キックボクシング
レポート

【RISE×SB】原口健飛が相手に何もさせず完勝、海人がGLORY世界1位に競り勝つ、山田洸誓は引退試合でペットパノムルンに判定負け、白鳥大珠が日本チーム初勝利、コリンズが笠原弘希に判定勝ち、コムが小林愛三を破る、志朗が鈴木真彦を返り討ち

2022/12/25 13:12

▼第6試合 SB×RISE(SBルール)フェザー級(-57.5kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級2位)
判定0-3 ※26-29×2、25-29
○門口佳佑(EX ARES/第5代RISEフェザー級王者)


 山田は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に翔に初黒星を付けられた。その後は元貴、田渕神太を破ったが、12月の川上叶戦で延長戦の末に惜敗。今年2月には翔にリベンジを果たしている。さらに6月には初参戦の蒼士を判定に破り、9月にはRISEフェザー級5位の宮崎就斗を右ストレートでマットに沈めた。戦績は9勝(3KO)2敗1無効試合。


 門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビューすると、攻撃力の高さを活かして9戦無敗(1引き分け)を誇っていたが、2020年12月のフェザー級王座次期挑戦者決定戦で竹内将生に敗れ、挑戦権を逃した。2021年5月には平野凌我に判定勝ちも、7月には魁斗に敗れた。2022年2月に小崎貴誠を初回KOし、8月のRISEフェザー級タイトルマッチに臨むと梅井泰成から2度のダウンを奪い王座を奪取した。戦績は11勝(3KO)2敗1分。


 1R、サウスポーの門口は左ロー、左ミドルと蹴り、踏み込んでの右ストレート。門口が組み付くと山田は投げに入るが門口は足を絡めて防ぐ。山田は右アッパーから組んでの投げを狙うが門口は腰を落として防いだため注意を受ける。


 2R、伸びるジャブから右を打つ山田に門口はローで対抗。組み付いた門口に山田はスタンディングフロントチョークを仕掛けたが、門口はヒザを着いてしまいイエローカード。山田が鋭い左アッパーを繰り出す。パンチから組み付いた山田が鮮やかに首投げを決め、シュートポイントを奪う。山田が組み付くと投げを警戒する門口に山田は首相撲からのヒザ。かと思えば首投げを見舞う山田。門口は4連打を繰り出す。


 3R、三日月を蹴り合い、パンチの打ち合いになると山田は組み付く。投げを警戒する門口へ首相撲からのヒザ蹴り連打へつなぐ。しかし、門口は意表を突く遠距離からの飛びヒザ蹴りでダウンを奪う。さらにフックの打ち合いに持ち込み右フックで2度目のダウンを追加。山田はフロントチョークを仕掛けるが門口が崩れてブレイクに。山田はパンチで前へ出るが時間切れ。


 2度のダウンを奪った門口が判定3-0でRISE王者としての意地を見せつけた。


 門口は「メリークリスマス、ブラボー! 正直、僕が負けると思った人、拍手してください。いやいやもっと期待してくださいよ(笑)。3Rに伊藤代表の顔を見たらまだいけるぞって感じだったので行って勝ててよかったです」と勝利に笑顔した。

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