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レポート

【ONE】武尊が大激闘でロッタンに最終Rで劇的KO勝ち、ホルミルザエフが若松佑弥を回転バックヒジTKOで新王者に、苦闘・吉成名高が初防衛に成功、与座優貴はハガティ―に一歩及ばず、海人がグレゴリアンに初のKO負け、澤田千優が三浦彩佳に一本勝ち、平田樹が復活勝利、和田が伊藤を下す。和島、士門、田丸、内藤、永井が勝利

2026/04/29 14:04

▼第13試合 ONEアトム級(-52.2kg)ムエタイ世界タイトルマッチ 3分5R
〇吉成名高(エイワスポーツジム/王者)インタビュー=51.7kg/1.0000
[判定3-0]

×ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ/挑戦者)=52.16kg/1.0066
※名高が初防衛に成功。



 名高は2025年3月の『ONE 172』日本大会でONEデビューを果たし、ラック・エラワンを3R2分40秒でKO。6月の『ONE Friday Fights 114』ではバンルーロック・シットワチャラチャイに圧勝の判定勝ち、8月の『ONE Friday Fights 122』ではハマダ・アズマニに3R15秒、TKO勝ち。そして、11月の『ONE 173』日本大会ではヌンスリン・チョー・ケットウィナーに判定3-0で勝利、初代ONEアトム級ムエタイ世界王座に就いた。

 ソンチャイノーイはS1ジュニアバンタム級王者の肩書きを引っ提げて2022年9月のNJKFに初来日すると、塚本望夢を1RでKO。2023年4月には『BOM OUROBOROS 2023』で名高に3RでKO負けを喫したが、強烈な攻撃の数々で名高を苦しめた。2023年7月の『BOM』にも来日し、重い左右ローキックで場内をどよめかせ、5Rには首相撲からのヒザ蹴りでジュライ・ウォーワンチャイ(=石井寿来)に判定2-0で勝利している。



 ONEには2023年1月の『ONE Friday Fights 2』から出場し、9戦全勝(4KO)の快進撃。名高とONEアトム級世界タイトルを争う最右翼と目されていたが、直前の2025年8月にヌンスリンに敗れた。10月の再起戦でサライ・タンに勝利し、ONE戦績を10勝1敗とした。所属するゲッソンリットジムは、K-1など日本で大活躍したチャンプアを輩出したジムだ(※チャンプアは現在同ジムのトレーナー)。



 1R、両者前足でリズムをとりつつフェイントをかけ合う。名高が詰めようとするとソンチャイノーイが前蹴り。名高は左ミドル、ソンチャイノーイはスネでカット、ソンチャイノーイが前へ出ると名高は右フックを打って回り込む。ソンチャイノーイが前に出ようとする瞬間にワンツーを合わせる名高。



 その後もソンチャイノーイの出鼻を捉えるようなジャブ、左ストレートを打つ名高。ソンチャイノーイはのしのしと前へ出て行き、パンチを当てようとするが名高は回り込んでかわす。名高が多く攻撃を当てた。



 2Rも前に出てくるのはソンチャイノーイ、名高は左ミドルを蹴る。ワンツーで出鼻を捉える名高にソンチャイノーイも右ストレートを伸ばす。踏み込み早く連打してくるソンチャイノーイに名高はバックステップ。名高の顔面前蹴りにソンチャイノーイはヒジを返したが名高はかわす。名高の左ミドルをキャッチしたソンチャイノーイは組んでのヒザ蹴り。



 ソンチャイノーイの右ローに名高は強い左ローを2発、しかしソンチャイノーイの右ストレートをもらってのけ反る名高。すぐに組み付いて追撃は逃れる。離れると名高は前蹴り、またもソンチャイノーイは右ストレートをヒットさせ、名高は鼻から流血。どんどんパンチで距離を詰めてくるソンチャイノーイに名高は左ハイを空振りするとそのままバックハンドブロー。



 3R、名高は左顔面前蹴り、左ミドル。ソンチャイノーイはどんどん前へ出ていき、名高は右フックを打って回り込む。さらに左ハイ。名高のジャブにソンチャイノーイは右ストレートを返し、名高は組み付く。名高は左ストレートからのヒザ、そのまま組み付くが今度はソンチャイノーイが投げる。



 名高は左ハイ、左の顔面ヒザを狙う。どんどん前へ出てくるソンチャイノーイにジャブ。それでもソンチャイノーイは距離を詰めて右ヒジ。かなり距離を詰められるようになった名高。パンチをもらってすぐに強い攻撃を返すソンチャイノーイ。組んでも名高が崩されて下になる場面も増えてきた。



 4R、名高は左ミドルで距離をとり始める。左ミドル、前蹴りの距離を保つ名高は、ソンチャイノーイのパンチをかわす。ソンチャイノーイは名高を持ち上げて落とす。距離を詰めるソンチャイノーイにテンカオ、さらに組んでのヒザ。ジャブ、左右のミドル、前蹴りと距離をとる名高は飛びヒザも放つ。



 前に来るソンチャイノーイに名高の左ストレート。ソンチャイノーイが入ってくるところにヒジを合わせ、崩してソンチャイノーイを転倒させる。回り込み、ジャブやテンカオで迎え撃つ名高。このラウンドはミドルで距離をとって名高がヒットさせては回り込む戦法でペースを取り戻した。



 5R、前に出て来るソンチャイノーイに名高は左右へ回り込み、前に出てくるソンチャイノーイをジャブ、左ロー、テンカオで迎え撃つ。ステップで素早く動く名高を追いかけるソンチャイノーイ。前蹴りで押された名高は、二段蹴りのような前蹴りを返す。その名高を足払いでコカすソンチャイノーイ。名高もソンチャイノーイをコカし返す。


ソンチャイノーイのパンチをかわし、ジャブ、テンカオ、ヒジを入れる名高。ソンチャイノーイがロープに詰めて左フックを打ってきたところでバッティングとなり、名高は左目上から流血。ソンチャイノーイは追いかけるが、名高はステップでかわしていく。



 判定は3-0で名高が初防衛に成功。

 珍しく顔に傷を作った名高は「皆さんこんにちは、応援ありがとうございました。初防衛戦ということで前回の試合から半年空いて、今までで一番キツい練習をしてきました。絶対にいい試合するという気持ちで上がったんですが、一度KOしている相手なんですが見違えるように強くなっていて。心が折れそうになるシーンもあったんですが、皆さんの応援のおかげで戦うことが出来てこうしてベルトを守ることが出来ました。ありがとうございました」と勝利者インタビューに答えた。

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