▼第1試合 スーパーファイト -75kg契約 3分3R延長1R
〇神保克哉 (K-1ジム目黒TEAM TIGER/第4回K-1チャレンジAクラス -70kg優勝)
判定3-0 ※29-28、30-28×2
×ジュリオ・セザール・モリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/team Mori/S-BATLLEヘビー級王者)
神保はK-1アマチュアを経て2015年6月にKrushでプロデビュー。2019年6月にはKrushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーに挑戦したことも。2020年3月には「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」に抜擢されたが、1回戦敗退。11月の『スーパービッグバン』でBigbangスーパーウェルター級王者MIKE JOEに判定勝ちして再起を飾っている。戦績は9勝(4KO)6敗1分。
モリはブラジル・サンパウロ出身の日系ブラジル人ファイターで、ダニロ・ザノリニが代表を務めるブラジリアンタイに所属。日本国内の重量級戦線で活躍し、S-BATTLEヘビー級王者にも輝いた。重量級らしからぬスピードと回転力のあるコンビネーションを得意とする。戦績は9勝(6KO)5敗。
1R、神保は動いてパンチと蹴り。モリはパンチ主体に攻撃。神保のボディ攻めが有効。さらに右ローで森の足が流れる。モリはパンチからヒザ。神保のボディでモリの足が止まり、神保がパンチ連打を浴びせてゴング。
2R、モリがパンチ、ヒザで攻撃。モリは掴んでのヒザで注意を受ける。神保はパンチで前に出る。モリのワンツーに神保は左ボディ。モリが右アッパーで神保のアゴを跳ね上げる。神保はコーナーに詰めてパンチも、モリもコーナーを背負いながらアッパーを返す。
3R、モリはロー、アッパーで攻撃。神保は左右フックで攻めていくが、モリは必ず打ち返す。両者、スタミナは苦しそうだが最後まで打ち合い。神保がパンチ、右ハイで前に出てアグレッシブに攻め続けた。
判定は神保。前に出て、手数を出し続けたことをジャッジが支持した。
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▼プレリミナリーファイト第4試合 K-1フェザー級 3分3R
×水津空良(優弥道場)
KO 1R 1分19秒 ※左ヒザ蹴り
〇松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/K-1甲子園2020 -60kg優勝
両者サウスポー。1R、ローの蹴り合いで水津はカーフも蹴る。松山は右インロー。左ローを蹴って水津が足を上げてカットしたところで、一気に左右ストレートの連打から左ヒザをアゴに突き上げて一発KO勝ち。松山が期待のホープぶりを発揮して鮮烈なKO勝ちを飾った。松山はこれで2勝(2KO)無敗。
▼プレリミナリーファイト第3試合 -53kg契約 3分3R
〇池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
KO 2R 1分54秒 ※
×倉田永輝(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
倉田は前日計量で600gオーバー。1R減点1からのスタートとなる。また、池田がグローブハンデを拒否したため、双方8オンスグローブを使用。
1Rから池田が右カーフキックを狙い撃ち。蹴りを多用する。2Rに池田の右後ろ蹴りで倉田は一瞬動きが止まる。そこへ池田がボディをパンチ、ヒザで攻め、嫌がって下がったところへ右ストレート直撃。一発で倉田をマットに沈めた。
▼プレリミナリーファイト第2試合 -53kg契約 3分3R
〇峯 大樹(若獅子会館/RKSバンタム級王者)
KO 3R 1分19秒 ※左ストレート
×高橋享祐(戦-IKUSA-GYM)
1R序盤から高橋は右カーフキックを連発し、右ハイも放つ。高橋も負けじと右カーフを蹴り返す。高橋の右カーフで2度倒れた峯は、3度目でダウンをとられる。
しかし2R、峯はサウスポーに構えて接近し、ラッシュをかけてカーフを蹴らせない。右で高橋をグラつかせるも、右カーフを蹴られてこの試合2度目のダウン。それでもパンチで距離を詰めていく峯に高橋は疲労が見える。
3Rもパンチでラッシュをかけて前へ詰めていく峯は左フックでダウンを奪い返す。さらなるラッシュで高橋を一方的に攻め込み左ストレートで逆転KO勝ちを飾った。
▼プレリミナリーファイト第1試合 K-1スーパー・フェザー級 3分3R
△北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
ドロー 判定0-1 ※29-30、29-29、29-29
△赤田功輝(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
中村拓己プロデューサーが「大会の火付け役はこの試合だ」とオープニング一発目に組んだというこの一戦。
1R、サウスポーの赤田が前に出るが、北村が蹴りを上中下と蹴り分けて右ストレート、ヒザ蹴りも命中させる。しかし終盤、ロープに詰めた赤田が左フックと左ストレートを連続ヒット。
2Rは北村が前に出て右ミドルとヒザ蹴り、右ストレートでペースを握るが、赤田も左ストレートとヒザで応戦。ヒット数では完全に北田が上回り、多く被弾した赤田は疲労の色が濃い。
3R、赤田が前に出る北村に左を当てていく。左フック、左ストレートを連続被弾する北村だがそれでも前に出て右ストレート、ヒザで攻める。攻めに攻める北村と真っ向から受けて立つ赤田。判定は痛み分けのドローとなった。