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レポート

【K-1】トーナメントは黒田斗真が壬生狼一輝を31秒KOで優勝、林健太が大逆転KO勝ち、MIOが菅原美優を判定に降す、西元也史がMOMOTAROを一撃KO

2021/05/30 11:05

▼第4試合 K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・1回戦(4) 3分3R延長1R
〇黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
KO 2R 2分10秒 ※左飛びヒザ蹴り
×池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg王者)
※黒田が準決勝へ進出。


 黒田は小学3年生で少林寺拳法を学び、その後キックボクシングを始める。しかし次第にドロップアウトし、格闘技から離れていた時期もあったが、兄・勇斗からの『お前と一緒に格闘技をやりたい』という手紙をきっかけに再び格闘技の道へ。2020年10月からスタートした第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントでは1回戦で多久田和馬に勝利。準決勝では吉岡ビギンに敗れるもハイレベルな攻防を繰り広げたサウスポー。戦績は4勝(2KO)2敗1分。

 池田は幼稚園で空手を始め、中学からは陸上部にも所属。一時は空手の練習から足が遠のき、大学入学後に「飲んだくれて遊んでいた」日々を過ごしていたが、一念発起してReBORN経堂に入門。アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2020年10月の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント一回戦では吉岡ビギンと延長までもつれる接戦を演じた。同年12月のKrush後楽園大会で鵜澤悠也を下すと、2021年3月のK-1で倉田永輝にKO勝利。戦績は4勝(2KO)2敗。


 1R、池田はサウスポーの黒田に右ミドル、右ボディストレート。黒田は飛びヒザを多用するが、そのたびに転倒する。しかし、池田が前蹴りを蹴ったところで黒田がカウンターの左ストレート。片足立ちの池田にタイミングよく決まって池田が尻もちをつき、ダウンがコールされた。


 2R、前に出る池田に黒田は下がって回り込みながらジャブを打つ。逆転を狙って攻めの姿勢を見せる池田だったが、それまで下がっていた黒田が意表を突く左飛びヒザ蹴り。完全に意表を突かれた池田はバッタリと倒れ、即座に黒田のKO勝ちが宣せられた。

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