キックボクシング
レポート

【RISE×SB】原口健飛が相手に何もさせず完勝、海人がGLORY世界1位に競り勝つ、山田洸誓は引退試合でペットパノムルンに判定負け、白鳥大珠が日本チーム初勝利、コリンズが笠原弘希に判定勝ち、コムが小林愛三を破る、志朗が鈴木真彦を返り討ち

2022/12/25 13:12

▼第12試合 RIVALS RISE×GLORY フライ級(-52kg) 3分3R延長1R
×小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENフライ級王者、WPMF女子世界フライ級王者)
判定0-3 ※28-29×2、28-30
○テッサ・デ・コム(オランダ/Fightteam Vlaardingen/Enfusionストロー級王者)


 小林は2015年2月にプロデビューすると、2018年7月にシュートボクシングの試合で敗れるまで13戦無敗を誇った。同年12月には伊藤紗弥を判定で下し、2019年11月にはWPMF世界女子フライ級王座を奪取。2021年4月にRISE QUEENフライ級正規王者となった。2022年3月にはベルギーでGLORY女子スーパーバンタム級王者ティファニー・ヴァン・スーストに挑戦。計4度のダウンを奪われKO負けとなったが、倒されても前に出る続け“大和魂“を見せつけ会場を沸かせた。7月にはイ・ドギョンに圧勝している。戦績は17勝(3KO)5敗4分。



 コムは今年9月にEnfusionストロー級(-52kg)王座に就いたばかりの22歳。戦績は14勝1敗1分。EnfusionもRISEと同じくGLORYと提携しており、この試合はGLORYvs.RISEの対抗戦“RIVALS”の一戦として行われる。


 1R、前に出るのはコム。ジャブと右ローを蹴っていく。小林は下がりながらも右カーフをコツコツと蹴る。コムは鋭いフック。ラウンド終了直前に左ミドルにコムが右フックを返してダウンを奪った。


 2Rは小林がジャブで前に出る。小林は右カーフ。コムは前に出る小林を4連打で押し返すが小林は下がらない。小林の前進にローを蹴りながら下がるコムは、前に出ると飛びヒザ蹴り。


 3R、打ち合いをする両者。顔面とボディに打ち分ける。前に出る小林は左ミドル、ワンツーから左ボディ。コムもしっかりパンチを返してローを蹴る。小林の右ローにはワンツーだ。小林は連打でコーナーへ詰めるが、コムは手数でも負けないように打ち返し、右ローを蹴る。追う小林、逃げながらも打ち返すコム。


 最後まで小林に決定的な場面を作らせなかったコムが判定勝ち。対抗戦はGLORYの先勝で始まった。


 コムはマイクを持つと「こんな大きな会場で試合が出来て嬉しく思っています。もちろん今回のこのようなイベントに呼んでもらえて光栄に思っていますし、私に挑戦したい人がいるなら誰とでも戦います」と、笑顔を輝かせながら挑戦者を募った。

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