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レポート

【K-1】トーナメントは黒田斗真が壬生狼一輝を31秒KOで優勝、林健太が大逆転KO勝ち、MIOが菅原美優を判定に降す、西元也史がMOMOTAROを一撃KO

2021/05/30 11:05

▼第12試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×MOMOTARO(OGUNI-GYM)
KO 2R 2分50秒 ※左フック
〇西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)


 MOMOTAROは2010年10月にNJKFでプロデビューし、2014年11月にNJKFフェザー級王座に就く。2015年9月には10連勝でWBCムエタイ日本統一王者になると、2016年4月にはWBCムエタイ米国フェザー級王者にも完勝。タイ、中国でも試合を重ね、2017年6月にはWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得。


 2019年には『ONE Championship』と契約し、3月のONE初参戦でケニー・ズィー(中国)に判定勝ちも、4月に元ルンピニー3階級王者ルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)に判定負け。しかし、9月のシントンノーイ・ポーティラックン(タイ)との試合では、41秒KO勝ちの番狂わせを起こした。2020年1月にはONEでペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)に判定2-0で敗れ、12月のONEではボルター・ゴンサルベス(ブラジル)にTKO勝ち。ONEでの戦績を3勝2敗としていた。3月27日にK-1参戦を発表。戦績は32勝(8KO)11敗1分。


 西元は伝統派空手をバックボーンに持ち、2019年9月大会からKrushに初参戦。友尊をハイキックでKOするインパクト大のKrushデビューを飾ったが、1朝久泰央、松本涼雅、TETSUに泥沼の3連敗。しかし、2021年3月のKrushでSATORU成合をKOし、連敗から脱出した。戦績は10勝(10KO)6敗2分。

 1R、MOMOTAROは右に左にと構えを変え、ハイキック、前蹴りを放っていく。西元はじりじりと前へ出て右フックを放つ。前へ出てくる西元を左右フックで迎え撃つ。サウスポーで西元が来るのを待ち、左ストレートと右フックを合わせに行くMOMOTARO。


 2Rもじりじりと前へ出るのは西元。MOMOTAROにロープを背負わせると左右フックを繰り出すが、MOMOTAROもすぐに攻撃を返す。細かくパンチ、蹴りを出して西元から離れていくMOMOTARO。しかし、西元が右ストレートでMOMOTAROをコーナーへ詰めての左フックが炸裂。前のめりに倒れたMOMOTAROを見てレフェリーが即ストップした。


 マイクを持った西元は「どうすか、俺の試合。これがK-1のレベルやろ、K-1なめんな」と勝ち誇った。

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