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【修斗】たておが青井太一とドローで環太平洋フェザー級王座防衛「世界王座が気になります」、藤田ムネノリが人見礼王に一本勝ちで涙の4連勝、計量ミスの上原平が澤江優侍に一本勝ち、安海健人が階級上げたデイネッシュに判定勝ち

2026/02/28 17:02
 2026年2月28日(土)“不夜城”新宿歌舞伎町を舞台にした「SHOOTO GIG TOKYO」新宿FACE大会(ツイキャス配信)が40回目を迎えた。  そんなメモリアルな大会のメインを飾ったのは25年の9月に悲願の環太平洋王者に輝いたたてお(ELEVEN)と、5月に石原夜叉坊を1R KOに下した“ベビーフェイスアサシン”青井太一(心技舘)の2人。環太平洋王座戦が組まれた。 ▼環太平洋フェザー級チャンピオンシップ 5分3R△たてお(ELEVEN)王者・初防衛戦[判定1-0] ※29-28, 28-28×2△青井太一(心技舘)挑戦者・同級2位 [ジャッジ]片岡 誠人28-28 (1R 9-10/2R 10-8/3R 9-10)福田 正人28-28 (1R 9-10/2R 10-8/3R 9-10)石川 喬也 29-28 (1R 9-10/2R 10-8/3R 10-9)  今回が二度目の挑戦となる青井は前回上原平に挑戦したが2-1のスプリットデシジョンで惜敗。しかし。すぐさま復帰戦を行い元UFCファイターの石原“夜叉坊”暉仁と対戦し、KO勝利をおさめ再び挑戦権を獲得した。  一方、たておは当時王者だった上原平と対戦し。こちらはスプリットデシジョンで勝利。悲願のタイトル奪取となり。今回初防衛をむかえることになった。  グランドワークを得意とするが殴りあいも辞さない王者たておだけに打ち合いを望む青井との一戦はどの様に展開になるのか。新宿FACEを大いに盛り上げてくれそうなチャンピオンシップだ。  1R、たておが中央に出て左ジャブ。青井は右ストレートの踏み込みを届かせる。続く右はバックステップでかわしたたてお。青井の左前手フックをかわして組んだたてお。バッククリンチに。回して崩すたておにコーナーに戻ろうとする青井。バックから左足をかけに行くたておから離れる。  青井は右ストレートを強振も空振り。クリンチして左アッパーを狙うたておから離れて、右スピニングバックフィスト! ダウンしたておに、パウンド連打。下から足を手繰るたておは立ち上がるも、追う青井は右ストレート。被弾したたておは後退、組みつこうとするが、青井は左もヒット。ワンツーでロープに詰めるが、たておはダブルレッグテイクダウン。  背中見せて立とうとする青井のバックに回り、右足をかけて青井を仰向けにさせてチョークを狙うが、青井は腰をずらして正対して立ち上がり。  大きな右を空振りしてスリップした青井。そのバックに回ったたておは両足フックも、ヒザを立てた青井。亀で足をかけさせずに前に落としてスタンドに。たておはすでに顔面を赤く腫れあがらせる。  たておの入りに右アッパーを突き上げた青井だが、もらいながら組みつき、コーナーでバックについて引いて倒したたておがバックマウントからパウンドでゴング。  2R、たておにドクターチェック。再開。前に出るたてお、青井は右回りでさばいて、たておの入り際に右アッパーを突く。左フックの青井を追うたておに少し背を向けて誘い込んでまたもバックフィスト!  体勢を崩したたておだが、前に出て左フックのダブルで詰めてダブルレッグからバッククリンチに。背後のボディロックから支え釣り込み足の形で崩して両手をマットに着かせると、亀になった青井に足をかける。  横に崩したたてお。青井は正対して半身でニーシールド。フルガードにすると、たておはハーフから右ヒザ上を両足で三角でロックして背中を着かせて細かい左のパウンド。青井のブリッジに合わせてたておがマウントを奪取。右ヒジを落としてパウンド。亀になり、仰向けにもなって逃れる青井だが、たておはマウントから左右連打! 青井はシザースを狙い半身で動く。  3R、たておが左前手フックも空振り。その入りに左を狙う青井。間合いを潰して中に入っていくたてお。またも左フックだが、かわす青井。左ジャブで詰めるたておにコーナーから出る青井は、たておの前進に青井は左フックも、それをダックでかわして右で差して組むたてお。バッククリンチから前方に崩して亀の青井に足をかけようとするが、青井は前転して足をかけさせずに胸を合わせる。  詰めるたておに右ストレートをヒットさせた青井。しかし下がらないたておは、左ジャブのダブル。青井も左を返すが、近い距離で戦うたておはダブルレッグからボディロックテイクダウン。亀から立った青井。左フックを当てるが、被弾したたておも左フックを返す。  前に出るたておに右アッパーの青井は空振り。しかし左フックから右をヒットも青井に打ち抜く力が足りない。左ジャブの刺し合いから右の打ち下しでたておを崩した青井。続くバックフィスト、左フックは空ぶりで青井も軸がブレる厳しい時間帯。  たておのジャブをかわして右を当てる青井だが、すぐにたても右を返すと、回る青井に詰めるのはたてお。青井の右アッパーをかわして右ストレートのたてお。互いに右を当てるが前に出るたておは、残り50秒でダブルレッグ。差し上げた青井に、右から首相撲ヒザのたておは、コーナーに押し込んでダブルレッグテイクダウン! そのままヒザを越えてマウントになってパウンド。コーナー下で左右を連打してゴング。   判定は1者が29-27でたておを支持も、2者が28-28ドロー。たておがドロー防衛を果たした。 試合後、たておは「恥ずかしながらドローで、青井選手、総合的に強くてやりたいことできず……ただ、防衛は果たしました。結果がすべて。世界の、SASUKE(PFL参戦)くんのフェザー級王座が気になります。何かあればすぐに出れます」と語った。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R×人見礼王(修斗GYM東京)[2R 3分21秒 リアネイキドチョーク]〇藤田ムネノリ(SUBMIT MMA)  更に最激戦区バンタム級からは元世界ランカーの人見礼王(修斗GYM東京)が約1年振りに戦線復帰を果たす。  人見は24年9月に野瀬翔平に一本負け後、25年1月に清水俊一とドロー。  対する「いつも明るく元気が一番!」の藤田ムネノリ(SUBMIT MMA)は、25年3月に塚本竜馬をリアネイキドチョークで極めると、9月のTTFで千種純平に判定勝ち。さらに11月の前戦で一條貴洋に判定勝ちで3連勝中と波に乗る。   1R、藤田は序盤から組んで組んで崩すが、スクランブルする人見も小手で崩して立ち上がり。サウスポー構えの人見の左でバランス崩した藤田だが、なおもダブルレッグで組んでバックへ。前に落とした人見。すぐに詰める藤田。  2R、右を当てた藤田がダブルレッグでテイクダウン。腰抱き左でパウンド。ハーフからスタミナ苦しい人見に背中を着かせてパウンド、背中を向けた人見にリアネイキドチョークを極めた。  一本勝ちで号泣の藤田は「人見選手、4年前に負けたときから君を意識してきました。4年前の雪辱をはらしました。修斗関係者の皆さん、僕を世界ランカーと戦わせてください。僕はこれからも止まらずに無限に動き続けます!」と咆哮した。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム)※体重超過[3R 1分32秒 リアネイキドチョーク]×澤江優侍(フリー)※赤:上原が計量結果66.1kgから体重を落とすことできず、青:澤江が試合を希望した為、契約体重を66.1kgに変えて試合を実施。なお体重オーバーした赤:上原は毎ラウンド減点1。  メインに登場するたておにベルトを開け渡す形となった前王者・上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)の再起戦が同大会にラインナップされた。10月新宿大会で井口雅仁を相手に豪快なKO勝利を飾った澤江優侍(フリー)と激突する。   1R、左右を独特のリズムで突く澤江に、上原はダブルレッグテイクダウン。その都度、澤江は足関節、バック狙いから立ち上がる。  2R、組みの動きから右を突き、組んでボディロックで投げる上原を潰してトップ、バックマウントを奪う澤江。前に落とした上原が左右からクリンチボクシング。  3R、先に出る上原に回って打つ澤江。ロープに詰まるとダブルレッグも切った上原がバックに。足かけパームトゥパームから最後はリアネイキドチョークで澤江を失神させた。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇安海健人(ALMA FIGHT BASE)[判定3-0] ※30-27×3×ネイン・デイネッシュ(MASTER JAPAN FUKUOKA)  ライト級からは世界ランカー・安海健人(ALMA FIGHT BASE)が久々の登場。今回から心機一転、階級と所属を変えたネイン・デイネッシュ(MASTER JAPAN FUKUOKA)と対戦する。  2022年の修斗ライト級新人王の安海は、23年6月のRIZINで渡辺トシキのヒザ十字、GRACHANで植田豊に敗れたものの、修斗で山下康一朗、結城大樹とドロー。25年11月の前戦GRACHANで能登崇に一本勝ち。  23年フェザー級新人王のデイネッシュは23年8月のプロデビューから健太 エスペランサ、青井太一、松浦真実也、諸石一砂を相手に4連勝も、24年7月にTOMAに2R KO負け。25年11月の前戦で島村裕を2R TKOに下している。  1R、ともにオーソドックス構え。圧力かけるデイネッシュに安海は前蹴り、ロー。右を振るデイネッシュに安海はダブルレッグを混ぜて組んで払い腰テイクダウン。Vクロスを狙うがインバーテッドになって足かけ立つデイネッシュ。  右を突くデイネッシュは首相撲ヒザ、またも首抱えテイクダウンの安海。右腕を狙うがヒジを戻したデイネッシュが立ち上がり。  2R、ジャブ、右アッパーのデイネッシュに右オーバーハンドの安海。左ミドルを当てるデイネッシュに安海は右オーバーハンドを突いてバックフィストも、組んだデイネッシュは首相撲ヒザを連打で突く。  3R、右を振って苗に出るデイネッシュにボディロックテイクダウンの安海。サイドから袈裟固め、Vクロスを狙う。残り1分強で首抜いたデイネッシュは前に出るが手が出ない。安海はワンツー、さらにバックフィストで前に。  判定3-0(30-27×3)で安海が勝利した。デイネッシュはライト級で白星ならず。 [nextpage] ▼バンタム級 5分2R×御前昂史(パラエストラ小岩)[判定0-3] ※18-20×3〇武田勇輝(MASTER JAPAN TOKYO)  御前は、菊西拓馬、福元大貴にKO負けからの再起戦。  武田はGRACHANで高橋風我にTKO勝ち後、POUNDOUTで松井涼の肩固めに一本負けしたが、25年8月に小松原翔太に1R TKO勝ち。11月のGRACHAN前戦で田岡桂萌に判定負け。  試合は、先手の武田の左右の蹴りから左差しで押し込み。コーナー背にヒザ突く御前は左を返す。2Rに首投げテイクダウンも、首抜きかける武田がトップ奪いマウントから鉄槌。判定3-0(20-18×3)で勝利した。 [nextpage] ▼バンタム級 5分2R×一條貴洋(ストライプル南相馬Play ground)[判定0-3] ※18-20×2, 17-20〇関根 累(ROOTS)  ベテランの一條貴洋(ストライプル南相馬Play ground)は、関根累(ROOTS)と互いに連敗を脱出を賭けて対戦。  1R、一條の組みにサウスポー構えから左ストレート、カウンターのヒザを突く関根。がぶる関根に足手繰りトップの一條にギロチンチョーク狙いも頭抜く一條。クローズドから立ち上がり、ワンツーから左ミドルを効かせる関根がパウンドもゴング。  2R、ダブルレッグに入る一條にスプロールする関根。離れて左ミドルの関根に一條は鼻血。さらにテイクダウンに入る一條にカウンターの左を当てた関根! しかしそのまま一條はテイクダウン。蹴り上げから立つ関根。左で攻めると最後は自らテイクダウンに入ってゴング。  判定3-0(20-18×2, 20-17)で打撃を効かせた関根が勝利。 [nextpage] ▼フライ級 5分2R〇志賀竜太郎(TEAM SALT)※恐山陸奥太郎 改め[判定2-0] ※20-18×2, 19-19×蓮池勇太(飛翔塾)  ベテランの恐山陸奥太郎が本名の志賀竜太郎(TEAM SALT)に改名して参戦。1.18に対戦相手の怪我で試合が流れた蓮池勇太(飛翔塾)と激突する。  志賀は25年11月の前戦で岡田嵐士に判定負け。蓮池は8月にふじい☆ペリーに2R TKO勝ち。その他に今回デビュー戦を迎える3選手など、これからトップを目指す選手達が全国各地から集結。  1R、ともにサウスポー構え。志賀の左にダウンした蓮池に、組んだ志賀だが蓮池がスクランブルからバックに。腰をずらした志賀に蓮池は足たぐり内ヒール狙いもヒザ抜きトップ取る志賀。  2R、左オーバーハンド、バックブローの志賀に蓮池は前蹴り。ダブルレッグでコーナーに押し込みテイクダウンの志賀。バック奪い両足フック。背後からパンチの志賀。リアネイキドチョークを狙うもゴング。 [nextpage] ▼フェザー級 5分2R〇齋藤 優(無所属)[1R 4分44秒 腕十字]×小川龍斗(RISING SUN)※プロデビュー戦 1R、齋藤の組みに小川は離れ際に左右をまとめるが、組んでテイクダウンの齋藤。下の小川はオモプラッタ。腕抜いた齋藤はバックに。リアネイキドチョーク狙いから腕十字を極めた。 [nextpage] ▼ストロー級 5分2R△加藤皓己(ROOTS)[判定1-1] ※20-18, 18-20, 19-19△黒瀬恭平(MASTER JAPAN YAMAGUCHI UBE)   1R、組む黒瀬の差しに、体を入れ替えた加藤が離れてスタンド、左右で詰める。  2R、ワンツーで詰める加藤に、黒瀬は組んで両差しも、差し返して四つの加藤が押し込み。ブレーク。先に打撃で前に出る黒瀬は両差しヒザを突くが、体を入れ替えた加藤。  互いに四つで倒れず。残り30秒で崩した黒瀬がすぐにバックにつこうとするが、スクランブルの加藤が立ち上がりコーナーに詰めて左右連打でゴング。判定は1-1の痛み分けドローに。 [nextpage] ▼フライ級 5分2R×堤 成矢(MASTER JAPAN FUKUOKA)※プロデビュー戦[1R 0分13秒 KO] ※左ストレート〇宇佐美泰生(修斗GYM東京)※プロデビュー戦 1R、跳び蹴りで前に出る宇佐美がコーナーに詰めて左ストレート一閃!
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