▼女子フライ級 5分3R
〇モンタナ・デ・ラ・ロサ(米国)126lbs/57.15kg 12勝6敗(UFC5勝2敗)
[2R 4分27秒 TKO] ※パウンド
×アリアネ・リプスキ(ブラジル)124.5lbs/56.47kg 13勝7敗(UFC2勝4敗)
1R、ともにオーソドックス構え。テイクダウンを警戒し遠間からワンツーのリプスキ。その打ち終わりに組んで両脇を差して小外がけテイクダウン。
ケージ中央で背中をつかせたデラロサだが、リプスキはハーフから腰を切りフルガードに。下からヒジを打つ。デラロサの右のヒジで左目尻から出血するリプスキ。腫れ上がりすぐに出血が多くなる。リプスキが下のままブザー。表情を変えずに立ち上がる。
2R、先に左右を打つリプスキ。しかし前ががりになったところにダブルレッグテイクダウンはデラロサ! 早々に下になったリプスキは金網際で外掛けで足をからめるも後ろを向いて回って外したデラロサがサイドに。
傷口に右エルボーを叩き落とすデラロサ。右で枕に巻き、リプスキに背中を着かせる。下からアームバーも体勢が悪いリプスキは腕を外されマウントに。デラロサは一気にパウンドのラッシュ! レフェリーが間に入った。
#UFCVegas28 Official Result: Montana De La Rosa (@MontanaMarie211) defeats Ariane Lipski by TKO, Round 2, 4:27
— UFC News (@UFCNews) June 5, 2021
2020年9月にヴィヴィアニに判定で敗れ、2月もマイラ・ブエノ・シウバにドローだったデラロサだが、1年4カ月ぶりの勝利に「ここしかないと思ってテイクダウンに行った。チームや夫のサポートにも感謝したい。家に戻って娘に会うのが楽しみ」と笑顔で語った。KSW4連勝からUFC入りしたシュートボクセのリプスキは、オクタゴンで2勝4敗となった。
Flyweights beware 🔥 @MontanaMarie211 is back in a big way. #UFCVegas28 pic.twitter.com/Pq5wgU3Wbv
— UFC (@ufc) June 5, 2021
◆デラロサ「アントニーナと戦った彼女の試合を見たから、グラウンドでは圧倒できると思っていた」
「最初のエルボーを打っていったときに彼女の目が見えた。その目を見たら、もうダメみたいだった。同じところに戻らないといけなかったけど、テイクダウンを強いていたわけじゃない。アントニーナと戦った彼女の試合を見たから、グラウンドでは彼女を圧倒できると思っていたけど、テイクダウンに固執していたわけじゃない。何発かパンチを打っていったら、プレッシャーをかけるタイプのファイターだからだろうけど、前に出てこようとしていたし、テイクダウンが狙える感じだったの。
今はもっと完全になってきている気がするし、自信もついてきている。試合に臨むときはいつも怖い。誰でもそうだと思うけどね。でも、プッシュし続けないといけない。またフィニッシュできて嬉しい。UFCの最初の3試合はフィニッシュしたけど、その後はずっと3ラウンドを戦ってきたから、それはいい気持ちじゃなかったわ」