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レポート

【K-1】トーナメントは黒田斗真が壬生狼一輝を31秒KOで優勝、林健太が大逆転KO勝ち、MIOが菅原美優を判定に降す、西元也史がMOMOTAROを一撃KO

2021/05/30 11:05

▼第10試合 K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・準決勝戦(1) 3分3R延長1R
×大村修輝(POWER OF DREAM/K-1甲子園2020 -55kg準優勝)
判定0-3 ※9-10×3
〇壬生狼一輝(力道場静岡/第7代Krushバンタム級王者)
※壬生狼が決勝戦へ進出。本戦の判定は30-30×3。


 準決勝第1試合は、1回戦で萩原秀斗を延長戦の末に降した大村と、野田蒼を判定2-1で降した壬生狼の対戦。


 1R、壬生狼はサウスポーの大村に左ロー、右インローを放っていく。そのローに左ミドルを合わせる大村。壬生狼が徐々にプレスを強め、左右フックをガードの上からでも叩きつける。大村はカウンターをとるが壬生狼は下がらず連打を繰り出す。大村は1回戦に続き、両足を素早く前後に入れ替え構えを左右にスイッチして挑発する。


 2R、壬生狼は右ミドルを多用し、大村が右フック、右ストレートを当てに行く。壬生狼は前に来る大村を右ストレートで迎え撃つ。壬生朗が左右ボディからの右ストレートを皮切りに攻撃をまとめる。大村はクリンチ。大村は下がりながらも内廻し蹴りを繰り出す。


 3R、大村は右足を上げて蹴りのフェイント。壬生狼はこれを相手にせず、左右ボディから右ストレートにつなぐ。壬生狼の攻撃を回り込んでかわす大村。このラウンドはオーソドックスに構える。大村は打ち合いで右フックを強打、壬生狼も打ち合う。右フックを叩き込む壬生狼に大村は後ろ蹴りで対抗するが、壬生狼は左右フックを出しながら前へ出る。最後は両者足を止めてフックの打ち合い、大村が有効打。


 延長Rも前に出るのは壬生狼。大村はジャンプしての左右ヒザを多用、出入り早く、自分の攻撃をまとめると壬生狼が打ち返す前に離れる。壬生狼はボディへの連打から左右フックにつなげる。手をグルグル回して余裕をアピールする大村。大村の左フックがビッグヒットし、残り1秒で両者足を止めての打ち合い。ここで大村が大振り、壬生狼がストレートでヒットを奪う。

 判定は3-0で壬生狼が勝利。驚異のルーキー・大村を振り切った。

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