▼第9試合 スーパーファイト -59kg契約 3分3R延長1R
×小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第2代Krushフェザー級王者)
延長R 判定2-1 ※9-10×2、10-9
〇篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)
※本戦の判定は30-29篠塚、30-30×2
小澤は空手とアマチュアボクシングをバックボーンに2014年6月のKrushでプロデビュー。11戦目で武尊の相手に抜擢され、乱闘騒ぎを起こすなど武尊に喧嘩を売って注目を浴びた。2016年8月には大岩龍矢を破り、第2代Krushフェザー級王座に就く。武尊には2016年11月の初代フェザー級王座決定トーナメント決勝戦で連敗を喫するもののライバルとして君臨。
しかし、西京春馬に連敗を喫して2戦目ではタイトルを奪われ、ジョージ・バレラ、芦澤竜誠にも敗れるなど大きく後退。覇家斗、鷹大に連勝して再び波に乗るかと思われたが、鷹大戦で左手拳を骨折し、2020年3月の約9カ月ぶりの復帰戦でもジャオスアヤイにTKO負けを喫した。今回は約1年ぶりの再起戦となる。戦績は14勝(7KO)8敗2分。
篠塚は今回がK-1初参戦。ボクシングでアマチュア時代にインターハイベスト8の戦績を残し、プロ転向後はA級ボクサーとして3勝(2KO)1敗の戦績。プロボクシングから2018年2月にキックボクシング転向し、TEAM TEPPEN所属として2018年2月にRISEでプロデビュー。2019年5月の森本”狂犬”義久戦は因縁の対決として話題となったが、延長戦の末に敗れた。2020年2月のRISEでの平野凌我戦(初回KO勝ち)以来、試合から遠ざかっていたが今回約1年ぶりに復帰。戦績は7勝(6KO) 2敗。
1R、篠塚のセコンドに平本蓮が付く。篠塚はプレッシャーを掛けてパンチ、小澤はキックで牽制。篠塚は踏み込みが速くてパンチが伸びる。さらに右ミドル。小澤のミドルは空振り。篠塚が詰めるところに小澤の前蹴りが金的へ。篠塚はミドルで距離に入り、頭を押さえるようにしてヒザ。小澤はローを返す。篠塚のパンチを小澤はガードしながらミドルを蹴ってこれがまたも金的に。しばし中断の後、篠塚はショートパンチの連打。ヒザからパンチのコンビネーションが速い。篠塚は右ミドルをヒット、小澤のキックは篠塚が難なくかわす。
2R、小澤が右ローを連打。篠塚は飛び膝蹴り。さらに篠塚は飛び膝蹴り、これを小澤は空中でキャッチしてリングに叩きつけるように回転。小澤は左ミドル。篠塚はパンチ。篠塚は蹴りで牽制してパンチ。小澤はロー。なおもローを放つと篠塚への三度目の金的。小澤に警告。再開、篠塚がパンチで攻める。小澤はバックブロー、篠塚はガードしてパンチ。篠塚が間合いを支配して自由に出入りして攻撃していくのに対して、小澤は攻撃が届かず、後手後手に回る。
3R、小澤のローに、篠塚はパンチ連打からヒザ。小澤はガードをかためて前に出るが、篠塚はパンチ、蹴る。クリンチが多く、頭が当たる場面が多くなる。小澤がボディへのヒザ。篠塚はジャブから飛び膝。小澤はクリンチで押し込む。二人、お互いを抱え込んでヒザを打って、ゴング。
延長R、篠塚はミドル、小澤は懐に飛び込む。篠塚はジャブ、小澤は左ミドル。篠塚はホールディングで警告を受ける。篠塚はパンチから飛び膝。小澤は左ミドルで飛び込む。篠塚は左ボディ、ヒザ。小澤はヒザ蹴り。この時、バッティングで試合は一時中断。再開。小澤は押し込んでヒザ、ボディ。篠塚も返してゴング。