キックボクシング
レポート

【RISE×SB】原口健飛が相手に何もさせず完勝、海人がGLORY世界1位に競り勝つ、山田洸誓は引退試合でペットパノムルンに判定負け、白鳥大珠が日本チーム初勝利、コリンズが笠原弘希に判定勝ち、コムが小林愛三を破る、志朗が鈴木真彦を返り討ち

2022/12/25 13:12

▼第5試合 SB×RISE(SBルール)-95kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級3位、第5代SB日本スーパーウェルター級王者)
TKO 3R 1分02秒 ※レフェリーストップ
○南原健太(極真会館/RISEヘビー級3位、2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会 男子軽重量級(-90kg)優勝)


 坂本は2009年11月にプロデビュー戦を行い敗れたものの、その後は12連勝をマーク。2013年4月には鈴木悟を破り、SB日本スーパーウェルター級王座を奪取した。2014年4月には小西拓槙、11月には内村洋次郎、2015年2月には長島☆自演乙☆雄一郎、6月にはT-98を破るなどSB中量級のエースとして大活躍したが、2015年後半からは黒星が増え、2020年12月に思い切ってヘビー級に転向。6連勝を飾ったがマウンテンRYUGOに判定負け。10月には韓国で無差別級トーナメントに挑み、2勝して優勝した。戦績は38勝(8KO)18敗。


 南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。第32回全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級第3位、第11回全世界空手道選手権大会ベスト32、第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝などの実績を持つ。2021年7月にRISEでプロデビューし、3試合連続KO勝ちを収めたが、今年4月にカルリ・ギブレインにKO負け。8月にジェット・ペットマニーイーグルにTKO勝ちして再起した。今年6月には2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会にて軽重量級(90kg以下)優勝を飾っている。4勝(4KO)1敗。


 1R、細かいパンチから顔面へヒザを突き上げる南原。坂本はガードを固めて前へ出ると右フックを繰り出す。南原はヒザから左右のフックで前へ出るが、そこへ坂本が右フックのフルスイングでダウンを奪う。顔面とボディへパンチを打ち分ける坂本に南原はパンチとヒザで対抗するがまたも右フックをもらう。南原は三日月蹴り。左右フックで前へ出るが坂本の右で大きく後退。それでも南原は左右フックからヒザを突き上げる。互いに相手のパンチをもらってかなりの疲弊ぶり。



 2R、ワンツーで前進する坂本に南原は左右フックと右ロー。南原は右ローに狙いを絞ったか。さらにヒザ蹴りを突き上げる南原だが、坂本は下がらず左ボディ。南原は多彩な蹴り技から顔面ヒザ蹴り。南原はショートの打ち合いの中で右ハイも蹴る。右フックを叩きつける南原はプッシュしてさらに右の連打。これで坂本をなぎ倒す。さらに南原がラッシュを仕掛け、坂本は打たれながらも左右フックを打ち返す。ゴングに救われるも、坂本はフラフラだ。


 3R、南原の右をもらった坂本はノーガードになって“打ってこい”と挑発。両者左右フックで打ち合う中、南原はヒザをアゴへ突き上げていく。このヒザで坂本は右目上をカットして流血。バックリと傷が開いており、ここでストップ。南原が逆転TKO勝ちを飾った。


 南原はマイクを持つと「メリークリスマス。極真会館所属の南原健太です。RISEのスターになる男です。クリスマスの中、たくさんの応援ありがとうございます。いつか僕も後ろの方へ行ってRISEのスターになりたいと思います」とアピールした。

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