▼ミドル級 5分3R
〇ロマン・ドリーゼ(ジョージア)186lbs/84.37kg 9勝1敗(UFC3勝1敗)
[判定3-0] ※30-27×3
×ラウレアノ・スタロポリ(アルゼンチン)185lbs/83.91kg 9勝4敗(UFC2勝3敗)
ライトヘビー級からミドル級に転向したドリーゼ。元プロサッカー選手(ゴールキーパー)で、WWFCなどで2つのヒールフックでの一本勝ちを含むMMA6戦全フィニッシュ勝利でUFCと契約。
2020年7月のUFCデビュー戦はハディス・イブラギモフに1R KO勝ち、2戦目はスプリット判定勝ちも、ミドル級に落とした2021年3月のトレヴィン・ジャイルス戦で判定負けとなっている。
対するスタロポリはウェルター級で体重超過し、今回からミドル級に転向。2018年11月のUFCデビュー戦でヘクター・アルダナに判定勝ち、続くチアゴ・アウベス戦でも判定勝ちしたが、そこからムスリム・サリコフ、ティム・ミーンズに判定負けで2連敗中だ。シュートボクセ所属。
1R、ともにオーソドックス構え。スタロポリの打撃に付き合わずにダブルレッグからバックテイクするドリーゼ。立ち上がり正対を試みるスタロポリをバックコントロールからボディロックテイクダウン。スタロポリもすぐに立ち上がるが、ドリーゼはボディロックしたまま離れ際に右ヒジを振る。
#UFCVegas28 Official Result: Roman Dolidze (@RomanDolidzeUFC 30-27, 30-27, 30-27) defeats Laureano Staropoli
— UFC News (@UFCNews) June 6, 2021
2R、スイッチしたスタロポリにすぐにダブルレッグから押し込み崩しを狙う。正対して離れるスタロポリはワンツーから左ハイも尻餅。立ち上がると打撃勝負を望むが、ドリーゼはダブルレッグテイクダウン! 立ち上がるスタロポリは金網沿いに歩き正対するが、ドリーゼは両脇を差し上げる。しかし、ここで崩したスタロポリが上になるも、ドリーゼは足関節へ。すぐに足を抜くスタロポリがハイキックで攻めたところでブザー。
In complete control 🤼♂️
— UFC (@ufc) June 6, 2021
🇬🇪 @RomanDolidzeUFC was always in position to secure the win. #UFCVegas28 pic.twitter.com/4lkHJmhCLo
3R、組みのあるドリーゼになかなか踏み込めないスタロポリ。ワンツーもその打ち終わりにボディロックで組むドリーゼ。クラッチを外した瞬間にがぶるスタロポリだが、なおもドリーゼはボディロック。しかし、そこから崩したのはスタロポリ! 足関節狙いのドリーゼに付き合わない。なおも詰めてボディロックからバックテイク。背後からヒザ、離れ際に右を振るドリーゼ。
判定は組みでドミネートしたドリーゼが30-27×3で勝利。3月のキャリア初黒星から慎重な試合運びで復活を遂げたドリーゼは、「相手が優れたストライカーなのは分かっていた。顔には当てられたくなかったんだ。家族がベガスに来てくれていて、顔に怪我を負いたくなかったからね。スマートに戦おうとした。相手に何ができるかも何を持っているかも分かっていた。俺にしてみれば、すべてはゲームプラン。勝てて嬉しいけど、もっと打撃でショーを見せられたらよかった。次こそ」と、抱負を語った。