▼第3試合 K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・1回戦(3) 3分3R延長1R
〇松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg王者)
判定3-0 ※30-28×3
×鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス/DREAM KHAOSバンタム級トーナメント優勝)
※松本が準決勝へ進出。
松本は幼少期に空手とサッカーを始め、中学時代は空手、高校時代はサッカーに専念。大学ではキックボクシング部に入部し、大学2年時にK-1カレッジ2018で優勝を果たすなどアマチュア大会で実績を残す。2019年、ABEMAの『格闘代理戦争』に出演し、同年9月にプロデビュー。橋本実生に連勝、多久田和馬にKO勝ちと勢いに乗っていたが練習中の脳内出血により長期欠場。2021年1月に約10カ月ぶりの復帰を果たしたが、壬生狼一輝に敗れて初黒星。戦績は3勝(1KO)1敗。
鵜澤は小学5年生でボクシングを始め、アマチュアボクシングの強豪校で知られる習志野高校・東洋大学で活躍する。キックボクシング転向後は第27回K-1アマチュア・チャレンジAクラスで優勝。2019年にABEMAの「格闘代理戦争」に出演し“ビッグマウス”として注目を集める。2020年2月にKHAOSでプロデビューし、同年9月のKHAOSで行われたワンデートーナメント「DREAM KHAOS」では2連続KO勝利で優勝したサウスポー。前戦は2020年12月に池田幸司に敗れた。戦績は2勝(2KO)2敗。
1R、サウスピーの鵜澤は接近しての打ち合いに持ち込もうとするが、松本は蹴りを使い、接近するとヒザ蹴り。松本が左フック、右ローを上手くつなげる。松本のサウスポーからのワンツーがヒットし、一気にまとめにいく松本。鵜澤はスピードにまだ慣れていない様子。松本は右ミドルを2連発。
2R、鵜澤が前へ出てくるところに松本が左フックからの右ストレート。これがヒットすると一気にパンチをまとめる松本に鵜澤も打ち合うが、松本の有効打が目立つ。しかし、鵜澤が左ストレートからの右フックをヒットさせ、さらに左ストレートで追撃。被弾が増える松本はクリンチが多くなる。それでも右ストレートで鵜澤を仰け反らせ、右顔面前蹴りもヒット。
3R、前に出る松本が右ミドル2発から右ハイをヒットさせる。松本の右顔面前蹴りを直撃された鵜澤は腰が落ち、松本が一気にパンチをまとめる。打ち返す鵜澤だが松本の左フック、ヒザ蹴りをもらって苦しい展開。松本は胴廻し回転蹴り、後ろ蹴りと余裕を見せ、松本が判定3-0で準決勝へ進出した。