▼第7試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
×鈴木勇人 (K-1ジム五反田チームキングス/第7代Krushスーパー・ライト級王者)
TKO 3R 1分28秒 ※ドクターストップ
〇ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館/FIGHT DRAGON -70kg優勝)
鈴木は2016年12月にKrushでプロデビューすると、サウスポースタイルから繰り出す左ミドル&左ストレートを武器に頭角を現し、2019年1月にKrushスーパー・ライト級王座を獲得。2019年8月の初防衛戦ではK-1ファイターとして活躍していた左右田泰臣の挑戦を退けている。現王者・佐々木大蔵に2連敗を喫してタイトルを失ったが、7月大会でFUMIYAを初回KOに破って再起。10月のKrushでも松本篤人を激闘の末にKOし、12月のK-1では不可思とダウン応酬の激闘で場内を盛り上げたが最後は2Rでマットに沈んだ。
トファネリはMMAとキックボクシングの二刀流で、キックボクシングでは2018年5月の『RISE』で直樹に判定負け、2020年7月のRISEで原口健飛に敗れたが、中野椋太や麻原将平を鮮やかなバックスピンキックでKOしている。2020年11月のK-1に初参戦し、ウェルター級で野杁正明と対戦。ダウンを奪われて大差の判定負けを喫したが、タフさを見せつけた。今回はスーパーライト級に階級を落としてK-1での2戦目に臨む。
1R、サウスポーの鈴木。大きく構えて左ミドルを軸に攻める。トファネリは遠目から思い切ってパンチで飛び込む。さらに鈴木のミドルにはインローをカウンター。狙いはカーフか。トファネリは後ろ廻し、カカト落としをまぜ、かと思えばワンツーで打ち抜く。
2R、鈴木が得意のミドルから左のパンチ。トファネリは足払いのような右ローを多用。鈴木が左カウンターをヒット。トファネリも右ロー、パンチを返す。鈴木はヒザ蹴り、左ストレートから左ミドル。
3R、鈴木は左ミドル、パンチ。トファネリは右ストレート、ローを返していく。トファネリのパンチに鈴木はふんばり切れずに倒れてしまう。激しい消耗戦となった。鈴木は右目尻から激しく出血。ドクターチェック。傷が深く、なかなか血が止まらず、ドクターストップ。
トファネリはマイクを持つと「押忍! みなさん、ありがとうございました!今日、試合に勝ってとても嬉しいです。K-1で戦って、日に日に強くなります!」と日本語でアピールした。