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【UFC】元RIZINホーゼンストライクがサカイを1R残り1秒でTKO! ティブラがハリスに逆転勝ち、ATTポンジニッビオが佐藤天を下したバエザとの死闘を制す。元SEI☆ZAのタバタが緊急参戦もTKO負け

2021/06/06 05:06

▼ミドル級 5分3R
〇グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)186lbs/84.37kg 10勝3敗(UFC1勝0敗)
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)186lbs/84.37kg 10勝2敗(UFC1勝2敗)

 ミドル級戦。2018年7月の「THE OUTSIDER 51」で高橋義生にKO勝ちしているトドロヴィッチ。「Serbian Battle Championship 19」「Contender Series 2019」など9戦無敗で、2020年にUFC入りしデクワン・タウンセンドにTKO勝ち。しかし、2戦目でプナヘレ・ソリアーノに1R KO負けで初黒星を喫した。

 ホドリゲスは、負傷欠場したマキ・ピトロの代役で今回オクタゴンデビュー。「Contender Series 2020」でジョーダン・ウイリアムズに1RKO負けも、LFAで2連勝。2021年5月にLFAミドル級王座に就いてのUFC参戦となる。

 1R、ともにオーソドックス構え。ワンツーの右を連続ヒットさせるホドリゲス。払い腰でテイクダウンもすぐに立つトドロビッチ。逆にダブルレッグも、小手に巻くホドリゲスが残す。

 2R、トドロビッチが打撃で前がかりになったところにカウンターのダブルレッグテイクダウン。立ち際にバックテイクするが、リフトしたところを着地したトドロビッチが正対。左右で飛び込んでいく。作り直してホドリゲスは右カーフキック。

 3R、後がないトドロビッチは詰めてヒザ蹴り、ボディ打ちも突き放すホドリゲス。ダブルレッグから足を持ち上げテイクダウン狙い。ここは足を抜くトドロビッチ。ジャブの差し合いも制し、右の蹴りまで繋ぐホドリゲス。トドロビッチは中に入りクリンチボクシングの右! しかし、手数を増やすホドリゲス。残り10秒で組みに行くトドロビッチだがホドリゲスも崩れずブザー。

 判定はショートノーティスで参戦したLFA王者のホドリゲスが3-0で勝利。オクタゴンの中で「大きな勝利だった。相手がタフなことは知っていた。3R戦い抜けることを証明できたのは良かった」と語った。

◆ホドリゲス「サンフォードMMAのみんな、ありがとう。時間をかけて、成長していきたい」

「夢がかなったよ。長い旅路だったし、ここに来られたことはとても大きい。というのも、両親がこの夢をかなえるためにすべてを与えてくれたから。自分のために必死に頑張ってくれる人がたくさんいて、妻は特にそう。サンフォードMMAのみんなにありがとうと伝えたい。彼らのおかげでオクタゴンでもいい感じでいられたし、この素晴らしい勝利も手に入れられた。

 ドゥスコはタフなファイターだ。彼と戦えてうれしい。いい試合だったな。UFCで3ラウンドを戦えて本当に満足しているし、デビューを果たせて最高の気分だ。ドゥスコはいいアゴを持ったタフなファイター。ハードヒッターだし、俺のカウンターも受けていた。最高の試合だったと思う。ボクシングな試合がしたかったけど、こういう試合も覚悟していた。勝ったんだからね。それが一番大事だ。100%、今回の試合に集中してきた。UFCが何をオファーしてくれるのかとか、そういうのは気にしていなかった。この経験を得るためにここにいるんだし、成長するために基盤を築きたい。UFCのミドル級はタフなファイターがたくさんいる。時間をかけて、成長していきたい」

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