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【RIZIN】秋元強真がクレベル越えの判定勝ち、佐藤将光が体重超過ミックスに判定勝ち、ヘビー級GP・エドポロキングが上田を衝撃ヒザ蹴りTKO、スダリオが酒井をTKOで決勝進出、伊藤がガジャマトフを無酸素ラッシュTKO、武田が摩嶋を極める、後藤がテミロフに一本勝ち、平本がジョリーをKO、直樹が細川をTKO、カイウェンが水野をTKO

2026/08/11 13:08
 2026年8月11日(火・祝)東京・TOYOTA ARENA TOKYOにて『RIZIN.54』が開催された。海外から参戦のパッチー・ミックス(米国)とアリベク・ガジャマトフ(ロシア)の2選手が大幅体重超過で急遽、試合順が変更された。 『RIZIN.54』速報 ▼第10試合 フェザー級(66kg)5分3R ※選手名からインタビュー×クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)36勝10敗1分 65.95kg[判定0-3] ※27-29, 27-30×2〇秋元強真(JAPAN TOP TEAM)13勝1敗 66.00kg  メインイベントは「フェザー級次期挑戦者決定戦」ともいえるクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.秋元強真(JAPAN TOP TEAM)の5分3R。6日のRIZIN仙台大会でケージインしたクレベルは「今から戻ります」、秋元は「しっかりクレベル選手に勝って、シェイドゥラエフ選手、僕と戦わずにUFCには行かせないんで」と意気込みを示した。勝者は王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフへの挑戦権を得る試合となる。  両者は初対決。元RIZINフェザー級王者のクレベルは、ボンサイ柔術の寝技を武器に、2023年大晦日の斎藤裕戦からフアン・アーチュレッタ、鈴木千裕に勝利し3連勝も、2025年5月にラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R KO負けで王座陥落。  7月に朝倉未来にもスプリット判定負けで2連敗。しかし、大晦日のヴガール・ケラモフ戦で判定勝ち。再び王座獲りを宣言していた。36歳。  JTTでボクシングベースの秋元は、5連勝中の20歳。24年大晦日に元谷友貴に判定負けも、2025年5月の高木凌戦の判定勝ちから赤田功輝、萩原京平、新居すぐるをいずれもフィニッシュすると、2026年3月の前戦で階級を上げてきた元Bellatorバンタム級王者のパッチー・ミックスと対戦。2R、左ストレートからのサッカーボールキックでTKO勝ちを収めている。  秋元は萩原戦後、「ベルトに近づくグラップラーとやりたい。元チャンピオンとかとやらせてほしい。斎藤裕選手とか……クレベル選手とも全然やりたいです。(クレベルの寝技に)付き合いはしないですけれど、自分のディフェンスも上手くなっているんだぞってところを見せたい」と語っていた。  青木真也の指導も受け、ワールドクラスの寝技師であるパッチ―・ミックスの組みを切って右前手、左の打撃を上下に当てた秋元。JTTでは朝倉未来もクレベルを攻略しており、満を持しての元王者との対戦で、シェイドゥラエフvs.AJ・マッキーの勝者=RIZIN&PFLダブル王者への大晦日挑戦にこぎつけるか。  対するクレベルもケラモフ戦で再起を果たし、キャリアの集大成をかけて16歳若いヤングプロスペクトを退け、王座奪還へと向かう。勝者がベルト挑戦に近づく、フェザー級の大一番となる。  1R、サウスポー構えの秋元に、オーソのクレベルは右インロー。秋元は右前手ストレート。詰める秋元は左。左にかわしたクレベルは左右蹴りを上下で押し戻す。  秋元は右で詰めるがクレベルは左ロー。ワンツーで押し戻す。右の蹴りの上下のクレベル。近い距離で詰める秋元。クレベルは右から左。それをさばいて左を突く。 左右で詰めるクレベル、秋元は右を当ててコーナーに詰めてダブルレッグから左小手の秋元に脇潜りバッククリンチ、右足をかけて引き出すが、秋元はコーナーに戻り右小手で胸を合わせようとする。正対する秋元にヒザを突くクレベル。詰める秋元はアッパー、右フック、打って離れる。ブロッキングのクレベル。  2R、クレベルは鼻頭から出血。右ハイのクレベル、さらに左右のクレベルに秋元はワンツーで。シングルレッグのクレベルの引き込みにつきあわず。顔面から出血のクレベル、ダブルレッグも切る秋元。  スタンド。秋元の左をかわしてボディロックしたクレベル、立つ秋元は右小手。何度も崩すクレベルに立つ秋元。クレベルは君江右を細かく突く、左で差したまま左足をかけるクレベルを突き放した秋元。  左ハイのクレベル。コーナーから出ると、秋元は詰める。右ジャブをヒット。しかしクレベルも右ローで押し戻す。左右をで押し戻すクレベル。どれだけスタミナが残っているか。それでも左右を突く。  詰める秋元は右ジャブ。クレベルは右インロー。秋元もハイを打つ。ゴング。  3R、いきなり組んだクレベルを切る秋元、スタンドのまま待つ。右の蹴りのクレベル。速い左を放つ秋元。しかし詰め過ぎず。クレベルのシングル、ダブルレッグも足を抜く。左前蹴りからシングルレッグの秋元。さらにシングルにヒザを突く。  引き込みにも付き合わない秋元。詰めるクレベルはシングルも足を抜く秋元、コーナーに詰める秋元は右ジャブ。クレベルは来いと手招きして右の蹴り。秋元は右ジャブ、左ハイ。  ワンツーローのクレベル。残り40秒。クレベルの詰めにはバックステップで間合いを保つ秋元。クレベルは右の蹴りでスリップ。詰める秋元にクレベルの前手がアイポークに中断。再開、残り4秒。ゴング。  判定を待つクレベルは秋元の胸を叩く。判定3-0(29-27, 30-27×2)で、常に間合いを保ち、右ジャブなど有効打を当てた秋元が勝利。組む前王者クレベルを突き放し、6連勝をマークした。 リング上のマイクでは「まず戦ってくれたクレベル選手ありがとうございます。次、やらなくてもいいって声も多いんですけれど、海外にあるベルトを戻せるのは僕しかいないと思うので、AJ・マッキーとシェイドゥラエフの勝った方、僕とナゴヤドームのメインで試合してください。でも多分、こっちの手(左手)が折れてしまったっぽいので、ちょっと休憩して。またよろしくお願いします」と、怪我を告白しながらも大晦日にAJとシェイドゥラエフの勝者と戦いたいとアピールした(※秋元強真、クレベル試合後インタビュー)。 [nextpage] ▼第9試合 RIZINバンタム級(61kg)5分3R ※選手名からインタビュー〇佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)39勝17敗2分 61.00kg[判定3-0] ※28-27×3×パッチー・ミックス(米国/Xtreme Couture)20勝5敗 63.85kg※2.85kg体重超過  佐藤は、2008年4月にプロMMAデビュー、PANCRASEを経て、15年から本格的に修斗参戦。2連勝を経て、9月のVTJでは安藤達也を判定で下す。17年に石橋佳大に判定勝ちで修斗世界バンタム級王座獲得。19年5月からONE参戦。ハファエル・シウバやクォン・ウォンイルら強豪相手に4連勝。  23年10月、RIZIN初参戦で太田忍に判定ち。24年3月の2戦目で井上直樹に判定負けでRIZN初黒星。9月に牛久絢太郎に完封勝利。5月の韓国大会ではキム・スーチョルと13年ぶりに対戦し判定勝ち。9月、ダニー・サバテロに判定負け。26年3月に元LFAバンタム級王者のジョン・スウィーニーをテイクダウンから放し際にグラウンドヒザを効かせて最後は三角絞めで一本勝ち。進化を見せて再起を飾った。  パッチー・ミックスは、元Bellatorバンタム級王者で32歳。MMA20勝中13の一本勝ちでは、10勝をチョークでマークするなど強力な寝技を持つ。UFC女子ストロー級コンテンダーのタティアナ・スアレスと婚約中。  2016年5月Prodigy MMAでプロデビュー。KOTCバンタム級王座を獲得、2度防衛後。19年6月よりBellator参戦。同年大晦日にRIZINに初参戦し、元谷友貴にギロチンチョークで一本勝ち。20年9月に、堀口恭司が返上した王座決定戦でアーチュレッタに5R判定負けでキャリア初黒星を喫した。2連勝後の22年4月よりBellatorバンタム級GP参戦。初戦で堀口恭司に判定勝ちすると、12月の準決勝でマゴメド・マゴメドフを2Rギロチン、23年4月の決勝ではラフェオン・ストッツを1R、ヒザ蹴りで72秒KOでGP優勝。11月にセルジオ・ペティスに2R一本勝ち、アーチュレッタ戦以来6連勝で王座統一に成功した。  24年5月のパリ大会ではマゴメドフと5Rのスプリット判定勝ちで初防衛するもドーピング陽性でFMMAFが結果を覆し記録は敗北に(※ミックスが事前に報告していた大麻陽性、モヒガンサンコミッションが行ったドーピングテストではPED陰性)。25年6月にUFC参戦。マリオ・バティスタに判定負け、10月にヤクブ・ ヴィクワチと対戦。打撃を当てテイクダウンも奪うがスプリット判定負けでキャリア初の連敗。UFCリリースとなり、26年3月に「フェザー級」に階級を上げて6年3カ月ぶりにRIZINに参戦。秋元強真に組めず、2R TKO負けを喫している。  今回のRIZIN2戦目の佐藤将光との試合に向け、ミックスはフェザー級(66kg)に戻すことを決意、計量に臨んだが、63.85kgとまさかの2.85kgの体重超過。試合は条件つきで行われ、ミックスに「減点2」(※超過体重が0.5kg以上)が課された上で実施。ミックスにファイトマネーのペナルティのほか、佐藤将光が勝った場合、その結果を「公式記録」とすること。佐藤将光が負ける・引き分けた場合、記録は「ノーコンテスト」となることが発表されている。  1R、オーソの佐藤にサウスポー構えのミックス。対峙するとフレームが大きい。細かいステップの佐藤は右の蹴り。左前手フック。ミックスは左インロー。佐藤は右インローを返す。左ストレートで追うミックス。佐藤のスイッチしての左の入りに組んだミックスは背中に乗ってバックに引き込み!  ボディトライアングルを組んだミックス。右腕を喉下に入れたミックス! 左腕を剥がして右腕をずらした佐藤。さらにミックスは肩固め、マウントも狙いつつ背後から再びボディトライアングル。首を狙うが、佐藤は右手を掴んで巻かせない。そのままゴング。  2R、右インローの佐藤。前蹴りも。右で飛び込み。さらにインカーフ! バランスを崩したミックスに下のフェイントを入れて右ストレート! インロー。  左ストレートを突くミックスに左ジャブ。ロープを背負わず右に回って右を突く。ミックスの詰めにサイドステップで回る佐藤。ミックスもインロー。出入りの佐藤はインロー。右サイドキックも。  詰めたミックスに右ヒザを当てた佐藤。コーナーに押し込んだミックスは右を差すが、佐藤は右ヴァレリーキックを突いて突き放して右インカーフ連打! 嫌ったミックスが下がると、佐藤はワンツーで前に。両脇差してコーナーに押し込み。ミックスもこつこつ突くが、佐藤は残り10秒の拍子木にバックエルボーを突く。  3R、詰めてテイクダウンのミックス。残り4分。ハーフから押さえ込むミックスは右ヒザをボディに。その際で上体を立てる佐藤。ミックスはボディロックでサイドに。押さえ込むミックスをこつこつ突く佐藤。ミックスはサイドから動かず鉄槌。背中を見せたくない佐藤は休まずパンチ、首を巻いてバギーチョークも狙う。  鉄槌連打のミックス。ブレークに。すぐに立つ佐藤はインロー、右アッパー、右ストレート、インローで前に。残り10秒ミックスも右を返すが、佐藤は右の連打から左右で前に。しかしゴングに、佐藤は観客に手を合わせた。 「2P減点」のミックス。1Rがミックス、2R佐藤、3Rは接戦に。判定は3-0(28-27×3)で佐藤が勝利。ミックスは減点が無ければ勝利のポイントだった。 佐藤はマイクを持つと「台風の中、ご来場ありがとうございます。凄くいい大会の中で分かりにくい試合してごめんなさい。言いたいのは、パッチ―終わったって言う人もいるよ。いるけれど、彼がどういう選択をするか分からないけど真摯に誠実に向き合えば分かってくれる人はいる。だから自分の行動で示す。真摯にやりたいようにやって欲しいと思います。誰にでも言えること。俺自身も皆さんもです。嘘つかないで。自分に聞けば分かるはず。真っ直ぐ生きていきましょう。自分自身は精進していきます。ありがとうございました」とメッセージを送った(※佐藤将光、試合後インタビュー)。 [nextpage] 【RIZIN JAPAN GP ヘビー級トーナメント】 ▼第8試合 RIZIN JAPAN GPヘビー級トーナメント1回戦 5分3R ※選手名からインタビュー×上田幹雄(BRAVE)5勝4敗 108.15kg[2R 0分17秒 TKO] ※右ヒザ〇エドポロキング(ROOTS GYM)3勝0敗 116.30kg  上田幹雄は、2019年11月の「第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」で16年ぶり日本人で頂点に立った極真空手世界王者。22年4月、初参戦のRIZINで髙阪剛にTKO負けを喫しMMAの洗礼を受ける。23年6月に関根“シュレック”秀樹を1RTKOし、RIZIN初白星。大晦日にスダリオ剛を2R TKOに下し2連勝。24年6月、ポーランドのシェミスラブ・コバルチェクに腕十字で一本負けも、24年大晦日にROAD FC二階級王者キム・テインを2R ヒザでKOし、再起。  25年4月、満を持して迎えたヘビー級GP初戦で1R 63秒、練習仲間のシビサイ頌真にKO勝ち。7月、トーナメント唯一の日本人選手として準決勝に臨んだが、優勝のアレクサンダー・ソルダトキンに2R パウンドTKO負けでGP敗退。その後、米国キルクリフFCで出稽古も敢行、MMAレスリングをはじめとする技術研鑽に励む。今回のジャパンGPで日本ヘビー級最強の座を証明するか。MMA5勝3敗。31歳。  エドポロキングは、ナイジェリア人の父親と韓国人の母親を持つミックスで、身長204cm、リーチ217.5cmの規格外の身体を持つ。幼少期に始めた野球では日体大柏高校在学中に通算28本塁打を記録し、県内でも注目された。弟のエドポロケインは21年に日本航空(山梨)で甲子園に出場後、北海道日本ハムファイターズに入団し、26年7月27日のフレッシュオールスターゲームではMVPと本塁打トップの活躍を見せている。  エドポロキングは、22年、生まれ持ったフィジカルを試すべくMMAを開始。23年よりBreakingDownに参戦、得意のヒザ蹴りで連勝。7月のRumbleで侍マーク・ハントに1R左フック&パウンド連打でTKO勝ちで戴冠。セネガル修行を経て24年5月、Rumble#3でプロデビュー。ナイジェリアのテリー・ワガンダを1Rわずか15秒 KO。大晦日のRIZINデビューを決めると、貴賢神を1R、首相撲から顔面ヒザを効かせて左右連打で鮮烈KO。  RIZIN2戦目となった25年3月、酒井リョウと対戦。元DEEPメガトン級暫定王者である歴戦の猛者にテイクダウンされ、ノースサウスチョークであわや一本負けの場面も許したものの、2Rに下から体勢を入れ替えてTKO勝ち。その後、米国修行を敢行し、UFC二階級制覇王者アレックス・ペレイラとトレーニング、ペレイラのHCであるプリニオ・クルズのもと鍛錬に励む。1年5カ月以上を経て3度目のRIZINの舞台に立つ今回、進化したシン・エドポロキングの姿を見せるか。MMA3勝0敗。25歳。  1R、中央を取るエドポロキング。上田も右前蹴りから圧力をかけていく。中央を取る上田は左の蹴り。エドポロキングは右ロー。チェックした上田の左足を指さす。 サウスポー構えに変えた上田。右ローからそのままサウスポー構えに。左インローをヒットさせた上田。オーソに。右カーフのエドポロキングは右ヒザを狙う。ワンツーから首相撲で左右ヒザを突くエドポロキング! 右から二段蹴りで詰めるエドポロキングに右で差して組むエドポロキング。  体を入れ替えた上田に、右ヒジでフレームを作るエドポロキング。しかし右で差してクラッチする上田に、剥がしたエドポロキングがヒジ。突き放す。  右ロー、右ヒジのエドポロキング。しかし詰める上田は右を突いて組み。バッククリンチで背後からヒザを突いてゴング。コーナーで笑顔を見せる。  2R、上田の右スネが割れている。右を振って左右からヒザを突くエドポロキングは、右ストレート、左フックの猛攻で上田をコーナーに追い込むと、さらに右から左をヒット! 最後は首相撲から右ヒザをボディに、さらに頭を押さえてヒザをアゴに届かせてヒット! ダウンした上田にパウンド1発で、すぐにレフェリーが間に入った。  衝撃TKO勝ちに、アレックス・ペレイラのごとく両手を上に向けて「この通り」と示したエドポロキング。コーナーに登って「シャマ! お久しぶりです。やっぱ俺、ちゃうな。ヘビー級は俺に任せてください。さっきのあの試合はなんや、スダリオ。かかってこんかい、おらっ! この勝利は一人のものじゃないので。一緒に練習してくれた人、サポートしてくれる人、ありがとうございます。必ずトーナメント優勝して世界と戦って行くので皆さんお願いします。シャマ!」と咆哮した。 [nextpage] ▼第7試合 RIZIN JAPAN GPヘビー級トーナメント1回戦 5分3R ※選手名からインタビュー〇スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)10勝4敗  118.25kg[1R 4分20秒 TKO] ※右ストレート×酒井リョウ(RANGER GYM)15勝16敗 ※選考の理由 112.80kg   スダリオ剛は、中学時代に現在NBAで活躍する八村塁のライバルとして鎬を削るなど幼少期より抜群の運動神経を発揮。13年に貴乃花部屋に、弟の貴賢神と双子関取として入門し将来を嘱望されたが、暴行問題を起こし19年に角界を引退。20年9月、初参戦のRIZINでディラン・ジェイムスにTKO勝利でMMAデビュー。3連勝後、エクストリーム・クートゥアーでラスベガス修行も敢行。21年6月、シビサイ頌真に3R一本負けで初黒星。10月の再起戦で勝利も、怪我により長期離脱。復帰戦となった22年7月、関根“シュレック”秀樹を1R 53秒TKO。しかし大晦日にジュニア・タファの打撃に屈した。23年4月、ロッキー・マルティネスに判定勝ちで再起を飾ると、10月にはイム・ドンファンを右アッパー&パウンドでTKO。23年大晦日、上田幹雄にTKO負け、24年6月にはBreakingDownで安保瑠輝也とキックルールで対戦し延長判定負け。 11月、加藤久輝にTKO勝ちで再起を果たした。  25年5月のへビー級GP1回戦ではジョゼ・アウグストと対戦、1Rに右を被弾しダウンを喫して判定負け、自国開催のGPで無念の初戦敗退。10月には、韓国のAPEC 2025 Korea Commemorative World MMA Competitionで、元Bellator&PFLファイターのダヴィオン・フランクリンと対戦予定も試合がキャンセルされた。この間、ブラジルのロータスクラブで元KSWヘビー級王者のフェルナンド・ロドリゲスらとも練習。1年半以上を経てリング復帰となる今回、20代最後の年にMMA日本最強の称号を手にするか。MMA9勝4敗。5月13日に29歳となる。  酒井は、MMA15勝14敗の元DEEPメガトン級暫定王者。39歳。2012のGRABAKA 2 LIVE!!でプロデビュー。以後、DEEPメガトン級を主戦場に活躍。関根シュレック秀樹やシビサイ頌真らRIZINファイターたちとも激闘を繰り広げてきた。20年2月、初参戦のRIZINで実方宏介とキックルールで対戦もKO負けを喫した。その後21年12月からは4連勝。その勢いで22年11月に赤沢幸典を左右フックからパウンドでTKOに下し、DEEPメガトン級暫定王座を獲得すると、23年7月の水野竜也との再戦で1R TKO勝ちで王座防衛に成功。24年3月には同級正規王者のロッキー・マルティネスと王座統一戦で再戦。ジャッジ5名がドローの接戦のなか、マスト判定で惜敗し王座陥落した。  再起戦の24年11月、元ONEの長谷川賢と対戦。2R、長谷川の後頭部打撃による負傷判定で勝利。25年3月、5年ぶりのRIZINの舞台に、念願のMMAルールで参戦。204cmの長身のエドポロキングの打撃をかいくぐり、1、2Rとテイクダウンを成功させノースサウスチョークで勝利まであと1歩に迫るもロープを蹴ったエドポロキングに上下を入れ替えられて無念の逆転TKO負け。25年8月にDEEPメガトン級王座決定戦で、14歳若く、かつての練習仲間である大成と対戦。3R サッカーボールキックでKO負けで連敗を喫し、メガトン級正規王者のベルト戴冠ならず。26年3月、元GRACHAN王者の荒東“怪獣キラー”英貴をDEEPで迎え撃ち、1Rに左フックでダウンを奪い、パウンド&ヒジでTKO勝ち、再起を遂げた。  6月、仙台で10歳若い貴賢神を相手に、MMA30戦目の節目の試合に出陣。悲願のRIZIN初勝利&GP残り1枠を争う「査定試合」に臨んだが、1.2kgの体重超過だった貴賢神との試合を受けて、76秒、涙のTKO負け。その後、試合に臨む姿勢と戦いぶりが評価され、今回のGPに抜擢された。  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るスダリオ。酒井は右ローから。スダリオも強い右カーフを返す。慎重な出だし。酒井の右ローをかわしたスダリオの蹴り返しを酒井もかわす。ボディストレートのスダリオ。  互いの右が交錯。そこに酒井も左を振る。スダリオの左から右が空を斬る。かわした酒井は左ロー。左ジャブから右を突くスダリオに酒井はカウンターの左を強振。どよめきが沸く。  右カーフのダブルのスダリオ。ワンツー。酒井はやはり左カウンターを狙う。さらに右を突く。  左ジャブを突くスダリオ、酒井にコーナーを背にさせて右ストレート! 左を振っていて被弾した酒井は足が泳ぐ。左から右を効かせたスダリオは、酒井が組みながらも崩れたところにサッカーキックを蹴って鉄槌! レフェリーが間に入った。 スダリオは「お久しぶりです。1年3カ月ぶりの試合ということもあって慎重に見てしまったところがあったんですけれど、いい感覚が掴めて。11月の決勝、多分…どっちが上がってきてもいいんですけれど、めちゃめちゃ面白い試合をします。必ず優勝します」とマイクでアピールした。 [nextpage] ▼第6試合 RIZINフライ級(57kg)5分3R ※選手名からインタビュー〇伊藤裕樹(ネックス)20勝7敗 57.00kg[2R 3分50秒 TKO]×アリベク・ガジャマトフ(ダゲスタン/ KHK DAGESTAN)6勝1敗 58.75kg※1.75kg体重超過  ガジャマトフの1.75kg体重超過により「ノーコンテストルール」で第8試合から第6試合に降格された元フライ級戦。  伊藤は、幼少期からボクシングを学び、2016年にTHE OUTSIDERでMMAデビュー。19年5月からDEEPで3連勝し、デビュー以来破竹の12連勝。21年3月のRIZINデビュー戦で杉山廣平を1R 33秒でTKOに下すと、10月には中村優作を1R終盤TKO、22年7月には宮城友一を2R TKOでRIZIN3連勝。8月からDEEPフライ級GPに参戦し、原虎徹、ビョン・ジェウンに勝利したが23年2月の準決勝で本田良介に判定負け。同年5月のRIZINで山本アーセンに判定負けを喫し自身初の連敗。  RIZINでヒロヤ、トップノイ、上田将年を相手に判定勝利。24年10月にはROAD FCのイ・ジョンヒョンに3R TKO勝ち。25年3月、初の北米選手との国際戦で、トニー・ララミーに判定勝ちでRIZIN5連勝。5月の男祭りでは神龍誠に判定負け。フライ級GP1回戦ではエンカジムーロ・ズールーに判定勝ちしたが、フライ級GP総選挙で無念のリザーバーに。25年9月に山本アーセンとの再戦を悔しい判定負けを喫した。26年3月に元LFAフライ級王者&KNOCKOUT UNLIMITEDフェザー級王者のカルロス・モタを左ハイからのワンツーでKO。再起を果たしている。ヒロ・ヤマニハから寝技の指導も受け、新ステップで組み技にも自信を語っている。  ガジャマトフは8歳から始めたウーシュー散打でロシア王者に輝く。そのほか、カンフーロシア王者に2度、ハンド・トゥ・ハンド・コンバットでダゲスタンの数々のチャンピオンに、アーミー・ハンド・トゥ・ハンド・コンバットでは北コーカサス王者に2度輝いているほかMMAでも様々なトーナメントで優勝を果たす。10年間取り組んだ散打で120試合以上を経験するなかMMAに転向。  プロデビュー戦以来ACA Young Eaglesで4戦し、いずれもパンチ、グラウンドでのパウンド、前蹴りでの3つのKOとRNCでの一本勝ちで全てフィニッシュ勝利。24年11月に北方大地と対戦し、1R 3分20秒、グラウンドパンチによるTKO勝利でRIZINデビュー戦を白星で飾った。7月の1回戦では征矢貴にTKO勝ちも、準決勝で扇久保博正に判定負け。今回は再起戦となる。  しかし、25年9月の扇久保戦後、ガジャマトフがヘルニアの手術を行い体重増量。試合のオファーは5月には受け取っていたものの、今回の計量で58.75kgと1.75kgの大幅体重超過のため、試合は「減点2」からスタートで、伊藤が勝った場合、その結果を「公式記録」とし、伊藤が負ける・引き分けた場合、記録は「ノーコンテスト」となること、さらに当初の第8試合から第6試合に繰り下げられることが発表されている。  1R、サウスポー構えの伊藤に、オーソのガジャマトフが中央を取る。伊藤は右関節蹴り。ガジャマトフは右の蹴りもまだ遠い。右関節蹴りの伊藤。蹴り返しのガジャマトフはワンツーの右。さばく伊藤は左インロー。ガジャマトフは右ハイを見せる。  前後のステップから右の蹴りの伊藤。そこにカウンターの右ストレートを狙うガジャマトフはワンツー。バックステップの伊藤の押し戻しに、ガジャマトフは右ミドル。ガジャマトフの右が伊藤の額にヒット!  体勢を戻す伊藤。ワンツーの右からダブルレッグテイクダウンのガジャマトフ。伊藤は背中を見せて立ち上がり。バッククリンチのガジャマトフは左足をまたごうとするが、伊藤は左オーバーフックで小手、コーナーでアームロック狙い。胸を合わせて左を突く。  スタンド。右ミドルのガジャマトフに左右連打で詰める伊藤。そこにガジャマトフは組んでコーナーに押し込み。伊藤はコーナー背にこつこつ頭を叩く。  2R、右ローの伊藤、ガジャマトフはの右の蹴りからの右アッパーをかわして左ヒザも、そこにテイクダウンを合わせたガジャマトフ! ハーフの伊藤にヒジを落としてパス狙い。背中を向けて立つ伊藤は足を入れさせず前転もボディロックのガジャマトフはバックから4の字でボディトライアングル!  リアネイキドチョークを仕掛けるガジャマトフに後ろ手を剥がす伊藤。両足フックになったところで左手を掴んでマットにピンして体を入れ替えた伊藤。  ガジャマトフのシングルレッグにアナコンダチョークでコーナーにスタンドで押し込むと、さらにがぶりグラウンドで絞め。首がずれたところで外して立ち際にヒザ。スタンドで左右ラッシュ!  コーナーに詰めて左右無酸素ラッシュ! 左ヒザも突き上げて左右連打にガジャマトフが防戦一方となったところでレフェリーが間に入った。  勝負所でラッシュし、体重超過のガジャマトフをフィニッシュした伊藤はコーナーに登るも、白目を向いて倒れる仕草。立ち上がるとマイクを握り、「ちょっと1回聞いていいですか。TOYOTA ARENAの皆さん、盛り上がってますかーっ! いやぁ、むちゃくちゃ強かった。酸欠になっちゃったんでアレですけれど、12月大晦日、榊原さん、KOしました! 有言実行! 観てるか分かんらんけれど、マコトーッ! 首洗って待っとけ。みんなが応援してくれたおかげで本当にありがとうございます。本当に疲れた。大晦日、もしタイトルマッチが決まったらそこに向けてもっと練習するので。メインスポンサーの枠が空いてるので、僕と戦ってくれる企業さんいつでも連絡してください」と、大晦日名古屋大会参戦と神龍誠への挑戦をアピールした。 [nextpage] ▼第5試合 フェザー級 5分3R ※選手名からインタビュー×摩嶋一整(毛利道場)19勝7敗 65.90kg[1R 4分58秒 腕ひしぎ三角固め]〇武田光司(TRIBE TOKYO MMA)20勝8敗 66.00kg  摩嶋は、柔道でインターハイ、国体出場経験を持つグラップラー。2013年にプロデビュー。24年11月に元王者ヴガール・ケラモフと対戦し、右フックを被弾し1R 28秒TKO負けも、25年11月に日本拳法出身の木村柊也を2R リアネイキドチョークに極めて再起。  26年4月の前戦では英国のジェームズ・ギャラガーを3R、肩固めに極めて2連勝中。ギャラガー戦後、地元に近い7月18日の広島大会参戦の可能性を問われ、「僕の会社ちょっと5、6月が1年で一番忙しくて、調整できないかもしれないです」と語っていた摩嶋だが、繁忙期をこえて、8月11日大会に向けて調整していくことになる。  武田は、高校時代にレスリングフリースタイル84kg級三冠、グレコローマンスタイル84kg級二冠の計五冠を成し遂げる。17年にプロデビュー。ライト級から24年3月のフェザー級転向初戦で萩原恭平に完封勝利。6月、無敗のシェイドゥラエフに1R、リアネイキドチョークで一本負け。新居すぐる戦のテクニカル判定勝ちを経て、25年5月の韓国大会でジ・ヒョクミンに2R TKO負け。  25年12月に奥山貴大に1R 一本勝ち。26年3月、相本宗輝の交通事故により対戦相手が不在となったビクター・コレスニックの相手としてライト級で試合3日前緊急参戦。3Rを組み倒して判定勝ち。試合後は緊急参戦の水抜きで「最後失神した場面もあったらしくて、担がれながらやってました」と苦笑していたが、今回はフェザー級に戻しての参戦となる。  柔道・柔術組みの摩嶋と、レスリングの組みの武田が戦う、種類が異なるグラップラー対決。スタンドで始まるMMAで、その際を制するのは摩嶋か武田か。試合はリングで行われる。  1R、グローブタッチの摩嶋に、ローを放った武田。摩嶋のシングルレッグを差し上げる武田だが、摩嶋は脇を潜り、バッククリンチ。コーナーで胸を合わせようとする武田をボディロックテイクダウンの摩嶋。足を入れられなかった摩嶋。立つ武田はコーナーに頭をつける。  後方にボディロックテイクダウンの摩嶋だが、すぐにコーナーに向かって立つ武田。なおもクラッチし続ける摩嶋は片足を小内刈で引き出す。座らせて後方からリアネイキドチョークを狙う摩嶋に、武田は胸を合わせて両脇を差してコーナーに押し込む。  差し替えて体を入れ替えた摩嶋は小外で足を引き出し、再三の崩しも残す武田。摩嶋の崩しにロープに頭をひっかける形で残すと、武田がアームロックで回してテイクダウン! 腕十字から上体を起こしてきた摩嶋に三角絞めに移行して左ヒジを伸ばしてタップを奪った! 武田はマイクを持つと「摩嶋選手ありがとうございました。あんな壁レスでバックとられて何回もテイクダウンされるなんて。僕もテイクダウンされない自信があったので、まだまだ足りないと思いました。僕はもっとストライキングをめちゃくちゃ練習してきたんですけれど、まさか下から極めるとは思ってなかったので自分でもビックリしています。丈治、勝ったぞ、最高のバトンもらったから。ありがとう。最高。同じ仲間としてセコンドに就いてくれた萩原(京平)くんもまだまいけるでしょう。強くなれるよ、一緒にやろう。年内もう一試合お願いします」と、萩原にエールを送ると共に次戦をアピールした。 [nextpage] ▼第4試合 RIZINバンタム級(61kg)5分3R ※選手名からインタビュー〇後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)21勝9敗1分 60.85kg[1R 3分41秒 リアネイキドチョーク]×アジズベク・テミロフ(ウズベキスタン/チーム・アルファメール)6勝3敗 60.95kg  後藤は、空手と柔道をバックボーンに持ち、北大で学びながら地下格闘技にも参戦。16年10月、地元北海道開催のPANCRASEでプロデビュー。23年6月、RIZINデビュー戦でトレント・ガーダムにツイスターで一本勝ち。25年6月、鹿志村仁之介をカーフで削り判定勝ち。11月、中島太一を3発の左フックで109秒、KO勝利。大晦日の連戦でホセ・トーレスにスプリット判定勝ち。  26年4月に王者ダニー・サバテロに挑戦も判定負け。再起戦となる今回、これまでとは一転して超・打撃特化型のアジズベク・テミロフと拳を交える。  アジズベク・テミロフは、兄はRIZINフライ級から現在はUFCで活躍するラマザン・テミロフ。6歳から20年間経験したボクシング/キックボクシングをバックボーンに、23年8月、ロシアのBears FCでプロデビュー。以降、破竹の5連勝をすべて2R以内フィニッシュ(負傷TKOを含む)勝利。チーム・アルファメールでも研鑽を積み、25年3月のLFA 203でダニエル・アラウージョとの無敗対決で判定負けでキャリア初黒星。9月のOctagon Leagueでは、ウルスベク・ティレノフに各ラウンドでバックテイクを許し3R判定負け、苦しい2連敗に。  再起戦にしてRIZINデビュー戦の26年4月、DEEP二階級制覇の福田龍彌を相手に2R 右フック一閃、KO勝利。日本2戦目となる今回、タイトルコンテンダーの後藤丈治を相手に再び左殺しの右の強打を爆発させ、一気にバンタム級王座戦線に躍り出るか。  1R、サウスポー構えの後藤に、オーソのテミロフ。中央を取るのは後藤。左回りのテミロフに右ジャブを見せる。後藤は前足に関節蹴り。さらに左ストレートを見せる。ここはさばくテミロフ。テミロフの右に、右前蹴りの後藤。左を突くが、頭が当たる。  試合はそのまま続行、左を振る後藤は左ミドル、テンカオ! テミロフの右にカウンターで入り、崩れるテミロフを追う後藤はコーナーで左ヒジ・ヒザ連打! 背中を向けたテミロフのバックを獲り、ボディトライアングルからおたつロック。  テミロフの振り向き際にスコティッシュツイスター! いったんは外したテミロフにリアネイキドチョーク! タップを奪った。左の攻撃から関節蹴り、ヒジ・ヒザのMMAムエタイで制して、最後はバックで極めた後藤は再起の一本勝ち。 マイクを持つと「ありがとうございました。おい、サバテロ! お前にボコボコにされて悔しくて絶対にやり返しに行くので、この試合を糧にして必ずやり返しに行くのでみなさん見ててください」と、サバテロへのリベンジを誓った。 [nextpage] ▼第3試合 RIZINフライ級(57kg)5分3R ※選手名から前戦〇平本 丈(剛毅會)4勝2敗 56.90kg[1R 1分36秒 KO]×ジョリー(FIGHTER'S FLOW)4勝1敗 57.00kg  平本は、兄・平本蓮の影響で5歳よりキックボクシングを始める。20年大晦日に蓮がMMAに挑戦した姿に刺激を受け自身も転向。21年、ABEMA「格闘 DREAMERS」をPCR検査が陽性で断念したが、その後に入れ替え戦を一本勝利でチャンスを掴む。最終審査では同じくストライカーの鈴木崇矢と対戦したが、負傷による棄権。その後も兄と共にMMAの練習に励み、23年3月のGLADIATORで飴山聖也を相手に、約2年ぶりの復帰戦にしてアマチュアMMAデビュー。1R、左フックによるKO負けを喫した。23年大晦日、初参戦のRIZINでプロMMAデビュー。YUSHIを相手に左ハイキックでダウンを奪うなど、判定3-0勝利。24年11月、プロ2戦目のDEEPで同じ空手ベースの木村琉音と対戦。1R中盤に腕十字を極められ、一本負けを喫した。 再起戦となった25年5月、田丸辰のMMAデビュー戦に抜擢。キックボクシング二階級王者という大型新人を相手に、MMA経験の差を見せてグラウンドコントロールし判定勝利した。9月、冨澤大智と対戦。打撃に組みを混ぜてバックを奪いチョークを狙うも極め切れず、スプリット判定で打ち負けた。26年5月、3年2カ月ぶりの再戦となった飴山聖也にリアネイキドチョークで一本勝ち。 ジョリーは、新極真会で四至本ジョリー竜馬として活躍。10年間は空手を経験し、県内交流試合で数回優勝。キックボクシング歴3年、MMA5年になる。アマチュア修斗東海選手権バンタム級トーナメント優勝後、18年1月のGLADIATORでプロデビュー。2連勝をマーク。20年に安保瑠輝也のYouTube企画に喧嘩自慢として参加。22年7月、BreakingDown(BD)に初出場。4連勝で臨んだ5月の日韓対抗戦ではROAD FC出身のパク・ヒョングンに判定0-5で敗れBD初黒星。24年6月にはYUSHIとMMAルールで対戦し、跳びヒザ蹴りからのパウンで1R KO勝ち。 怪我から25年3月にBD復帰戦では冨澤大智とMMAルールで対戦、KO負けを喫した。7月のBDでは秋元強真の兄・優志に判定勝ち。9月よりFIGHTER'S FLOWに所属。大晦日のRIZINデビュー戦で芦澤竜誠を1R 25秒、腕十字に極めた。26年5月の2戦目ではK-1の児玉兼慎に腕十字で一本勝ち。  1R、バンタム級からフライ級に転向したジョリー。手を低めに構えて圧力をかける平本に、ジョリーは右ロー。平本の右ローと交錯する。平本の右をかわすジョリーは左関節蹴り。平本は左ハイ。ブロッキングのジョリーはスイッチ、インロー。  ジョリーは左の飛び込みをヒット。オーソに戻したジョリーの続く右の入りに平本は左を狙い、さらに右フックを当ててダウン奪取! 自身初のKO勝ち。  平本は試合後、「シャーッ! これが平本丈です。次、この間負けちゃったですけどヒロヤ選手、やらないですか。勝てる自信あるので、お願いします」とヒロヤに対戦をアピールした。 [nextpage] ▼第2試合 RIZIN 69kg契約 5分3R ※選手名から前戦〇直樹(FIGHTER'S FLOW)3勝2敗 68.90kg[2R 3分09秒 TKO] ※ドクターストップ×細川一颯(フリー)0勝0敗 68.95kg  直樹は、剛柔流空手を12歳まで経験、全日本大会優勝。14年4月にRISEでプロデビュー。空手仕込みの間合いと瞬発力を武器に活躍し、19年11月に初代スックワンキントーンスーパーライト級王者に。21年1月、第7代RISEライト級王座を獲得。25年5月のDEEPでMMAデビュー。SB王者の奥山貴大にKO勝利を挙げたが、2戦目の超RIZIN.4で芦田崇宏に判定負け、25年11月のDEEPで三井俊希にTKO負けで2連敗を喫した。しかし、26年3月のDEEPで木下カラテを1Rわずか22秒、リアネイキドチョークに仕留めて2勝目をあげた。26年2月には黒井海成を初回TKOに仕留めている。 細川は6歳から11歳まで極真空手を習い、全日本優勝。サッカーで特待生として高校進学をするも中退。2022年よりMMAを始め、2023年に全国の喧嘩自慢100人のトーナメント企画に出場、その頂点に立ちBreakingDown(以下BD)1,000万円の1年契約を結ぶ。2023年11月、9連勝で迎えたBDで才賀紀左衛門にKO勝利。2024年12月のBDフェザー級トーナメントではYURAに判定負けで初黒星を喫した。その後、BreakingDownで3勝2敗、25年7月にはNAOを破り第2代BreakingDownライト級王者に。26年6月に宇佐美正パトリックに敗れた。  1R、ともにオーソドックス構え。前足を蹴る直樹は、ワンツーの右ストレートを当てて、右ハイも。組む細川は左目尻から出血。四つで押し込む細川は右ヒザ。小外で崩す直樹だが下に。  フルガードの直樹は、腰を切って腕十字も狙うが、細川は右のパウンド。下の直樹はヒジ。コーナーに動かす細川はパウンド。直樹は頭を当てて上体を立てて座ろうとする。  ブレーク。スタンド再開。細川の左目が腫れている。右ローを当てる細川に直樹は打って組むが小外でテイクダウンは細川。残り10秒の拍子木にトップから離れてフットスタンプでゴング。ドクターチェック。  2R、細川の左目は塞がっているが、「これ以上見えなくなったら止める」とのドクターの声。試合再開。  中央を取る細川は右ロー。右ストレートをの直樹は右ヒジ! 見えてない細川だが、直樹のワンツーに打ち返し。かわす細川の詰めに直樹は右ヒジを狙う。コーナーに詰めて組んだ細川は右で差して押し込み。ボディロックから引き出そうとするが、直樹は残す。  ブレーク。スタンド。細川のワンツーに右を狙う直樹は右ヒジ。そこに組む細川だが、直樹は右目も腫らす。しかし、コーナーに詰めてボディロックテイクダウンするとヒジ! 直樹はコーナー使い立ち上がり。  細川が間にヒザを入れて凌ぐと、ドクターチェック。ストップに。直樹がTKO勝ち。直樹は正座して四方に頭を下げた。K-Crannの横田一則代表から迎えられ、リングを降りる細川。  階級上、69kg契約でMMAデビューの細川に勝利した直樹はマイクを握ると「JOKER直樹です。すいませんでした、こんな試合して申し訳ないです。RIZINファンの皆さん、BreakingDownからこの場に上がってこのルールで戦った細川選手に大きな拍手をお願いします。そしてBreakingDownファンの皆さん、この勝ち方では大きなことは言えないけれどこれが現実だよ。大きな怪我もないし、年内にもう1試合、挽回のチャンスをくれないですかね、社長お願いします。直樹ッズどう? かわいいでしょう。会場で見かけたら写真撮ってくださいとか声かけてください。みんな喜ぶから。みんなで写真撮って推し見つけてよ。ありがとうね、いつも。このしょぼい勝ち方で長々喋ってすいません」と、年内もう1試合をアピールした。 [nextpage] ▼第1試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R×水野新太(フリー)9勝2敗 65.85kg[1R 4分27秒 TKO] ※右ヒジ、左フック→鉄槌〇リー・カイウェン(中国/Haosheng fight gym)17勝8敗 66.00kg  水野は9勝1敗の23歳。25年3月の1回戦で芦田崇宏に1R TKO勝ちすると、5月の準決勝で海飛と激闘の末の判定勝ち。8月の決勝では高橋遼伍に長い右ジャブで自身の距離で戦い判定勝ちでフェザー級GPを制している。先輩の石司晃一、そして大塚隆史の指導を得て、試合毎に武器をあらたにする水野は3月、5月、8月、12月の連戦で青井が持つ王座に挑んだが、判定4-1で初黒星。しかし26年5月、元RIZIN&DEEPフェザー級王者の牛久絢太郎を判定で破りDEEPフェザー級暫定王座に就いた。RIZIN初参戦。 カイウェンは、レスリングベースながら、右の拳を武器に打ち合い上等のスタイルと風貌から「中国の五味隆典」と呼ばれる。14年9月、CKFでプロデビュー。同年よりONEに参戦し、12月ONEフェザー級北京トーナメント優勝。4連勝後の16年4月、マーティン・ニューイェンに1RKO負けでONE初黒星。ONEで9勝3敗後、23年5月より「ROAD TO UFC」(RTU)シーズン2出場。8月の準決勝で神田コウヤに判定勝ちも24年2月の決勝で体重超過の末にイー・ジャーに1R一本負け。UFC契約とはならず。 その後国内団体で2連勝し、25年5月より「RTUシーズン4」に参戦。8月の準決勝で中村京一郎に判定負け。1年9カ月ぶりとなる再起戦でRIZINデビューし、26年5月に高木凌に初回KO負けを喫した。  1R、オーソドックス構えのカイウェンに、サウスポー構えの水野は右ジャブで詰めてワンツーで前に。カイウェンはワンツー、右ミドルを当てて右ボディストレート。右から左で飛び込むカイウェン。水野も右前手フック。カイウェンの右から左に右をかぶせる水野は左ローも。カイウェンの右から左をかわす。  距離設定は水野。中央を取り、カイウェンの打撃をさばき左インロー。さらに4連打で詰める。左回りのカイウェン。インサイドを取って左ハイの水野に、カイウェンは連打もバックステップ。コーナーに詰める水野に、カイウェンは2度の右ヒジでダウンを奪うと、パウンド、水野は下からシングルレッグで立ち上がり。  ロープごとまたいでストップ・ドントムーブで再開。両脇差すカイウェンを突き放した水野だが、カイウェンは中央を取り、右ストレート。水野の左ヒザ蹴りからの右を被弾しながらもその入りに右から左フック! ダウンした水野に鉄槌3連打でレフェリーが間に入った。  カイウェンは中国人初のRIZINでの勝利。マイクで「東京こんにちは。改めて初めまして。このKO勝ちが出来てとてもいい気持ちでいます。前回初めてのRIZINでファンの方を失望させてしまいましたが、これが本当のリー・カイウェンです。これからよろしくお願いします。そしてRIZINの榊原社長に感謝を伝えたいです。最初KOされた一戦の次にすぐこの機会をいただきありがとうございました。今後も、今回のような激しい試合をRIZINで見せていきたいと思います」と語った。
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