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レポート

【K-1】朝久泰央が延長戦を制して新王者に、2度のダウンを奪われたK-Jeeが大逆転KO、安保瑠輝也が53秒KO劇、和島大海がアビラルをローキックKO、第1試合は不可思がKO勝ちで幕を開く

2021/07/17 16:07

▼第4試合 スーパーファイト K-1女子ミニマム級 3分3R延長1R
〇高梨Knuckle美穂(Y'D GYM/第2代Krush女子アトム級王者)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-28
×MARI(ナックルズジム/元NJKFミネルヴァ・ピン級王者)


 高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)を延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると2020年6月の真美戦でダウンを奪って勝利。9月のK-1ではMIOを判定で降し、K-1の洗礼を浴びせた。戦績は7勝(2KO)無敗。


 MARIは15歳でキックボクシングを始め、高校生でプロデビュー。2018年4月に百花を破り、NJKFミネルヴァ初代ピン級王座を獲得。シュートボクシングではMIO、MISAKI、女神といったトップクラスと拳を交えてきた。2020年11月にはぱんちゃん璃奈に判定で敗れている。戦績は11勝(1KO)24敗3分。


 両者は今年3月のK-1で対戦し、高梨が延長戦の末に判定2-1(10-9×2、9-10)で辛勝したが、内容については物議をかもした。高梨は試合後、「勝ったから言うんですけれど、1月の終わりに眼窩底骨折をしちゃって、2月の初めに手術をしたんですよ。(その影響は?)自分ではあんまりないと思ってたんですけれど、もしかしたらあったのかなと思います」と明かしているが、決着をつけるためのダイレクトリマッチとなった。


 1R開始と同時に高梨がジャブの連打から右を叩き込む。同じように入ってきたところへMARIも右ストレート。高梨はワンツーを当て、すぐにバックステップでMARIの返しをかわす。高梨の3連打がクリーンヒット、MARIも右を返すが、高梨の強いパンチが目立つ。しかし、MARIも負けじと3連打、右フックをヒットさせた。高梨は強い右ストレートを入れるが、ガードが低くMARIのパンチももらう。


 2R、3連打を出しながら前へ出るのはMARI。高梨もワンツーで迎え撃つ。右をヒットさせた高梨が前へ出る。MARIも負けじと右のカウンター。両者ともヒットを奪い、ヒットを奪われる展開に。MARIの右ストレートに高梨も右を打ち、高梨はボディも叩く。終盤、高梨の右ストレートが連続でヒットし、MARIがグラつく。


 3R、MARIはステップで回り込みながら、前に出てくる高梨へ右のカウンター。戦法を切り替えたMARIに高梨は前へ出てジャブを当てて行くが、MARIの右ストレートをもらって見栄えが悪い。MARIのジャブ、右ストレートを喰らいながらもパンチを返す高梨だが、被弾も目立った。


 判定は3-0で高梨。ダイレクトリマッチも制した。

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