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【UFC】元RIZINホーゼンストライクがサカイを1R残り1秒でTKO! ティブラがハリスに逆転勝ち、ATTポンジニッビオが佐藤天を下したバエザとの死闘を制す。元SEI☆ZAのタバタが緊急参戦もTKO負け

2021/06/06 05:06

▼女子フライ級 5分3R
〇マノン・フィオロ(フランス)125.5lbs/56.93kg 7勝1敗(UFC2勝0敗)
[2R 3分00秒 TKO]

×タバタ・ヒッチ(ブラジル)124.5lbs/56.47kg 5勝1敗(UFC0勝1敗)

 女子フライ級で、元SEI☆ZAのタバタ・ヒッチ(ブラジル/5勝0敗)が緊急参戦でオクタゴンデビュー。マリーナ・モロズ(ウクライナ)の代役として、マノン・フィオロ(フランス/6勝1敗・UFC1勝0敗)と対戦する。

 2021年4月のLFAでは女子ストロー級に参戦し、賭け率-2800というアンダードッグながらショワナ・オルンズビー(米国)を2R TKOに下すアップセットでLFA3連勝をマークし、今回のUFCデビューを決めたヒッチ。SEI☆ZA後は、パラゴン柔術に所属しマッケンジー・ダーンのトレーニングパートナーも務めるなど実力をつけ、MMAでは5勝無敗。

 対するフィオロも6連勝中で、うち5試合をTKO・KOでフィニッシュしている。前戦ではUFCデビュー戦のヴィクトリア・レオナルドをサウスポー構えから右ハイキックを効かせてのラッシュで2R TKO勝ちを収めており、リーチのある打撃のフィオロvs.組み技のヒッチの凌ぎ合いになりそうだ。

 SEI☆ZA出身のUFCファイターはユリア・ストリアレンコに続いて2人目。ストリアレンコはInvictaで勝利後、2020年8月のUFCデビュー戦で強豪ヤナ・クニツカヤに判定負けを喫しており、ヒッチは階級上ながらSEI☆ZA出身初のオクタゴンでの勝ち名乗りを受けることができるか。

 1R、緊急参戦の女子ストロー級のヒッチは今回はフライ級で参戦。身長差15cm。サウスポー構えから右前足の鋭いサイドキック、左ローも打ち込むフィオロ。さらに右の関節蹴りも狙う。右のダブル、インローも。体格で劣るヒッチは左回りからシングルレッグもすぐに離れる。

 左ハイ、さらにワンツーを打ち込むフィオロ。サイドステップで致命傷をもらわないヒッチだが、フィオロは左ストレート。ヒッチは右のダブルで飛び込むが遠い。圧力をかけるフィオロは3連打まで繋ぎ前に。近づいて逆に右の前蹴りを返すヒッチだが、フィオロはワンツー。シングルレッグをことごとく切られたヒッチは厳しい展開。

 2R、圧力をかけて右サイドキック、さらに右で差して自ら組みに行くフィオロ。ここは片ヒザを着きながら凌ぐヒッチ。ヒッチの右インローにジャブを返すフィオロ。蹴り足を取るヒッチだが倒せず。フィオロは右ストレートを当てて前に! ダウンしながらも立ち上がり後ろを向きながらも腕を掴むヒッチだが、剥がしたフィオロが右を当てると、レフェリーが間に入った。

 UFC2連勝を決めたフィオロは「タバタが試合を受けてくれて感謝している。最高の気分よ。彼女がテイクダウンを狙っていたのは分かっていたから、距離を取ってKOを狙うつもりだった。本当に嬉しい。試合に臨むときはKOを狙っている。チャンピオンになりたい。2試合で2回のKO勝利だから、トップ10かトップ15の相手とやれるはず。年内にまた戦いたいし、トップ15に入れるようにしたい」とコメント。階級上で緊急参戦したヒッチはほろ苦いオクタゴンデビュー。自身の階級での次戦を見据えることになる。

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