▼第1試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)
KO 1R 1分53秒 ※3ノックダウン
×田村陽典(PURGE TOKYO)
不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、10月の『Krush』では喧嘩屋・堀井翼にTKO勝ちして再起。2019年12月には大和哲也にKO勝ちし、2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。9月には平山迅に3度もダウンを奪われる惨敗を喫し、12月は鈴木勇人と倒し倒されの激戦を演じてKO勝ちしたが、今年3月には山崎秀晃に1R1分10秒、KO負けを喫した。戦績は40勝(17KO)16敗2分。
対する田村は12歳でキックボクシングを始め、19歳でプロデビューした現在35歳。地元・九州でキャリアを積み上京。様々な団体で試合を重ね、2012年2月にはKrushにも参戦した(山崎陽一にKO負け)。2012年の試合を最後に福岡へ戻り、2018年に福岡に自らのジムをオープン。PURGE TOKYOで練習を積み、今回復帰することとなった。戦績は12勝(9KO)9敗2分。
1R、前に出る田村を前蹴り、ヒザ蹴りで迎え撃つ不可思。ロープを背負うも左フックを効かせての連打から右ハイでダウンを奪う。
さらに右を次々当てていく不可思がアゴへヒザを突き上げて再び連打。スタンディンダウンを追加する、
そして飛びヒザから右を当て、右フック、右ストレートを何度もヒット。さらにヒザ蹴り。パンチをもらいながらも田村は必死に左右フックで反撃。不可思は左右ボディ、そして棒立ちの田村へ右の連打を3発叩き込んだところでレフェリーがストップ。3ノックダウンで不可思がKOで福岡大会の幕を開けた。
マイクを持った不可思は「バチっと倒したかったんですけれどなんかすいません。みんながどう思っていても俺はK-1のベルトを獲る気でいるのでよろしくお願いします」と、再びタイトルへ向かって歩み出した。