平本蓮の強烈打撃にも皇治は倒れず勝敗無し
▼RIZINスタンディングバウト特別ルール 3分3R(無差別級)※10オンスグローブ着用 ※判定無し
―平本 蓮(剛毅會)79.85kg ※選手名からインタビュー
[時間切れ 勝敗なし]
―皇治(TEAM ONE)68.60kg
平本は2014年11月、高校1年生でK-1甲子園2014優勝を果たし、15年にキックボクシングでプロデビュー。K-1、 Krushのリングで活躍し、17年にはK-1ライト級世界トーナメント準決勝でゴンナパーを破る大金星を挙げ準優勝。18年には、日本人選手相手に無類の強さを誇ったゲーオから2度ダウン奪い、初めてゲーオをKOした日本人として伝説越えを果たした。その後、K-1のリングから離れる。
19年末、BELLATOR JAPANにキックボクシングルールで電撃参戦し、芦田崇宏から1Rに3つのダウンを奪う白星。MMA転向を表明したのち 20年大晦日、萩原京平相手にMMAの洗礼を受けデビュー戦は黒星発進。米国修行を挟み約1年3カ月ぶりとなった22年3月の復帰戦では鈴木千裕相手に判定負け。その後は鈴木博昭、弥益ドミネーター聡志に勝利しMMA2連勝を飾る。大晦日にはスタンディングのエキシビションで出場し、梅野源治を左フックでダウンさせた。23年4月には元王者の斎藤裕を相手にスプリット判定で惜敗を喫し、大物狩りならず。その後も剛毅會で鍛錬を積み、約8カ月ぶりの再起戦となった23年大晦日、YA-MANとフルラウンドの激闘の末、判定3-0勝利。
24年7月、かねてより熱望していた朝倉未来と対戦。1Rに左ストレートをヒットさせパウンドTKO勝利を飾った。その後、現役引退を表明し競技を離れていた朝倉未来の復帰を受けての再戦が大晦日のリングで発表されるも、25年5月に用意されたその舞台は負傷欠場。26年4月の会見で1年以上を経て待望のMMA復帰が発表されたその矢先、今回これまでも舌戦を演じてきた皇治を相手にスタンディングバウトに臨むことが決定。打たれ強さを誇る皇治との“肩慣らし”で、9月大阪京セラドーム大会でのMMA復帰戦に向けて、怪我の回復のみならず、さらなる磨きのかかった打撃を見せつけるか。
皇治は、K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント第3位、ISKA世界ライト級王者。父の影響で4歳から始めた日本拳法、空手で好成績を残す。16年よりK-1を主戦場に、スタミナを最大の武器に、武尊らと激闘を繰り広げると「大阪に皇治あり」を満天下に知らしめた。20年7月にRIZIN電撃参戦を発表すると、9月に那須川天心、大晦日には五味隆典と対戦し、一躍注目を集める。21年開催のキックトーナメントでは白鳥大珠に決勝で敗れ準優勝。その大晦日にはYA-MANに判定負けを喫した。22年3月の再起戦で梅野源治に勝利すると、その後はHEATや3150ファイトで激闘。次なる標的をフロイド・メイウェザーに定めると、9月に用心棒のジジをKO、11月には秘蔵っ子のイングラムとドバイでエキシビションマッチを行った。23年4月には地元大阪で同じくK-1から転向した芦澤竜誠に判定で敗れ引退を示唆。
その後、6月にMMA転向を発表し、大晦日、三浦孝太相手にMMAデビュー戦で三浦の代名詞たるサッカーキックを連打しTKO勝ち。24年7月には同じくキックから転向した芦澤竜誠とMMAで再戦したが判定で敗れ、ルールセットを変えてのリベンジとはならなかった。25年3月、当て逃げの疑いで書類送検されると、5月の東京ドームで禊の一戦よろしく体重差30kg以上の反則王シナ・カリミアンとスタンディングバウト特別ルールで対戦し、勝敗なしのドロー。
これまでボクシング形式のエキシビションは1勝1敗4分で、今回再びRIZINスタンディングバウト特別ルール(判定無し)での参戦、かねてより因縁のあった平本と遂に拳を交える。キックでの戦績はもちろん、MMAキャリアも先を行く平本相手に、ほぼホームグラウンドと言える神戸の地で、泥臭くも、不屈の闘志と漢気溢れる試合で、会場を魅了するか。
無差別級戦で68.60kgで計量の皇治は、「皆さんこんにちは。すごい人やね。明日はこの白豚、しばき回そうと思います。応援よろしくお願いします」と挨拶。11.25kg重い79.85kgで計量の平本は「明日は俺が一番盛り上げます。はい。楽しみにしていてください」とマイクで語ると、退場際の皇治の尻に後ろから蹴り。
尻餅を着いた皇治は、「これは絶対、ステロイドしてる。(観客席に座った平本に)そ……、お前もうなかなかエグかったで、ホンマ。皆さんよろしく。こういうね、セコいことしかできんね、この薬の子はもう。みんな明日ね。バイバイ」と苦笑して壇上を降りた。
1R、サウスポーの平本に皇治は左斜め前に入りながらのジャブ、ワンツー。正面に立つと平本の左ストレート、左ボディが襲う。平本のワンツーに右ストレートを返す皇治だが、両者ともヒットはない。ジャブで前に出ようとする皇治へ平本が左ストレートを何度も放つ。さらに左ボディ。

平本の飛び込みのワンツーは皇治がダッキングでかわす。皇治は頭を下げて入ろうとするが、そこへ平本は左ストレートを打って入らせない。頭を下げて突進する皇治は右フックを打って回り込む。平本の左ストレート、火だろボディストレートにロープを背負う皇治だが左フックで平本をけん制。

2R、どっしりと構える平本。皇治は左斜め前に入って平本の前足外をとってジャブ。平本は左へ動くと左フック。皇治が入って来るところへ徹底的に左ストレートを打ち込む平本。平本の左ボディに右フックを返す皇治。平本のジャブに皇治が右フックを返してヒットを奪う。

ジャブで前に出る皇治だが、すぐに平本が左ストレートで押し返す。入ろうとする皇治に強い左フックを打つ平本。平本はジャブを連打すると左ストレート、皇治の右ストレートはサイドステップでかわす。左を当ててはすぐに離れる平本に皇治は翻弄された形。

3R、平本はこれまでよりも広くスタンスをとり、ステップインして強烈な左ボディ。ジャブ、左ストレートで皇治を近づけさせず左ボディ。それでも皇治は右ストレートを出して前へ出る。低い体勢から右ボディ。平本はジャブ、左フックを打ってすぐにポジションを返る。

皇治は右ボディ、平本は左フック、左ボディ。皇治の入り際に左フック。皇治も負けじと右を打つが、平本はサイドへ動く。オーソドックスへのスイッチもする平本。左ストレートに右フックを返す皇治は、右ボディのリターンで平本の左ストレートをもらっても舌を出して前へ出る。

強烈な平本の左フックにバランスを崩す皇治だが、すぐに前へ向かっていく平本は左ストレート、右フックとパンチをまとめるが皇治は右を返そうと前へ出た。終了のゴングが鳴ると両者グローブを合わせた。

ルールにより、KO・TKO決着ではなかったため勝敗は無し。2人は並んで記念撮影に応じた。

先にマイクを持ったのは平本「皆さんお久しぶりです。皇治選手が体重全然違うけど受けてくれてありがとうございます。今日はカネロとクロフォード戦を意識しました。つまらなくてすいません。9月が本番なので。久保優太! 俺とやれよ、ぶち殺してやるよ!」と、9月の復帰戦の相手に久保優太を指名してリングを降りて行った。


続いて皇治が「すいません、クロフォードとカネロの試合を意識しました。すいません、ステロイドチェックの結果が出ました。ひらもっちゃんはステロイドしてないです。きっとナチュラルに強いと思いました。昨日、ひらもっちゃんに蹴られたけれど、皆さん責めないでください。僕はあのおかげで火が点いて頑張れました。ケツに火が点いったってやつですね。あれがなかったらヤバかった。ひらもっちゃん強いです。ただハゲチャビンが打たれ弱いだけです。あれ、どうしようもなく弱いから。ひらもっちゃんの方が断然強い。ハゲチャビンは俺より弱いから。いつでも来なさい。1秒で倒れちゃうから。あの子にプレゼントする枕が発売中なので買ってください」と、平本は強かったとして朝倉未来をディスる。

「皆さん、アンパンマンを見直してください。俺も私生活でカスだけど、格闘技では嘘をつかないです。僕は37だけどまだまだいけますよね? ハゲチャビン倒して辞めようと思います。不甲斐ない試合してばっかりですけれど、皆さんの応援があって成り立っています。情けない男でもどんくさい男でもいいです。生んでくれた母親、女性は大事にしましょう、おかあさんありがとう」と、朝倉未来を倒して引退すると宣言し、母の日にちなんで母へメッセージを送った。
すいませんADHDの薬を服用していて、公開軽量の記憶がございません。
— 平本蓮 REN HIRAMOTO (@renhiramotoX) May 9, 2026
明日は俺の公開練習を楽しみにしててください。#rizin53 https://t.co/QZ2B5oW6A5













