撮影/小久保松直
K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~
2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター
▼第13試合 K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
×江川優生(POWER OF DREAM/王者)
延長R 判定2-1 ※9-10×2、10-9
〇椿原龍矢(月心会チーム侍/挑戦者)
※椿原が第4代王座に就く。江川は初防衛に失敗。本戦の判定は29-30椿原、29-29、30-30
江川は2013年10月に高校生でプロデビュー。高いボクシングスキルを武器に連勝を重ね、2019年1月にKrushフェザー級王座を奪取。6月には初防衛を果たし、11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントでは3試合連続初回KOで王座に就いた。「K-1 AWARDS 2019」ではMVPにも輝いている。怪我のため12月の武尊とのエキシビションマッチ以来試合から遠ざかり、2020年9月のK-1で椿原とノンタイトルマッチで復帰戦を行ったが、まさかの判定負け。今回はタイトルを懸けてのリベンジマッチに臨む。戦績は14勝(10KO)4敗1分。
椿原はK-1甲子園2017 -55kg王者。2020年7月にフェザー級に階級を上げ、その一戦目ではかつて江川に勝利した桝本翔也を左ハイキック一発でKO。そして前回は江川から番狂わせの勝利を奪い、今回タイトルマッチでの再戦となった。戦績は11勝(3KO)3敗1分。
1R、武居由樹がリング下で見守る。両者、動いてローで牽制。江川がプレッシャーを強めてボディ。江川が右ローからパンチ。椿原はジャブを突き、右ストレートを強振。江川が左フック。江川がプレッシャーを強めていく。椿原は右アッパーをヒット。江川は詰めて左フック。椿原はパンチを打ち返して回り込む。
2R、江川は左ローから。椿原は前蹴り、左ミドル。椿原はパンチからハイ。江川はミドル、ロー。椿原は右アッパー。江川は右ロー。椿原は左ハイ。椿原は前蹴り、足払いで崩す。江川はプレッシャーを掛けていくが、思うように詰められない。椿原はミドル、右フック。さらにヒザ。江川は前に出ているがなかなか手数が出ない。
3R、江川はロー、ミドル。椿原はスイッチも混ぜながら、左ハイ。ステップで絶えずポジションを変えて。椿原は左ハイ。江川はなかなかつかまえきれない。江川はジャブから右を狙うが、椿原は外す。江川のパンチ連打に、椿原は右フックをヒット。椿原はステップでまわって、蹴り、ヒザ。江川はパンチもクリーンヒットせず。ゴング。
延長R、江川はロー。椿原は右クロス。椿原はパンチ、前蹴り。江川はゆっくりと詰めて左フック。左右フック。椿原はパンチを放ちながらコーナーから脱出。江川は詰めていく。ロー。椿原は右フック。江川のローが椿原の金的へ。江川が詰めると、椿原は前蹴り、ワンツー。椿原はステップを使い、パンチをヒット。
チャンピオンベルトを巻いた椿原は「押忍。まずK’FESTAという大きな大会に出れて、タイトルが取れて、めちゃめちゃ嬉しかったです。僕の試合はつまらないっていう人もいるかもしれないですけど、これから色も華も付けていくんで。来週もK’FESTAあるんで、みなさん、あと一週間、楽しんでいってください!」と満面の笑顔でアピールした。