杉山しずかが和田綾音を四つで制して王座返り咲き
▼クイーン オブ パンクラス チャンピオンシップ フライ級 5分5R
〇杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)1位/第4代QUEEN OF PANCRASIST 24勝8敗1分 56.55kg
[判定3-0] ※50-45×3
×和田綾音(ALIVE)2位 2勝1敗 56.75kg→56.65kg
※杉山が女子フライ級王者に
2025年3月渡邉史佳相手に初防衛戦に臨んだ杉山しずかは1R 右フックによるKO負け。しかし、開始早々渡邉のパンチによりダウンを喫する苦しい展開となるも、勝負を捨てることなく覚悟を決めて前に出る姿は多くのファンの記憶に刻まれた。
今回、渡邉の王座返上により、再び杉山に女王の座を掴むチャンスが巡ってきた。
対する和田は、2024年7月大会で、実績・キャリアで大きく上回るライカに勝利し、鮮烈なデビューを飾った新鋭。25年6月大会では、オノダマンとの激闘に勝利し2連勝でチャンピオンシップに駆け上がってきた。
第4代女王戴冠時に「若手の壁になる」と宣言した32戦のキャリアを持つ杉山が返り咲くのか。それとも2戦負けなしと恐れを知らない和田が3戦目でその壁を打ち破り、新女王の座を掴むのか。
和田「チャンピオンをかけた試合として恥ずかしくないような、ALIVEの選手として恥ずかしくないような試合をします」
1R、両者オーソドックス。和田がパンチで出た。左が顔面にヒットし、首がのけぞった杉山だが、四つに組み止めた。クラッチしてテイクダウンを狙う杉山。
ケージを背負ってこらえる和田。逆に和田がテイクダウンを狙う。杉山がこらえたが、離れた和田。打撃戦から杉山が組みに行く。ボディロックからテイクダウンに成功した杉山。和田は小手に巻いて立ち上がるが、杉山がまたボディロックから投げてテイクダウン成功。
背中をつけた和田。杉山がハーフで押さえ込む。ハーフの足を抜きに行く杉山。和田がブリッジで返して上を取り返した。
残り1分。杉山が三角を狙うが、密着して防いだ和田。立ち上がる杉山。スタンドで四つになり、ヒザを打ち合う。1R終了。
2R、シングルレッグに入った杉山。テイクダウンに成功。すぐにハーフガードで押さえ込んだ。体を起こした杉山が鉄槌を打ち込む。
和田は下から蹴って離して立とうとする。立ち際にヒザをボディに入れる杉山。立ち上がり四つの攻防に。お互いヒザを打ち合う引き剥がそうとする和田だが、杉山は離れずヒザを打ち込んでいく。
杉山が外掛けでテイクダウンを狙うが、こらえる和田。杉山がケージに押し込んだ体勢で2R終了。
3R、杉山が右ストレートをヒット。和田がパンチで詰めるが、杉山が組み止めた。引き剥がした和田。杉山が組んでケージに押し込む。和田が入れ替えるが、すぐに戻す杉山。
両脇を差した杉山だが、押し込んでのヒザを入れるのみの展開でブレイクがかかる。ブレイク後に和田がパンチを入れるが、すぐに組みついた杉山。ケージに押し込むと、大内刈りでテイクダウン成功。
ガードの和田が足で距離を作ろうとするが、杉山が中に入っていき立たせない。体を起こして鉄槌を入れる杉山。
残り1分。下から三角を狙う和田。杉山がディフェンスして外す。和田が下から蹴って離し立ち上がった。しかし、すぐに組んでケージに押し込む杉山。3R終了。
4R、パンチをヒットさせる和田だが、杉山が組みついて四つ組みに。投げを狙った和田。
一瞬ヒザをついた杉山だが、起き上がりまたケージに押し込む。ケージに押し込んでヒザを入れる杉山。外掛けでテイクダウンを狙った杉山。
投げ返して凌いだ和田だが、杉山はすぐにまたケージに押し込む。レフェリーがまたブレイクを掛ける。すぐに組んでいく杉山。
またケージに押し込んでヒザを入れ合う展開に。残り10秒で杉山が足をかけてテイクダウン。下から三角を狙った和田だが、4R終了のホーン。
5R、すぐに組んでいく杉山。ケージに押し込みヒザを入れていく。ブレイクがかかるが、すぐに杉山が組んで間合いを詰めると、組んでケージに押し込む。
引き剥がした和田だが、すぐに組みつく杉山。またケージに押し込んでヒザを入れる。再びブレイク。パンチで出る和田に杉山は首相撲に捕らえる。また四つ組みになり、ヒザを入れ合う両者。
レフェリーからこのラウンド3度目のブレイク。また再開直後に組んだ杉山。残り20秒で引き剥がした和田。パンチで出るが、杉山が前蹴りで止める。詰めてきた和田を首相撲に捕らえて膝を入れたところでタイムアップ。
ジャッジ三者とも50-45のフルマークで、杉山が王座返り咲きに成功。
勝った杉山は、試合後のインタビューで、「和田選手が強くて、ちょっとびっくりしちゃいました。応援してくれるファンの皆様、和田選手のファンの皆様もありがとうございます。このベルトを2回も巻くことができて、ありがとうございます。
私、アイドルが好きで、ももクロが好きで、まるでヒーローみたいだなって思って、好きでした。そして格闘技でだんだん強くなってきて、誰かのヒーローになりたいと思ってやっています。もし誰かに、こんな試合でも、心を動かすことができるなら、やってて良かったと思います」とコメントした。





























