▼第10試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
〇卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPライト級王者&初代スーパー・フェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-29
×蓮實 光(パラエストラ栃木)
卜部は2009年3月にプロデビューし、K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japanトーナメントで準優勝。2015年1月にはトーナメントを制覇してK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級初代王座を獲得。2016年にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント優勝、2018年3月にはK-1 WORLD GPライト級王座を奪取して2階級制覇を達成した。
高度なディフェンステクニックとカウンターテクニックを持ち、国内外の名だたる強豪を次々と撃破。長くトップに君臨していたが、2019年3月に後輩でもある林健太に敗れ、ライト級王座を奪われた。2019年7月に再起戦を行うもジュー・シュアイにまさかの初回55秒KO負け。引退をにおわす発言もしていたが、2020年9月に約1年2カ月ぶりの復帰。篠原悠人を延長戦の末に振り切った。戦績は50勝(13KO)10敗。
蓮實は総合格闘家でもあり、Krushには2018年6月から参戦。パワーを活かしたファイトスタイルで4勝(2KO)2敗の戦績をマークし、2020年3月には東本央貴とダウンを奪い合う試合を演じてKO勝利。7月には大沢文也からも3度のダウンを奪ってKO勝ちしているハードパンチャーだが、12月大会では朝久泰央にKO負けを喫した。戦績は5勝(3KO)3敗。
1R、サウスポーの卜部。引き締まった体でキレのある蹴り、速い踏み込みからパンチを打てば、蓮實は重量感のあるパンチを返す。卜部は左ストレート、左ミドル。卜部は軽快なステップから前蹴り、フェイントからのパンチでロープ際まで追い詰めると、蓮實のパンチをかわして卜部はヒザを突き刺す。
2R、蓮實は右ロー。卜部は左ストレートをクリーンヒット。さらにパンチと前蹴りを同時に放って追撃。卜部はそのまま左ストレートを痛打して、ダウン、と思いきやその前の前蹴りが金的直撃と見なされて中断。卜部は警告。蓮實は左フック。卜部は左ミドル、さらに左ストレート。蓮實は右ミドル。蓮實はインロー。卜部は左ストレートのダブル。卜部がステップを使い、蓮實は詰め切れず。
3R、蓮實が前に出てパンチを強振。卜部は左ミドル。卜部はインロー、さらに左ミドルをヒットし、左ストレートで追撃。蓮實はパワーで前に出るが、卜部がポジションを変えて、攻撃をかわして蓮實に詰めさせない。蓮實が突進すると、卜部はパンチを軽く合わせながら体を入れ替える。蓮實が最後の一発を狙うが、卜部が頭を振って的を外してゴング。