▼第12試合 Bellator×RIZIN 対抗戦 大将戦 RIZIN MMAルール 66kg契約 5分3R ※ヒジあり
〇朝倉未来(66.00kg/トライフォース赤坂)
[判定3-0]
×ジョン・テイシェイラ・マカパ(65.70kg/ブラジル)
朝倉は2012年にDEEP浜松大会でデビューすると、THE OUTSIDERとROAD FCを経て2018年4月にDEEP参戦。COROを破り、8月からRIZIN参戦を果たして日沖発、カルシャガ・ダウトベック、リオン武、ルイス・グスタボ、矢地祐介を次々と撃破。一躍RIZINの主役の一人に躍り出た。
ノヴァ・ウニオン所属のマカパは地元ブラジルのマカパで行われた「ドラゴン・ファイト・チャンピオンシップ」でプロデビュー。4戦連続で腕十字で一本勝ち。8連勝でUFCと契約もオクタゴンデビュー戦で体重超過しスプリット判定負けで、わずか1試合でリリースされた。修斗ブラジル大会などで4勝1分後、Bellatorで6勝3敗。ジャスティン・ローレンス、トニーニョ・フリア、ファブリシオ・ゲヘイロらに勝利し、AJ・マッキーJr、パット・カーラン、ダニエル・ヴェイケルら上位陣には跳ね返されているものの、パトリシオ・フレイレを追い込んでいるダニエル・ヴェイケルにはスプリット判定の惜敗。朝倉未来の世界での立ち位置が見えてくる好カードだ。
対抗戦はここまでRIZINの1勝3敗となっており、大将戦を待たずBellator勢が勝利。両者はひとつの試合として対戦が可能だ。
1R、サウスポー構えの未来。オーソドックス構えのマカパ。先に左ローは未来。右を振りながら両手で未来の手を手繰りに引き込もうとするマカパ。切る未来。未来は相手の動きをしっかり見ながら、マカパの蹴りに左! さらにマカパの右の飛び込みに左をカウンターで合わせる。
右ハイで牽制するマカパ。しかし未来も左の蹴り。すぐにマカパも蹴りを打ち返す。未来の右の打ち終わりに右を狙うマカパ。しかし未来は左ミドル! 効かされたかマカパは少し前傾となる。右ローは、左の跳びヒザは未来! ブロックするマカパは前足にローをこつこつ蹴る。右ジャブを突く未来。右ローを掴んで持ち上げるが抜くマカパ。未来の左ミドル! しかしマカパは前足に右ローをしっかり打ち返す。さらに左ローもを外から打つ。
2R、マカパのワンツーは遠い。さらに右前蹴りも未来はかわす。未来の蹴りをつかんで右ローはマカパ。右ジャブは未来。左ローはマカパ。未来は近くなるとスーパーマンパンチ狙い。左ボディストレート。さらに顔面へ。パーリングするマカパは大きな右を振る。左ローを返す未来。右の打ち終わりに左を狙う。
右ハイはマカパ。かわす未来は左を内側で狙うが、右のフックはマカパ! 右ストレートに未来は一瞬グラつくが、未来も左を打ち返す! マカパの打ち終わりにカウンターを狙う未来。前に出るマカパはシングルレッグも切る未来。マカパの頭が下がると、カウンターの右のヒザを当てる!
3R、いきなりダブルレッグに入るマカパ。足を最下段から出そうとする未来だが、サバ折りで引き出すマカパはボディロックからスタンドバックに回ると引き込みへ。それを耐える未来。バックに回ろうとするマカパだが、片ヒザ立ちから立ち上がり正対する未来! 圧力をかけていく未来はショートレンジの左! ラウンドを重ねるにつれ振りが大きくなるマカパの内側を左ストレートで突く未来。さらに左右フックも。しかし打たれ強いマカパは前へ。
前蹴りを放つ未来。マカパはシングルレッグも右で小手に巻く未来は正対し、左を差し返して突き放す。詰める未来は、マカパの頭が右に下がるところに左のヒザ! カウンターでもらったマカパだが右を振り前へ。しかし、未来も右の前蹴り、左の跳び蹴りで押し返してゴング。マカパの右をかわしての右ボディ、左ストレートなどカウンターで次々と有効打を当てた未来。両者は笑顔で握手。
判定は3-0で勝利した未来は、リング上で、「(2万人の「未来」コールだったが?)結構いいのを入れたと思ったんですけど相手は頑丈でした。勝ててよかったです。今年全勝で勝てて、今日も歓声がすごかったんで日本の格闘技を盛り上げられてよかったです。テレビで見てくれている皆さん。大晦日に格闘技を見てくれてありがとうございます。いろいろあると思いますけど、いっしょに盛り上げましょう。あと、YouTube、登録してください(笑)。この後、弟の試合、バンタム級のタイトルマッチあります。チャンネルを変えずに見てください」と笑顔で話した。