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【RIZIN】ケイプが再戦で朝倉海をTKOし新王者に! ハム・ソヒが3度目の正直で浜崎朱加に勝利し戴冠、ライト級GPはムサエフが優勝、 RENAがリヴェンジ成功、那須川鮮烈KO勝利

2019/12/31 15:12

▼第14試合 RIZIN キックボクシング特別ルール 3分3R延長1R(56.0kg)
〇那須川天心(55.90kg/TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)
[1R 2分46秒 TKO] ※3ノックダウン

×江幡 塁(55.70kg/伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、KNOCK OUT同級王者)


キックボクシングファンが待ち望んでいた一戦が大晦日の大舞台でついに実現。


2019年はフロイド・メイウェザーとメインイベントでボクシングマッチで対戦し、主役となった那須川。キックの「RISE WORLD SERIES」では、3月の開幕戦でフェデリコ・ローマを片手倒立の“天心キック”でKO、7月の準決勝ではスアキム・PKセンチャイムエタイジムの額を胴廻し回転蹴りで切り裂いてのTKO勝ちで決勝進出。決勝では志朗を判定で下し、-58kgトーナメントで優勝した。


今回の相手はKNOCK OUTスーパーバンタム級王者・江幡塁。塁は双子の兄・睦とともに江幡ツインズとして知られ、新日本キックボクシング協会のエースとして活躍。軽量級日本最強との呼び声も高く、新日本キックボクシング協会日本バンタム級王座とWKBA世界スーパーバンタム級王座に続き、今年8月にはKING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級初代王座決定トーナメント優勝で3本目のベルトを巻くことになった。兄弟揃ってワンツー&ローキックを主軸とした高い攻撃力を持ち、戦績は40勝(21KO)1敗3分。


1R、サウスポー構えの天心はワンツーの左。オーソドックス構えの塁はその打ち終わりに右の攻撃を狙う。右ジャブを縦に振る天心。サイドに回る塁。塁のローにはすぐに天心も左ローを返す。


左ハイをガードの上に当てる塁。天心は左ボディフック、さらに強烈な左前蹴りで塁のマウスピースを吹き飛ばす。外れたことを軽く合図する塁。レフェリーは拾いに行くが、構わず詰める天心はワンツーの左ストレートを当ててコーナーに詰めるとヒザ蹴りもボディに突く。コーナーを出る塁を追いかける天心はサウスポー構えから左足を前に出しながらのスーパーマンパンチ気味の左ストレートをクリーンヒット! さらに右フックにダウンする塁!


立ち上がる塁。マウスピースをはめるレフェリー。詰められた塁は右を狙うが、天心のワンツーの左を被弾。左ハイはブロックするが、さらに右フック、左ボディからの左ストレートに2度目のダウンを喫する塁。あぐらから立とうとする塁だが足元がふらつく。残り30秒。


さらに立ち上がった塁に、走りこんだ天心はいったん背中を向けてから回転しての左ハイ=予告通りのアクセルキック! かろうじて右手でブロックする塁だが、ロープに詰まり、さらに左ストレート、左ミドル、右フックのラッシュで塁はダウン! 1R 2分40秒、天心がTKO勝ちを決めた。


実力者相手に衝撃的なKOを見せた天心は、リング上で「メチャクチャ気持ちよかったですね。大晦日絶対にKOで決めると決めていたので、力むと思ったけど、気持ちがバラバラになってたけど、倒せてよかったです。初めて右のフックで倒せて成長できたかなと思います。(試合後の挨拶は)お互いにいがみあって戦っているわけじゃないのでありがとうございますと伝えました。2020年オリンピックよりも面白いことをしようじゃないかと思っています。自分でもどういう風に成長するかわかりませんが、江幡選手にRISEのWORLD SERIESに出てもらって再戦して世界一を決めてもいいですし、皆さんどうですか? 僕は皆さんに強くさせてもらっていて、ここで立っている間だけ活躍できます。もっともっと僕を強くしてください。2020年もっといい年になるように応援よろしくお願いします」と、元気よく語った。

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