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レポート

【K-1】朝久泰央が延長戦を制して新王者に、2度のダウンを奪われたK-Jeeが大逆転KO、安保瑠輝也が53秒KO劇、和島大海がアビラルをローキックKO、第1試合は不可思がKO勝ちで幕を開く

2021/07/17 16:07

▼第10試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
〇卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPライト級王者、初代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/K-1 WORLD GP 2018 K-1ライト級世界最強決定トーナメント準優勝)


 卜部は2009年3月にプロデビューし、K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japanトーナメントで準優勝。2015年1月にはトーナメントを制覇してK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級初代王座を獲得。2016年にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント優勝、2018年3月にはK-1 WORLD GPライト級王座を奪取して2階級制覇を達成した。


 高度なディフェンステクニックとカウンターテクニックを持ち、国内外の名だたる強豪を次々と撃破。長くトップに君臨していたが、2019年3月に後輩でもある林健太に敗れ、ライト級王座を奪われた。2019年7月に再起戦を行うもジュー・シュアイにまさかの初回55秒KO負け。引退をにおわす発言もしていたが、2020年9月に約1年2カ月ぶりに復帰し、2連勝中。戦績は51勝(13KO)10敗。


 大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手で、2018年9月にはKrushライト級王座に挑戦してタイトル奪取ならずも、同年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」では準優勝を果たした。2020年7月のKrushで蓮實光にKO負け、12月のK-1では瓦田脩二に延長戦で判定負けと連敗を喫したが、今年3月の川崎真一朗戦に延長戦で勝利して脱出した。戦績は26勝(3KO)18敗3分。


 両者は2009年12月に初対戦(卜部のKO勝ち)して以来、2013年3月(大沢の反則勝ち)、2013年6月(卜部の判定勝ち)と過去3度対戦している。


 1R、サウスポーの卜部に大沢は両手を下げて前後にステップを踏む。卜部が前に出ると大沢はボディから顔面へのフック。ガードを下げて卜部を誘う大沢。左右にスイッチして卜部が近付いてくるとパンチを当てに行く。


 2R、卜部は左ミドルを多用し始め、これが大沢を捉える。大沢はジャブ、卜部は左ミドルからの左ストレートを何度も繰り出すが、大沢も右ストレートで反撃。さらに左ボディ。前に出て連打を繰り出す卜部だが、大沢のガードは硬い。お互いに奥足をローで蹴ると、卜部は飛びヒザ蹴りを発射。ボディと顔面へ攻撃を散らす卜部が大沢にコーナーやロープを背負わせる。


 3R、ボディを攻める大沢に卜部はノーモーションの左ストレート、左ミドル。お互いにボディを攻めるが、卜部の手数が多い。大沢は前へ出る卜部に右フックを叩きつけるが、大沢がフックを放とうとしたところへ卜部が右フックを合わせに行く。

 判定は3-0で卜部の勝利。KOを狙い行く姿勢を貫いた卜部が大沢から3勝目を奪った。

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