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レポート

【K-1】朝久泰央が延長戦を制して新王者に、2度のダウンを奪われたK-Jeeが大逆転KO、安保瑠輝也が53秒KO劇、和島大海がアビラルをローキックKO、第1試合は不可思がKO勝ちで幕を開く

2021/07/17 16:07

▼第5試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇山本直樹(優弥道場)
判定3-0 ※30-26×3
×SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)


 山本はK-1 WORLD MAXで活躍した山本優弥の弟で、2015年4月にプロデビュー。兄と同じくパンチ&ミドルキックのスタイルで戦績は11勝(3KO)7敗1分。2019年12月、レオナ・ペタスが保持するKrushスーパー・フェザー級王座に挑戦したが2R2分8秒、KOで敗れ王座獲得ならず。2020年3月の再起戦では佐野天馬を延長戦の末に降し、9月に中島千博からも勝利したが、12月のK-1両国大会では村越優汰にダウンを奪われて判定負け、今年3月のKrushでは大岩龍矢に3RでKO負けを喫している。戦績は11勝(3KO)9敗1分。


 成合の戦績は4勝(3KO) 4敗。2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。2020年11月のK-1福岡大会ではベテランの山本真弘から勝利を奪い、今年3月のKrushでは西元也史に2RでKO負け。つまり今年3月のKrushにてKOで敗れた者同士のサバイバルマッチとなる。


 1R、ローの蹴り合いから成合の右ローに山本がワンツー。成合も打ちに行って打ち合いとなる。山本の右フックがヒット、積極的にパンチを打ちに行く。右を2発、さらに左フック。成合も左右フックを返す。山本のジャブに左フックを合わせる成合。今度は成合がパンチで前へ出る。成合の左ローに山本が右のカウンター。成合がフラつき、山本が連打で攻めるが成合も打ち返してピンチをしのいだ。


 スペシャルラウンドガールのゆきぽよが笑顔を振りまき、2R開始。成合が左右フックで前へ出るが、山本の左フックが命中。さらに左ボディ。山本はジャブを当てに行き、右フックを狙う。成合のジャブに山本が左アッパーを突き上げ、成合は下がる。山本はさらに左フックもヒットさせて成合のダメージは明らかだが、打ち合いに行って成合が左ボディと右フックを叩きつけた。


 3R、成合が連打で前へ出ていき右フックをヒットさせる。コーナーやロープを背にする山本へ成合はラッシュ。山本も打ち返すが勢いに押される。山本も右カウンターで反撃するが左フックを連続してもらう。足を止めての打ち合いで山本が右フック、左フックをヒットさせ、ふらついたところで両者がバックハンドブロー。山本の拳は脇腹に当たり、成合はバランスを崩してしりもちをつく。これがダウンとなった。打たれながらも前へ出る成合は左右フック、山本は右のカウンターをヒット。両者ガムシャラにパンチを繰り出したところで試合終了。


 大差の判定で山本が勝利し、スペシャルラウンドガールのゆきぽよと記念撮影に収まった。

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