実力者カファロが松嶋こよみに腹効かされるもスクランブルで首極め一本勝ち「平本ちゃーん」
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R ※選手名からインタビュー
×松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)15勝8敗 65.50kg
[3R 2分23秒 ブルドッグチョーク]
〇ライアン・カファロ(米国/Nick Catone MMA)15勝6敗 65.90kg
松嶋は、5歳から習い始めた極真空手は黒帯。並行して8歳からは柔道(15歳まで)、12歳からレスリングを、いずれも憧れのMMAで戦えるようにと鍛錬してきた。21歳よりMMAを始めると、15年2月に修斗でプロデビュー。同年度の新人王を獲得。16年にはフィリピン開催のPXCでロランド・ディにKO負けでキャリア初黒星を喫した。16年9月、PANCRASEに初参戦し、牛久絢太郎に一本勝ち。2018年4月にISAOとフェザー級暫定王座を争うも反則のグラウンドヒザで戴冠ならず。2018年9月からONEに参戦し、マラット・ガフロフ、クォン・ウォンイルに連勝。2019年8月に王者・マーティン・ニューイェンに挑戦も2R TKO負けで王座獲得ならず。ONE3勝2敗でUFCとの契約を目指し、自身も分岐点と語る22年10月のROAD TO UFC(RTU)に参戦。
RTU準決勝でイージャーに接戦の末、スプリット判定負けを喫し悔しい結果に。海外の強豪と戦い再び世界に向かう再起の場として、23年7月のDEEPに参戦したが、相手の欠場を受け緊急参戦となった劉獅と68kg契約で対戦し、1R TKO勝ち。24年1月のTOP BRIGHTSではカルシャガ・ダウトベックと対戦。強烈な左フックに沈み1RKO負けの結果に。再起戦となった7月のGLADIATORではフェザー級挑戦者決定トーナメント1回戦でソドノムドルジ・プレブドルジに2R左ヒザで KO勝ちで準決勝に進むも、LFAと契約が決まりトーナメント離脱した。

ビザの問題でLFAデビュー戦が決まらないなか、25年8月のKNOCK OUTに電撃参戦、究極打撃格闘ルールとして注目を集めるUNLIMITEDルールで中国のジャン・チャオと対戦し、判定勝ちを収めた。プライムタイムにありながらタイミングや契約に左右され、もどかしい時間を過ごすなか、11月のRIZINに電撃初参戦で元フェザー級王者のケラモフと対戦予定も、相手がウィルス性胃腸炎を罹患し、無念の試合中止。12月、KNOCK OUTにUNLIMITEDルールで再び参戦し、漁鬼に判定勝利を果たした。仕切り直しのRIZIN参戦で、CFFC王者ライアン・カファロを相手にその実力を国内外に知らしめることができるか。

韓国人の母と米国人の父のミックスであるライアン・キム・カファロ(米国/Nick Catone MMA)は、ニュージャージーでニック・カトーネ、ヒカルド・アルメイダとマーク・ヘンリーらに師事し、エディ・アルバレスのセコンドにつくなどコーチとしてもMMAを追求。憧れの選手に地元のスーパースター、フランキー・エドガーを挙げる。

“コリアン・サンダー”の異名を持ち、回転系の打撃、ギロチンチョークをはじめとする多彩な絞め技で一本勝利を量産するArt of Warフェザー級王者、現CFFCフェザー級王者。両親が武道をやらせたいと考え、7歳のときに6カ月間、テコンドーのルーツのひとつで唐手道(タンスドー)を習った経験を持つ。高校時代はいじめに遭ったがウェイトトレーニングとレスリングを始めて状況が一変。高校レスリング地区大会で3位入賞の成績を残す。その高校時代にPRIDEやMMAの映像を観たことから世界の舞台を夢見る。プロのムエタイも2試合経験し、ブラジリアン柔術紫帯。

アマチュアMMAで好成績を残し、XFEではベルトを獲得。13年11月、Bellator でプロデビュー。プロ3戦目15年9月よりCFFC参戦。17年12月にニンジャチョークでジャレッド・メルカドを極め4連勝すると、18年5月にMaverick MMAのフェザー級王座に挑戦したがスコット・ヘックマンに判定負け。19年3月にCFFCでの再起戦にも敗れプロキャリア初の2連敗。1勝1敗を経て、1年8ヶ月ぶりとなる試合となった21年7月以降、Art of War Cage FightingやStellar Fights、主戦場のCFFCで3連勝すると、23年9月のArt of War Cage Fightingで空位のフェザー級ベルトをかけてマット・ターンブルと対戦、2R肩固めに極めてベルトを獲得し4連勝目を飾る。12月にクリスチャン・ロペスにスプリット判定負けで王座陥落。参戦予定のムエタイマッチの中止を経た24年9月、247 FCのジャスティン・パットン戦がアイポークで無効試合に。

25年3月のCFFCで再起を遂げると、続く5月、無敗の王者アンソニー・ディレム相手に98%の敗北予想を覆し、グラップリングで上回り4Rマジョリティ判定勝利で、35歳にして王座獲得。12月のCFFCではジャスティン・パットンとの再戦で1R TKO勝利で、初防衛。年齢的にUFC参戦の道が険しいなか、RIZINからのオファーに涙。王者としてRIZINに乗り込む。

思い切りのいい打撃とオーソからのスイッチ、強いテイクダウンは似た部分もある両者だが、松嶋にはレスリングと融合した空手、カファロは左前手の強打に加え、ギロチンチョークの一発もある。もしかしたらケラモフ以上の難敵を相手に、松嶋はRIZINデビューを勝利で飾ることが出来るか。

1R、ともにオーソドックス構え。ローで足を崩したカファロにスイッチからトップを奪った松嶋はがぶりからカファロが得意なギロチンチョークへ。


抜いたカファロにサウスポー構えになると、カファロは左ローで松嶋のバランスを崩す。サウスポー構えで左前蹴りを突く松嶋。シングルレッグにがぶるカファロはグラウンドヒザも立つ松嶋は前蹴り。

さらに左ハイでカファロをグラつかせるとリアネイキドチョークも、腰をずらしたカファロはエスケープ。首相撲から支え釣り込み足で崩す松嶋。そこに再びギロチンも、抜いてトップのカファロ。
HOW DID HE SURVIVE THAT ⁉️
— RIZIN.tv (@RIZINTV_) May 10, 2026
Koyomi Matsushima drops Ryan Cafaro with a head kick in round 1!
[ #RIZIN53 | Watch on #RIZINtv ] pic.twitter.com/6rCExzXqFu
ハーフから松嶋を左枕で寝かせるが、ブリッジで返した松嶋はバック狙い。クルスフィックス狙いも仰向けからトップを狙うカファロ。松嶋はセンタク挟みを狙う。

2R、サウスポー構えの松嶋は足払いを狙う。左ハイのカファロに左ヒザを着く松嶋。そこにカファロは右フックを返す。カファロの組みにがぶる松嶋。左インロー。カファロも詰めて左ジャブ。松嶋は跳びヒザも少し粗くなったか。

左ミドルのカファロ。松嶋は左前蹴り。右フックは軸ば流れるがそこから組んだ松嶋。がぶったカファロはヒザ! 頭を上げた松嶋は左三日月蹴りから左ハイ。さらに腹に左の蹴りを突く。

右で前に出るカファロに左を突く松嶋。さらに跳びヒザ! ボディ狙いの松嶋に体を入れ替えるカファロに松嶋も入れ替えてワンツー。

互いにスタミナ使う展開。左インローで崩す松嶋は鼻血。カファロもオーソの松嶋に左インロー。松嶋はサウスポー構えになってシングルレッグも、そこにカファロはアナコンダチョークに。

3R、グローブタッチ。右ミドル、左フックのカファロ。松嶋のシングルレッグを切る。左ハイの松嶋は足払いも残したカファロはバックフィストを当ててボディロックテイクダウンも、押し倒した松嶋。キムラ狙いもトップを取り返したカファロが上に。

亀になる松嶋にサイドバックのカファロ。松嶋はいったん仰向けからシングルレッグで尻を着かせるが、そこに最初は左腕で頭を抱え、松嶋の動きに右手のギロチンに変えたカファロ。松嶋は定石通り対角にパスしに行くが、カファロはニンジャチョーク、仰向けに外そうとした松嶋に最後はリバースのブルドッグチョーク=エクショキューショナー・チョークでタップを奪った(※試合後カファロは「ドラゴンスリーパー」と語った)。

実力を示したカファロは「謎外国人です。ジャパン、ありがとうございます」と日本語で語り、泣いて笑って、「さてさてさて、平本ちゃ-ん。素晴らしい」と、平本蓮への宣戦布告か、謎の言葉を残してリングを降りた。
Ryan Cafaro and Koyomi Matsushima trade spinning attacks!
— RIZIN.tv (@RIZINTV_) May 10, 2026
[ #RIZIN53 | Watch on #RIZINtv ] pic.twitter.com/53SJrqzyVX







