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2021年6月5日(日本時間6日)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて「UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Sakai」が開催された。
UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Sakai
現地時間2021年6月5日(土)、日本時間6日(日)
米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
【メインイベント】
▼ヘビー級 5分5R
〇ジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)254lbs/115.21kg 12勝2敗(UFC6勝2敗)
[1R 4分59秒 TKO] ※パウンド
×アウグスト・サカイ(ブラジル)255.5lbs/115.89kg 15勝3敗(UFC4勝2敗)
メインのヘビー級戦。前日計量では、6位のジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)が254ポンド(115.21kg)で計量、対する9位のアウグスト・サカイ(ブラジル)が255.5ポンド(115.89kg)で計量をパスしている。
両者ともに再起戦。11勝2敗(UFC5勝2敗)のホーゼンストライクは、2020年7月のUFNでシリル・ガーヌに判定負けして以来の試合。対する15勝2敗(UFC4勝1敗)のサカイは、2020年9月のUFNでアリスター・オーフレイムに5R TKO負けして以来の試合となる。
2018年5月のRIZIN.10でスプリット判定勝利後、2019年2月のUFCデビューから4試合連続KO勝利で、5戦目に現王者フランシス・ガヌーにKO負けしたホーゼンストライク。サカイもまたUFCデビューから4連勝しながらも、5戦目のオーフレイム戦で黒星を喫している。どちらが、かつての勢いを取り戻すことが出来るか。
1R、サウスポー構えから入るサカイは先に前蹴り。じりじりと詰めるホーゼンストライクにオーソドックス構えに戻す。右カーフキックはサカイ。足を上げてチェックするホーゼンストライク。
ボディストレートを狙うホーゼンストライク。右回りのサカイはさらに右ロー。その蹴り足を掴んで右を打つホーゼンストライクが前に。それを左前蹴りで止めるサカイ。ホーゼンストライクの打ち終わりに右を狙う。
金網まで詰めて左を振るホーゼンストライク。右にサークリングして避けるサカイ。左のダブルの2発目でアゴが上がったサカイにホーゼンストライクは右をテンプルに振りダウン奪取。すぐにパウンドを追打し、レフェリーが間に入った。
ONE. PUNCH. POWER. 👊
— UFC (@ufc) June 6, 2021
🇸🇷 @JairRozenstruik with the finish right before the bell! #UFCVegas28 pic.twitter.com/EZ9gNiX63G
1R残り1秒。4分59秒でのTKO勝ちを決めたホーゼンストライクは復活の勝利。試合後の公式インタビューで、「前回の試合は最悪だった。最低のパフォーマンスだった。ボクシングや動きの面で多く取り組んできた。今日はそれが発揮できた。相手に当てたあのパンチも、3週間かけて磨いてきたもの。それがうまくいったから嬉しい。またすぐに戦えて満足だ。試合に負けると苦味が残るし、すぐに試合するチャンスがあれば嬉しいものだ。誇りに思っている。相手の試合をいくつか見て、下がりながら戦うのが好みじゃないことを知った。だから、新しいことを経験させてやろうと思って追いかけたんだ。気に入らなかったみたいだね。これで俺も前線復帰さ。みんなもこれを見たがっていたはず。2カ月か3カ月後に、誰か相手になってくれれば。俺はここにいる。自分より上の誰かとやりたい。あまり多くはいないけど、準備万端だ。タイトル戦線に返り咲きたい」と、再びヘビー級トップ5との対戦を望んだ。
◆ヘビー級ランキング
王者 フランシス・ガヌー(カメルーン)
1 スティペ・ミオシッチ(米国)
2 デリック・ルイス(米国)
3 シリル・ガーヌ(フランス)
4 カーティス・ブレイズ(米国)
5 アレクサンドル・ボルコフ(ロシア)
6 ジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)
#UFCVegas28 Official Result: Jairzinho Rozenstruik (@JairRozenstruik) defeats Augusto Sakai by TKO, Round 1, 4:59
— UFC News (@UFCNews) June 6, 2021