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【RIZIN】ケイプが再戦で朝倉海をTKOし新王者に! ハム・ソヒが3度目の正直で浜崎朱加に勝利し戴冠、ライト級GPはムサエフが優勝、 RENAがリヴェンジ成功、那須川鮮烈KO勝利

2019/12/31 15:12

▼第6試合 RIZIN MMAルール 105kg契約 5分3R(※ヒジ有り)
〇ジェイク・ヒューン(104.10kg/米国/アブソリュートMMA)
[1R 1分24秒 TKO]パウンド→レフェリーストップ

×石井 慧(103.8kg/チーム・クロコップ)


北京オリンピック柔道男子100kg超級の金メダリストの石井は、2017年4月のヒース・ヒーリング戦以来、2年8カ月ぶりのRIZIN参戦に向け石井は、「久しぶりの日本での試合なので、すごく楽しみにしています」と語ると、ヒューンについて、「ずっとRIZINで試合していた選手ですよね。ただイメージは持たなくて、自分の戦いをするだけです。相手によって変えることはないです」とした。


大晦日から年を明けて2020年1月19日には、東京・竹芝のニューピアホールで開催される「HEAT46」にも出場予定(ブラジルのクレベル・ソウザを相手にHEAT総合ルール ヘビー級王座防衛戦)。怒涛の2連戦に臨む石井は、「経験を積む。常に試合があって、調整もできないくらい試合が詰まっている状況に身を置くことで、スーパーマーケットに買い物に行くような感じで(試合の)精神状態を持っていけたらな、と。自分で試行錯誤をしています」と、常在戦場の意味を語っている。


リングでの試合は2017年10月「Final Fight Championship 30」以来。ここから石井は7連勝を飾った。ケージからリングの試合に戻ることについても、「特に問題ないですね。練習していたので」と意に介さない石井は、「自分の戦い方ができるか、練習してきたことが出せるかに重きを置いています。そういったことを僕自身が出していきたい」と語ると、「ヘビー級で一番強い選手になりたいです。常に戦いや試合のある状況で、どんな時もふつうの状態で試合に臨める選手になりたい」と、目標を語った。


対するジェイク・ヒューンは、RIZIN初戦ではイリー・プロハースカに敗れたものの、続くロッキー・マルティネス戦では激しい打撃戦&テイクダウンで初勝利を飾ってた。7月にはビタリー・シュメトフを3R 2分19秒 TKOに下している。


ヒューンはビッグネームである石井の印象を「イシイは過去の試合を見ると回りながら逃げることが多い。彼を追いかけて攻めて、血を流すくらいの気持ちで向かっていきたい」とアグレッシブなスタンドで攻めることを予告。


石井が得意とする柔道の投げについては、「ある程度の対策はしてきたけど、イシイが投げてイッポンを取っても勝ちじゃない(笑)。柔道ではなく立ち上がりから殴り合いをしたい。このパンチでKOしたいと思っているよ」と拳を誇示した。

1R、サウスポー構えの石井にオーソドックス構えのヒューン。ワンツーで圧力をかけていくヒューン。低いシングルレッグを前足に入る石井は脇潜りスタンドバックへ。しかし前転して外したヒューンは左ストレートで圧力をかけていく。


立ち上がりどんどん詰めるヒューンはワンツーをヒット。サークリングする石井に右ショートアッパーから、頭が下がった石井に左から右アッパー! 崩れた石井に鉄槌を連打し、レフェリーを呼び込んだ。


ヒューンはリング上で「皆さん、愛しています! 2019年いい年になりました。来年はもっといい年にします、ちょっと早いけど、新年おめでとう。一緒に祝おう」と満面の笑顔でリングを後にした。

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