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レポート

【K-1】朝久泰央が延長戦を制して新王者に、2度のダウンを奪われたK-Jeeが大逆転KO、安保瑠輝也が53秒KO劇、和島大海がアビラルをローキックKO、第1試合は不可思がKO勝ちで幕を開く

2021/07/17 16:07

▼第9試合 スーパーファイト K-1ウェルター級 3分3R延長1R
〇安保瑠輝也(team ALL-WIN/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
KO 1R 0分53秒 ※3ノックダウン
×幸輝(インタージム/初代九州プロキックボクシングスーパー・ウェルター級王者)


 安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代王座に就いた。12月28日にはゲーオを相手に初防衛戦を行い、またも延長戦の末に判定勝ち。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。今回からウェルター級に階級を上げ、これが再起戦となる。19勝(9KO)5敗。


 幸輝は沖縄のTENKAICHIで活躍するキックボクサーで、昨年10月には新日本キックボクシング協会に参戦。リカルド・ブラボにTKO負けを喫している。4月のKrushに初参戦すると、FUMIYAを1R2分7秒、打った幸輝が勢いで前へ倒れるほどの強烈な右ストレートでKO勝ち。この試合のニュースがYahoo!総合ランキングで2位になったほどの衝撃KO劇だった。


 1R、安保の右ローからスタート。幸輝は右ストレートで前へ出て、安保がバランスを崩して転倒。幸輝がさらに前へ出ようとすると安保がジャブからの右ストレートを打ち抜いてダウンを奪う。


 さらに安保は右フックからの左フックで2度目のダウンを追加すると、最後は二段蹴りを見せての左三日月蹴りをグサリ。3度目のダウンを奪い、1Rわずか53秒での秒殺KO劇を演じて見せた。


 マイクを持った安保は「山崎選手の敗戦から復帰戦で、幸輝選手は自分が勝って当然と言われていたのでプレッシャーがあったんですが、1Rで倒せてほっとしています。K-1ウェルター級のベルトは空位ですが、日本人も外国人も華のない選手ばかりなのでウェルター級のベルトは俺が獲ります」と、2階級制覇を宣言した。

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