▼第1試合 K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・1回戦(1) 3分3R延長1R
×萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
延長R 判定1-2 ※10-9、9-10、9-10
〇大村修輝(POWER OF DREAM/K-1甲子園2020 -55kg準優勝)
※大村が準決勝に進出。本戦の判定は29-30、29-29、30-30
萩原は2018年からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年1月の『Krush.97』ではKrushバンタム級王座決定戦に出場。昨年の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントではベスト4まで勝ち進んだ実績を残している。橋本実生の欠場を受けて、急遽の出場となった。
大村は小学5年生でキックボクシングを始め、元K-1王者の武居由樹・江川優生らを育てた古川誠一会長のPOWER OF DREAMで練習を重ねる。キッズ・ジュニア時代から数多くのアマチュア大会に出場し、第11回「K-1アマチュア」ジュニアトーナメント優勝&MVP。2020年のK-1甲子園-55kgトーナメント決勝では野田蒼に敗れるも準優勝。今回がデビュー戦ながら大抜擢された名門POWER OF DREAM注目の秘密兵器。
1R、サウスポーの大村に右ミドルを蹴っていく萩原。軽快なステップを踏む大村は右ロー、左インローを多用。互いに相手のミドルの蹴り終わりを狙ってパンチを放つ。
2R、大村は足を前後に素早く入れ替え構えも左右に変えるパフォーマンス。右カーフでは萩原が転倒する。大村は萩原の手が止まると前足へのロー、蹴り上げを見せて威嚇。
3R、萩原のパンチをウィービングでかわす大村。萩原はボディを叩くが、大村がすぐに左を打ち返してくる。軽快なステップで回り込みながら右フックを打つ大村。前に出て攻める萩原に大村はロー、ミドル、左フックを合わせる。
ジャッジ1名が大村を支持したが、2名はドローで延長戦に突入。右の三日月を蹴る萩原に大村は前蹴り。前に出る萩原に大村は下がりながらブロックを固めてカウンター狙い。前へ出て手数が多いのは萩原だが、大村も強い左ボディを打つ。アグレッシブ&手数の萩原か、有効打の大村か難しい判定となったが、大村が判定2-1でデビュー戦勝利を収めた。