立つグスタボはスタンドに戻してジャブから右、さらに右ハイを合図にいつものラッシュに。しかしここはさばく武田。

 グスタボは右ミドルハイから左右ボディ打ちから顔面に。これもさばく武田は左ロー。グスタボは左右から得意の右アッパーもしっかり見切った武田がカウンターのダブルレッグテイクダウンで上でゴング。しかし額から出血も。


 2R
、左右フック。さらに武田のタックルにヒザを合わせるグスタボ。間一髪受け止める武田に、グスタボは右ハイ。ブロッキングする武田も左インローを返すと、さらに左ロー。

 ワンツーのグスタボの右に、前手の左を狙い、詰めてきたところをボディロックテイクダウン! ハーフからアームロックを回そうとするグスタボに回りながらすぐに体を戻して正面に入る武田。

 クローズドガードのグスタボは下から細かいパンチ。武田もヒジを落とし、上体を離してかつぎパスを狙うが、後転して立つグスタボが上で立つ。下の武田。膠着ブレーク。ステップを踏み、同じ位置にいない武田。左右で詰めるグスタボにボディロックして押し込む武田。


 3R
、じりじり詰めるグスタボに左ローから左フックの武田。そこにぐすは右を振る。連打させない武田。グスタボの右は単発。かわす武田に、右をのどもとに1発当てるが、サークリングした武田は右アッパーを狙う。サークリングの武田。グスタボも連打すると掴まれるため慎重に。左から右を突くグスタボ。それを掻い潜り組む武田。離れるグスタボは右を突く。

 さらに右ミドルで前に出るグスタボ。このラウンドはグスタボが打撃で優勢に。右から左に、武田を組みに行くが、離れ際に左はグスタボ! 武田の組みを跳ね飛ばして、跳びヒザで前に。その着地際に組む武田は右で差して押し込みゴング。グスタボはケージに登りガッツポーズ。

 ダメージ50パーセント、アグレッシブ30パーセント、ジェネラルシップ20パーセント、というRIZINの判定基準のなか、判定は2-1に割れるも、有効打を当てたグスタボの手が挙げられた。武田はテイクダウンもコントロールから削りたかったところだ。


 試合後、グスタボは「ゲンキデスカー、日本のファンの皆さんいつも応援ありがとうございます。今日の勝利は亡くなった祖母に捧げたいです。天国の祖母にチャンピオンベルトを捧げると誓いました。サトシ、試合をしましょう。サカキバラさん、(柏木)シンゴ、お願いします」と語った。

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