キックボクシング
レポート

【RISE×SB】原口健飛が相手に何もさせず完勝、海人がGLORY世界1位に競り勝つ、山田洸誓は引退試合でペットパノムルンに判定負け、白鳥大珠が日本チーム初勝利、コリンズが笠原弘希に判定勝ち、コムが小林愛三を破る、志朗が鈴木真彦を返り討ち

2022/12/25 13:12

▼第4試合 SB×RISE(SBルール)-53kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/第2代SB日本バンタム級王者、MAX FCフライ級王者)
KO 1R 1分47秒 ※3ノックダウン
×翼(TARGET/RISEスーパーフライ級2位、第2代ジャパンキックボクシング協会バンタム級王者)


 佐藤はトリッキーな動きから繰り出す蹴り技を得意とし、SB中部地区の注目株。2021年12月のSB日本バンタム級王座決定戦で伏見和之をKOして王座に就くも、今年2月のSB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀との王者対決には判定負け。その後は政所仁と無効試合、HIROYUKIと山田虎矢太に判定負けと連敗してしまったが、11月のRIZINでKAZUNORIに初回KO勝ちして復活を果たした。戦績は13勝(7KO)18敗1分1無効試合。


 サウスポーの翼は2019年11月に流血戦を制してジャパンキックバンタム級王者となり、デビュー以来9戦無敗を誇っていたが、2020年11月にWBCムエタイ日本統一&NJKFバンタム級王者の一航に判定で敗れ初黒星。2021年7月の『NO KICK NO LIFE』では加藤有吾にも判定負け。2022年2月にジムを移籍してRISEに初参戦すると鳩にKO勝ちを収めたが、続く3月は京介にKO負け。7月には溜田蒼馬を2RでKO。そして10月に花岡竜との対戦を迎え、2R負傷判定ながらも下馬評を覆す勝利を収めた。戦績は11勝(6KO)3敗1分。


 シーザー武志会長が「SBを体現できる男」として太鼓判を押す佐藤に、翼はSBルールでどう戦うか。佐藤の蹴りか、翼の強打か。


 1R、ワンツーで前へ出る翼は佐藤が組んでくると、なんと一本背負いで投げようとする。前に出て連打で攻める翼が佐藤にロープを背負わせるも、佐藤が右フックでダウンを奪う。翼はすぐに反撃に出て左右フックの打ち合いで佐藤が左フックで2度めのダウンを追加。佐藤はサイドキックから左右フックを浴びせ、右フックで崩れ落ちる翼。佐藤が見事なKO勝利でSB王者の意地を見せた。


 佐藤は「0歳の娘が今日会場に来ていて初めてのクリスマスプレゼントを贈れたと思います」と語った。

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