2026年6月6日(土)に宮城県・ゼビオアリーナ仙台にて『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』が開催された。
神龍誠が扇久保博正を組みで突破、縦ヒジでカットさせて1年11カ月ぶり再戦で判定勝ち、新フライ級王者に
▼RIZINフライ級(57.0kg)タイトルマッチ 5分3R×扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)57.00kg[判定0-3] ※29-30, 27-30, 28-29〇神龍 誠(神龍ワールドジム/ATT)56.95kg※神龍がフライ級王者に
RIZIN初の東北大会のメインは「RIZINフライ級タイトルマッチ」(5分3R)。岩手県出身の王者・扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)が57.00kg、宮城県出身の挑戦者・神龍誠(神龍ワールドジム/ATT)が56.95kgでともにパス。フェイスオフでは、パラエストラ千葉ネットワーク時代の先輩・後輩の因縁がある両者が胸を突き合い、火花を散らした。
24年7月以来、1年11カ月ぶりの再戦。かつてパラエストラ千葉ネットワーク時代に先輩・後輩だった両者は、前回はリングで対戦し、扇久保が神龍に判定勝ちを収めている。今回はケージでの対戦。岩手県久慈市出身の扇久保は、25年の「RIZIN WORLD GP 2025 FLYWEIGHT TOURNAMENT」でホセ・トーレス、アリベク・ガジャマトフ、元谷友貴をいずれも判定で下して優勝と同時にRIZINフライ級王座を獲得。今回が初防衛戦となる。
地元仙台出身の神龍は、同トーナメント1回戦で山本アーセンにギロチンチョークで一本勝ちも、準決勝で元谷友貴に判定負け。その後、米国ATT入りを果たし、大晦日にヒロヤに判定勝ちで再起。26年4月の前戦・福岡大会ではエンカジムーロ・ズールーにキムラロックで一本勝ちを収め、試合後のマイクで扇久保への挑戦を表明。今大会での「東北対決」が実現した。
公開練習では、GPで扇久保と15分を戦ったホセ・トーレスを帯同した神龍は、「ドラゴンボール」のフュージョン(合体)を見せるなど、対扇久保対策を練ってきている。また扇久保は、THE BLACKBELT JAPANの柏ジムにケージが導入されて初の試合となる。
神龍「明日僕がチャンピオンになって、時代作るんで、皆さん見に来てください」
扇久保「皆さん、こんにちは。このふるさと東北で試合ができるっていうことが本当に幸せです。明日こいつ絶対ぶっ倒すんで、東北盛り上げます」
1R、オーソから左右フック、左ハイに繋げる扇久保。サウスポー構えの神龍はガードして左を打ち込む。扇久保のワンツーの飛び込みをいなしてテイクダウンの神龍。右足をかけてバック狙いも座る扇久保は立ち上がり狙い。神龍は右腕を頭越しに扇久保の左脇をすくうネルソンで固めて奥の左手で細かいパウンド。
左に回ってのスクランブルでバックを譲るより、肩を内側に入れたい扇久保は、神龍の右腕を掴んで足を外して正対して立つ。コントロールした神龍に、扇久保は左右で前に。左フックをかわして組んだ神龍は押し込み細かいパンチ。
放して押し込み離れ際に右ハイの神龍、大き目の振りの扇久保だが、右ローで神龍のバランスを崩す。ラウンドマストの判定、神龍のコントロールはどう取られるか。
2R、左ローの神龍に、扇久保は左フックをヒット。右関節蹴りの神龍。扇久保は左前足から右フックで前に。神龍は回りながら左ストレートを胸に。扇久保は逆ワンツー。さらに右の飛び込みをかわしてバッククリンチでヒザ。両足を束ねて座らせた神龍。片ヒザ立ちから立つ扇久保は正対して前に。
右から左フックで前に出る王者。さらに左フック。ガードする神龍も右ジャブ。扇久保の左をスリッピングアウェー。扇久保を呼び込み左ヒザ。さらに首相撲ヒザを3連打。
押し込む扇久保は離れる。前に出る扇久保に縦ヒジの神龍。ボディ打ちから組んだ扇久保は押し込み左右ボディ打ち! 離れ際にヒジ。強振して前に出る扇久保にカウンター狙いの神龍。アウトMMAで的確に狙う。
最終3R、会場を煽る両者。詰める扇久保。右ストレート。リードジャブ。神龍は左を狙う。扇久保の入りにバックヒジも肩口。ヒザも。ローブローパンチに扇久保はグローブタッチ。追う扇久保、右で差すもテイクダウンよりも離れ際に左! 詰める扇久保。
神龍はローシングルも立つ扇久保は右で前に。頭を下げての入り左縦ヒジの神龍を潰して前に出る扇久保だが、そのヒジで扇久保は頭頂部をカット! 残り半分。ドクターチェック。再開。
中央を取る扇久保。流血しながらも前に出る扇久保に、神龍は左ハイ、ガードの扇久保は右! 神龍も相打ち。左フックをかわした神龍はダブルレッグで崩し、立つ扇久保に右足をかけて崩し。すぐに立つ扇久保はシングルバックでサイドから寝かせるが、扇久保はマウントにさせずにトップに。
そこにギロチンを狙う神龍だが、首抜きトップの扇久保がパウンド。体を離して足をさばきに行きゴング。出血の扇久保は神龍にハグして何かを語りかける。
判定は3-0(30-29, 30-27, 29-28)で神龍が勝利。難攻不落の扇久保を神龍が下し、RIZINフライ級王者となった。
ベルトを巻いた神龍は、「ここまで本当にたくさん悔しい思いをして、応援してくれた人たちを気づけたり、悲しませてしまいました。こうして勝てて本当に良かったです。あと、扇久保……先生。あなたのことを嫌いだったし、いろいろあったけどあなたのおかげで強くなれました」とマイク。
ケージの中でベルトを外した神龍は父・髙橋弘幸さんをケージに呼び込み、「僕を育ててくれてありがとう。お父さんのおかげでベルトを獲れました。これが俺の親孝行です」と語り、父親の肩にベルトをかけた。その後、弘幸さんは扇久保のもとに挨拶。
扇久保にもマイクが渡され、「誠、ほんとうに強くなったな。いままでいろいろ言ってごめん。これからRIZINフライ級を世界一の階級にしよう」と神龍に語り掛けた。
またバックステージでは「ヒジは狙っていた。行き過ぎないように冷静に戦い、相手がどのパターンで来ても大丈夫でした。(扇久保とは)いろいろあったけど、あの人に勝つという思いでやってきたので『ありがとうございました』という気持ちです。終わったら、さっそくララミーから『次は俺』と言われました(笑)」と語った。
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ララミーが59kg契約で速いリズムで攻めて元谷に完勝、メインの勝者に挑戦を表明
▼RIZINフライ級(57.0kg)→59kg契約 5分3R×元谷友貴(ATT)59.00kg[判定0-3] ※26-30×2, 25-30〇トニー・ララミー(カナダ/Maximum training centre)58.85kg
ATT所属の元谷は、25年7月にフライ級に落として臨んだGP1回戦で、自ら指名したヒロヤに組ませずスタンドも制し、判定勝ち。8月の総選挙では、スピーチで指名した神龍との対戦が2回目の投票で選ばれ、新旧DEEP王者対決が実現、スクランブル合戦を制した。
大晦日、19年に僅差判定負けを喫した扇久保を相手に決勝戦に臨んだが、スプリット判定でまたも及ばず。再起戦となる今回、豪快なキャラクターとは一線を画す精緻なMMAを光らせ始めたララミーをその卓越した技術で凌駕し、再び頂点を目指す。
ララミーは、レスリング&キックベース。兄で元UFCファイターのTJ・ララミーの影響でレスリング、格闘技を始める。15歳でレスリング国内王者に輝いたほか、WKAキックボクシング王座も獲得。アマチュアMMA7戦無敗を経て、プロMMA12勝3敗。24年11月にRIZINに初参戦で村本友太郎に判定勝ち後、2戦目となった25年3月、当時4連勝中の伊藤裕樹とダウンの奪い合いとなる激しい打撃戦の末に判定負け。11月には体重超過の山内渉に組みで圧倒し、判定勝ちで再起。26年3月、征矢貴を相手に序盤からローキックを効かせると、3R、右フックでダウンを奪いTKO勝ちを収めた。今回、GP準優勝の元谷に勝てば、王座挑戦も見えてくる。
1日、RIZINが「ララミーが愛犬の散歩中に愛犬が大型犬に襲われ、ララミーが助けに入って噛まれた」「ララミーは怪我を負い、治療のための抗生物質の服用により体重調整が難しい状況となった。元谷陣営と協議を行った結果、両陣営合意のもと、59.0kg契約(キャッチウェイト)にて実施する」と発表。試合4日前にキャッチウェイト戦に変更されている。柏木氏によれば、「噛んできたのは50kg級ロットワイラー/ ピットブル系の雑種」とのこと。ララミーは手首の負傷を化膿させないために縫合せず治療したという。
ララミー「明日の試合が非常に楽しみです。本当に相手のことを尊敬しています。自分は最初から最後まで激しいペースでいい試合をしていきたいと思いますので、KOを狙う姿勢を見ていてください」
元谷「ララミー選手、すごいいい選手ですけど、僕が明日仙台を盛り上げます。一番いい試合をします。よろしくお願いします」
1R、ともにオーソドックス構え。右ローの元谷にララミーは右を狙う。長いリーチで左ジャブを打つララミー。元谷は右オーバーハンドをガード上に。ララミーの蹴り足を狙う元谷。ワンツーの元谷の打ち終わりに左フックで崩したララミー! さらにダブルレッグテイクダウンからパウンド連打!
元谷の動きにハーフから肩固めに入るララミー。さらにサイドから絞めるが、半身になって立った元谷をケージに押し込むララミー。元谷の外掛けを潰してテイクダウンを奪いパウンド。さらに立ち上がった元谷にヒザ! 離れた元谷。ララミーのラウンドに。
2R、左ジャブのララミー。元谷の右ローをかわす。元谷は左を振ってニータップも、スプロールするララミー! 元谷の組みをかわして左右、再度のニータップも切ってサイドバックからパウンド。すぐに立つ元谷。ララミーの左右に両手を上げてブロッキングの元谷に、ララミーはアッパー。
左ボディの元谷。ダブルレッグに入るが、素早く腰を切るララミー。レスリングの実力を見せる。打ち下しの右フックは元谷。ガードのララミーに右前蹴りも。
元谷の左右のローに、ワンツースリーから蹴りまで繋ぐララミー。元谷は左右の蹴りを腹に突くが、ガードするララミーは連打で返す。
詰めると左から右、さらにボディを打ち込むララミー。元谷の右ローをチェックして左から右。このラウンドもララミーのペース。
3R、ノーモーションの右を打つ元谷に、ワンツーから左ハイに繋ぐララミー、元谷の組みを切って体を入れ替え左右対角線攻撃でボディに繋ぐ。そしてスッと離れて間合いを作るララミー。元谷の打撃に自身のターンで返して、元谷の組みを差し上げ押し込み離れる。
右アッパーを突き上げる元谷。ワンツー、右ロー。ララミーのアッパーをかわした元谷がケージに詰めてダブルレッグも差し上げて体を入れ替えたララミー。左で差して押し込みパンチ。元谷の左フックに離れる。
ワンツー左アッパーのララミー。元谷の攻撃に必ず返して最後のターンを取る。ララミーの左ジャブに鼻から出血の元谷。逆ワンツーから右フック、ヒザのララミー。
元谷は右を当てて組みに行くが、切ったララミー。元谷の頭が下がると蹴り上げ! さらにワンツーから左ハイ。最後は銅回し回転蹴りでゴング。ララミーは左足を押さえる。どこで傷めたのか。あるいは最初から痛めていたのか。それでも判定待ちでケージの上に登って勝利をアピール。
判定3-0(30-26, 30-26, 30-25)の大差でララミーが勝利。前回に続き、GP参戦選手を撃破。いよいよフライ級王座挑戦に近づいたか。
速いリズムと反応、クリンチ打撃でも上回って3連勝のララミーは、「2週間前にトラブルがあって痛めたなか、勝てて良かったです。元谷選手、体重変更してくれてありがとうございました。こうして圧倒して勝ったので、この試合の後の勝者(扇久保vs.神龍)と戦いたいです。どっちでもいいです。何なら2人一緒にやってもいいので」と語った。
またバックステージでは「3Rの残り1分で足首をひねった」と明かした。
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体重超過の貴賢神が下がりながらの右で酒井をTKO
▼RIZINヘビー級(120.0kg)→121.20kgキャッチウェイト 5分3R×酒井リョウ(レンジャージム)111.85kg[1R 1分16秒 TKO] ※右ストレート→鉄槌〇貴賢神(フリー)121.20kg ※1.2kg体重超過
酒井は、MMA15勝14敗の元DEEPメガトン級暫定王者。39歳。2012のGRABAKA 2 LIVE!!でプロデビュー。以後、DEEPメガトン級を主戦場に活躍。関根シュレック秀樹やシビサイ頌真らRIZINファイターたちとも激闘を繰り広げてきた。20年2月、初参戦のRIZINで実方宏介とキックルールで対戦もKO負けを喫した。その後21年12月からは4連勝。その勢いで22年11月に赤沢幸典を左右フックからパウンドでTKOに下し、DEEPメガトン級暫定王座を獲得すると、23年7月の水野竜也との再戦で1R TKO勝ちで王座防衛に成功。23年9月にヤン・へジュンに一本負け後、24年3月には同級正規王者のロッキー・マルティネスと王座統一戦で再戦。ジャッジ5名がドローの接戦のなか、マスト判定で惜敗し王座陥落した。
再起戦の24年11月、元ONEの長谷川賢と対戦。2R、長谷川の後頭部打撃による負傷判定で勝利。25年3月、5年ぶりのRIZINの舞台に、念願のMMAルールで参戦。204cmの長身のエドポロキングの打撃をかいくぐり、1、2Rとテイクダウンを成功させノースサウスチョークで勝利まであと1歩に迫るもロープを蹴ったエドポロキングに上下を入れ替えられて無念の逆転TKO負け。
25年8月にDEEPメガトン級王座決定戦で、14歳若く、かつての練習仲間である大成と対戦。3R サッカーボールキックでKO負けで連敗を喫し、メガトン級正規王者のベルト戴冠ならず。26年3月、元GRACHAN王者の荒東“怪獣キラー”英貴をDEEPで迎え撃ち、1Rに左フックでダウンを奪い、パウンド&ヒジでTKO勝ち、再起を遂げた。今回、杜の都・仙台で10歳若い貴賢神を相手に、MMA30戦目の日本ヘビー級、いやメガトン級の強さを見せつけ、悲願のRIZIN初勝利を掴み取るとともに圧倒的な勝ち方で、GPに我ありとアピールするか。
貴賢神は、スダリオ剛の双子の弟でMMA3勝4敗。5月13日に29歳になる。少年時代より空手やキックボクシングを習い空手では県大会2位の成績を残す。中学時代はバスケットボール部に所属し、茨城県大会で優勝、全国3位の実績を残し強豪高校からのスカウトも受けるが、家計の厳しさもあり両親の勧めで卒業と同時に貴乃花部屋に兄とともに入門。13年3月に初土俵を踏むと、17年の5月場所で新十両に昇進。18年3月には史上初の双子の関取誕生で話題に。しかし21年7月に不祥事を起こし相撲界を引退。
22年4月のRIZINで関根“シュレック”秀樹にTKO負けを喫し、デビュー戦でMMAの厳しさを味わうと、その後カルリ・ギブレイン、荒東"怪獣キラー"英貴に敗れRIZIN3連敗。24年3月、背水の陣で臨んだコーディー・ジェラベック戦では1R右ストレートを当てると一気に左右ラッシュをかけ、TKOで念願の初勝利。大晦日にエドポロキングと対戦。
テイクダウンを狙うも顔面ヒザを効かされ、連打を浴び1R TKO負けを喫した。喧嘩三番勝負に抜擢された25年7月、柔道出身のフィニッシャー・稲田将と対戦。2Rスタミナを切らした相手にパウンド肘を浴びせTKO勝利で再起。11月にはRIZIN初参戦のMAX吉田と対戦。左フックでダウンを奪い、鉄槌連打により1R 僅か70秒でTKO勝利を挙げ、MMAキャリア初の2連勝をマークした。この勢いをもって、MMA戦績で大幅に上を行くDEEP元暫定王者の酒井を相手にジャイアントキリングを起こし、日本トップの重量級が決まるトーナメントへの出場を果たすか。
酒井「先ほど、(貴賢神が)1.2kgオーバーって(聞いて)自分もびっくりしたんですけど、本当はね、約束事なんで守らないといけないので。僕も減量したから分かります。水抜きもね。命は大切なんで本当に無理してもらうのは……。でも自分には、約束やらなきゃいけないことあるんで、多分、一番、自分たちの試合が注目されてると思います。だから賢神に約束してほしい。もう減量オーバーはしないっていうことと、明日一番盛り上げよう。皆さんも盛り上げ、よろしくお願いします」
1R、ともにオーソドックス構え。向き合うと体格差を感じさせる貴賢神の大きさ。右ローの貴賢神をかわした酒井は左右で前に。しかし下がりながらもジャブを当てる貴賢神。
押し戻す酒井はワンツーで前に出るが、下がりながらも右ストレートを効かせた貴賢神。ダウンした酒井はフックガードも貴賢神は右の鉄槌連打! 失神の酒井にレフェリーが間に入った。
体重超過で勝利した貴賢神は、「まずは酒井選手、契約体重を守れずすみませんでした。そして通常ルールを受けてありがとうございました。支えてくれた仲間に感謝します。これからもヘビー級を盛り上げられるように頑張ります」と語り、ヘビー級GPについては触れなかった。
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ベイノアが体重超過の芳賀ビラルを左ハイKO
▼ライト級→71.10kgキャッチウェイト 5分3R〇“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)70.90kg[2R 0分10秒 KO] ※左ハイ×芳賀ビラル海(MASTERJAPAN TOKYO)71.10kg ※100g体重超過
ベイノアは、極真会館全日本ウェイト制空手道選手権大会・軽量級優勝。J-NET WORKで王座を戴冠後、RISE第2代ウェルター級王座も獲得。21年6月にRIZINでMMAデビュー。23年からは名門AKAで練習し、24年4月、井上雄策に判定勝ちも消極的な内容でブーイングを浴びると、続く6月のジョニー・ケース戦で判定勝ち。
25年5月、北米LFAでコール・ラーレンに判定勝ち、7月のセドリック・マヌーフ戦では3R TKO勝ちで大晦日にRIZIN凱旋。対戦相手が変更されるなか、雑賀ヤン坊達也の左ハイを浴びて2R KO負け。国内団体王者との連戦となる今回、ストライカーベースながら組みに進化のGRACHAN王者の芳賀を相手に再起なるか。
芳賀は、GRACHAN第5代ライト級王者。ガーナと日本のハーフで、日本拳法で2017年、全日本体重別選手権中量級準優勝、19年には総合選手権大会準優勝(現在RIZINフェザー級で活躍している木村柊也に決勝で敗北)。25年3月にロクク・ダリに判定勝ち後、5月に林RICE陽太を下してGRACHANライト級王者に。9月、RIZINに初参戦。矢地祐介に1R リアネイキドチョークで一本負け。26年3月のGRACHANで韓国のチョ・ギョンウィに一本勝ちで再起を飾っている。日本拳法の打撃の踏み込みからテイクダウンに繋げるMMAで人気のベイノアを下し、RIZINライト級での存在感を示せるか。
ベイノア「芳賀くん、芳賀くん……まあ、でもほんの100gオーバー。そんなんじゃ僕には“歯が”立たないでしょう。変わりません。やることは。仙台の皆さん。明日は確かにちょっとでもオーバーしたらプロ失格だと思いますが、それはそれ、これはこれです。何も変わらず、ルールも何も変えずに(※両陣営合意のキャッチウェイト戦で減点無しの通常ルールで実施)、バチバチに打ち合いしましょう。盛り上げましょう」
1R、ともにオーソドックス構え。序盤から左フックから左ハイでダウンを奪うベイノア! 立って組む芳賀は払い腰も戻すベイノア。右目を腫らしながらも詰める芳賀は左フックでベイノアに片ヒザを着かせる!
左ジャブの芳賀。ベイノアはサウスポー構えで右関節蹴り。芳賀はなおも左右で前に。右回りのベイノアはジャブ&ロー。そこにベイノアはワンツー狙い。さらに左ミドル。右ローのアウトボクシングで凌ぐ。
2R、互いに左フック。左ハイをもらいながらも右から左を頭下げながら狙う芳賀。しかし、ベイノアはそこにカウンターの左フックの動きを見せながら前足の左ハイでダウンを奪うと鉄槌! レフェリーが間に入った。ベイノアはケージの上で勝利を噛み締める寝そべり。
左ハイKO負けから左ハイKO勝利で復活を遂げたベイノアは。「試合前から僕の空気感にあわせて盛り上げていただきました。ありがとうございます。そして仙台の皆さま『ただいま!』。勝てて良かった。誰と見たい? ノジモフ? 誰とでもやります」と語った。
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かつての練習仲間、元PANCRASE二階級制覇王者のISAOに、矢地が寝かされず有効打当てて判定勝ち「生き残ったぞ」
▼ライト級 5分3R〇矢地祐介(フリー)29勝16敗2分 70.80kg[判定3-0] ※29-28×3×ISAO(NEVER QUIT)27勝9敗2分 70.65kg
インスタライブで発表されたカード。榊原信行CEOは、ABEMAの企画番組でウルフアロンに3カウントで敗れた矢地について、「『負けたら出さない』と言ってたんですけど。あんなルールで企画を成り立たせていること自体がようわからんというか。体重もデカくて、柔道家で道衣着てて勝てるわけないじゃん。でしょう? 企画としてもパッとしたかったと思うんですよね。だからあの試合に負けたからって、もうRIZIN出禁だっていうのはちょっとかわいそうだなと思って。この試合に負けたらRIZIN出禁にします。そのぐらいの覚悟でISAO選手に挑んでもらいます」と発破をかけた。
矢地は、2024年5月にBellatorに参戦し、マンスール・ベルナウイに1R ダースチョークで一本負け後、2024年9月のRIZINで宇佐美正パトリックに判定勝ち。同年大晦日に桜庭大世に1R TKO負けを喫したが、2025年9月に芳賀ビラル海を2R リアネイキドチョークに極めて再起。しかし、2026年3月の前戦『RIZIN.52』ではキム・ギョンピョに2R TKO負けしている。
ISAOは、フェザー級とライト級で元PANCRASE二階級制覇王者。2016年に斎藤裕にスプリット判定勝ちするなど、PANCRASEで6連勝後、23年11月の『Bellator 301』でフェザー級でイブ・ランドゥーにスプリット判定負け。その後、25年7月に4年ぶりのPANCRASE参戦で、ラジャブアリ・シェイドゥラエフの盟友カリベク・アルジクル ウルルに1R KO負け。12月の前戦でライト級に戻し、元UFCの粕谷優介に2R リアネイキドチョークで一本負けで3連敗を喫した。
1R、ともにサウスポー構えも、矢地のローにISAOは組んでドライブ。四つでケージ背にしながらも崩すのは矢地。戻して押し込むISAO。左で差して内股で投げたISAO! ヒザ立ちまで戻した矢地は立ち上がり。四つからヒザの突き合いも矢地のヒザがISAOにローブローに。中断。再開。
矢地に「注意」。矢地の左ハイをかわしてニータップのISAOはシングルレッグで組み。左差しでクラッチは矢地、ヒザも。肩を下に入れて左で差して回して崩したISAOがテイクダウン。フルガードの矢地は下から細かいパンチ。ISAOは時折、上半身を放してパウンド。矢地ガードのままゴング。
2R、矢地のカーフに左カーフのISAO。ISAOの蹴りに左を狙い、左ハイも。かわしたISAOは詰めて組んで押し込み。矢地はケージ背に首相撲も、ISAOは首を押し上げ立ててからダブルレッグテイクダウン! 座る矢地は右で首を巻いて立ち上がり。
ギロチンのセット際で寝かせるISAO。すぐに立つ矢地。四つからヒザの両者。ISAOの小外がけを回した矢地は小外で崩して立ち際にヒザ。立つISAO。キムラで回してトップ、バックの取り合い。
トラックポジション狙いのISAOに抜けてトップは矢地。インサイドガードからヒジを落とす矢地に立ち上がるISAOが押し込みゴング。
3R、先に左ローで入る矢地にISAOも左ロー、ミドルで圧力をかけて左で差して組み。四つでヒザの矢地にISAOもヒザ。クラッチする矢地。ブレーク。詰める矢地、左フックは空ぶりも左ハイはISAOがブロック、左から右で詰めるISAOに体を入れ替えた矢地。ブレーク。
矢地が前に左右の蹴り。詰めるISAOは右前手フック狙いの矢地をかわして左ヒザ。矢地は右ハイもISAOは小外でテイクダウン! 右で頭を抱える矢地。ISAOは左足をかけて矢地のギロチンに合わせてバック狙い。しかし胸を合わせて立つ矢地。四つに。支え釣り込み足で崩そうとするISAOに、矢地はバッククリンチに。
右足をかけた矢地の崩しに残すISAOはアームロック狙いから正対して、左右で前に。そこにヒザを狙う矢地。組んだISAOがテイクダウンもすぐに立つ矢地。ISAOが押し込むもゴング。
判定3-0(29-28×3)で矢地が勝利。ISAOは組んでテイクダウンもダメージを与えられず。左ロー、右前手フックを当てた矢地が熱戦を制した。
試合後、矢地は「こんな試合でマイクはあんんまりないんで……これで生き残ったんでここからトップに登ります」とマイク。またバックステージでは、「ライト級が揃ってきたし、もしライト級GPがあるなら台風の目になりたい」と語った。
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篠塚戦から再起の冨澤大智が、DEEPからBD、RIZIN初参戦の加藤瑠偉をパウンドヒジTKO
▼フライ級 5分3R〇冨澤大智(FIGHTER'S FLOW)57.00kg[1R 4分37秒 TKO] ※グラウンドヒジ×加藤瑠偉(フリー)56.75kg
冨澤は、野球出身で21歳で格闘技を始めると、K-1チャレンジ(一般) Bクラス トーナメント -60kg優勝。19年、ABEMAの格闘代理戦争でTEAM武尊の一員として注目を集める。その後K-1総本部で練習を重ね、21年10月のKrushでプロデビュー。Krush2連勝後、BreakingDown(以下BD)に参戦。11月、ヒロヤと初のMMAルールで対戦するも判定負け。その後はキックルールで6連勝。RIZIN初参戦となった23年大晦日、Krush王者の篠塚辰樹に判定0-3で敗れた。
24年6月、井原良太郎が持つBDバンタム級王座に挑戦したが延長の末、判定0-5負け。その後、一時消息不明となるが自身のYouTubeで引退撤回。12月、半年ぶりの再起戦で無敗の空手家よしきまるに判定3-2勝利で涙を流した。大晦日、2度目のMMAルールで三浦孝太のタックルにヒザを合わせ1R TKO勝利。25年5月の山本アーセン戦では左ストレートを当てる場面も作ったが打撃を封じ込められチョークで一本負け。9月、平本丈戦では組みを選択した平本のチョークで1Rにピンチに陥るも2R以降に盛り返し、スプリット判定勝利を収めた。
大晦日、MMAルールに舞台を移して篠塚と再戦の機会を得たが、打撃での実力差をMMAで払拭できず、2R右フックを被弾するとパウンドTKO負けでリベンジならず。およそ半年ぶりの再起戦となる今回、同じようにK-1がテーマとなった格闘代理戦争で頭角を現した加藤に圧勝し、MMAファイターとして勝利街道に復帰するか。
加藤は、柔道ベースで宮城県50kg級2位。15歳の時に初めて地下格闘技を見に行った際に、代役で緊急参戦。16歳で保護観察の着くなかMMAを始める。ABEMA『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』では魔裟斗から“山本KIDを継承する男”と絶賛され、注目を集める。
20年3月、DEEPフューチャーキングトーナメント2019フライ級で優勝し、8月のDEEPでプロデビューするも、渋谷カズキに判定1-2負けで黒星スタートとなった。11月には桜井宇宙に判定勝利でプロ初勝利を飾ったが、その後は3連敗を喫し、22年5月に再起を遂げる。
23年2月にはNARIAGARIに出場するもKO負け。23年5月からは再びDEEPに定期参戦するも勝ち負けを交互に繰り返すように。24年4月の亀田一鶴戦では1R、右フックによる秒殺KO勝利を挙げたが、続く9月の渡邉龍太郎戦では僅差判定で敗れた。12月に青田剛に判定勝利。
25年1月にはBreakingDownで行われた対抗戦に出場し、DEEP代表としてBD代表の関谷勇次郎にKO勝利した。続く3月の対抗戦第2弾にも同じくDEEP代表選手として出場し、としぞうを延長Rの末、判定で下している。DEEP以来、1年半ぶりのMMA。戦績は負け越しながらも強打の1発を持つファイターとして、東北に初上陸するRIZINでKIDのような鮮烈なKO勝利でRIZINデビュー戦を華々しく飾れるか。
1R、ともにサウスポー構え。冨澤の圧力に、加藤はシングルレッグでドライブしてケージ際でダブルレッグテイクダウン、すぐにバック狙いも正対した冨澤。加藤は腰を抱き、立ち上がる冨澤を払い腰テイクダウン! ここもすぐにバックについて両足をフックした加藤。
背後からパウンドの加藤の手を手繰り脇を潜って正対した冨澤はヒザ! しかし詰める加藤は力を使い組みに。離れた冨澤に加藤は左の強打。しかし冨澤は右ジャブから腹に前蹴り。加藤はシングルレッグテイクダウンもバタフライガードの冨澤。
右を強振してパウンドで飛び込む加藤だが、冨澤の蹴り上げを受けたか、バランスを崩して下に。トップになった冨澤はサイドからヒジを落とし、レフェリーが間に入った。
冨澤はケージサイドの篠塚に「篠塚、お前が休んでる間にチャンピオンになってやるよ。今年の大晦日、修斗でもDEEPでもPANCRASEでもチャンピオンクラスとやりたいと思います」と強気のマイク。解説席の篠塚は「無いですね。DEEPのチャンピオンとかに失礼ですね」と斬り捨てた。
また、試合後、加藤はバックステージでフィニッシュにつながる失速について「あの時は焦ってました」と語った。
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直樹が黒井の腕十字を凌ぎ、左ヒザTKO
▼フェザー級 5分3R×黒井海成(BRAVE GYM)65.90kg[1R 3分37秒 TKO] ※左ヒザ→パウンド〇直樹(FIGHTER'S FLOW)66.00kg
黒井は、宮城県出身で剛柔流空手をベースにBRAVEで組み技を磨く。高3でK-1甲子園の東日本予選トーナメント60kg以下級優勝。プロ2年目の2022年から24年までGRACHAN5連勝で高橋孝徳にも判定勝ちも、ROAD FCで2連続一本負け。25年9月にDEEPに初参戦し、丈太に三角絞めで一本勝ち。11月にはホームのBrave FightでTackこと長田拓也を1R KOに下したが、26年2月のDEEPで三井俊希に1R TKO負けを喫した。
直樹は、剛柔流空手を12歳まで経験、全日本大会優勝。14年4月にRISEでプロデビュー。空手仕込みの間合いと瞬発力を武器に活躍し、19年11月に初代スックワンキントーンスーパーライト級王者に。21年1月、第7代RISEライト級王座を獲得。
2025年5月のDEEPでMMAデビュー。SB王者の奥山貴大にKO勝利を挙げたが、2戦目の超RIZIN.4で芦田崇宏に判定負け、25年11月のDEEPで三井俊希にTKO負けで2連敗を喫した。しかし、26年3月のDEEPで木下カラテを1Rわずか22秒、リアネイキドチョークに仕留めて2勝目をあげた。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローの直樹に、黒井が速い踏み込みからダブルレッグテイクダウン! フックガードの直樹。金網に上体を立てようとする直樹に、黒井は右足を越えて左パウンド3発。右で差した黒井にハーフからアームロック狙いの直樹。パウンドで剥がした黒井に、直樹の頭はマット中央に。
ニーシールドでハーフガードの直樹をパスした黒井は、立ち上がりの直樹には腕十字! しかし中腰からヒジを抜いた直樹は潰してパウンド、左ヒザ! さらに頭を下げた黒井に左ヒザを突き上げると黒井はダウン。いったん動きを止めた直樹だが、パウンドでレフェリーが間に入った。
直樹は試合後、「入場から最高だったでしょ、ナオキッズ。俺も有名になりたいけど、応援してくれれば。黒井選手のような実力のある選手と戦って。俺は色物じゃなくトップを目指してるんで、RIZINのジョーカーになるんでよろしくお願いします」と語った。
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TBJの井上聖矢ががんの父に贈るKO勝ち、組む赤田功輝を左フックで沈める
▼バンタム級 5分3R×赤田功輝(KTT)60.95kg[3R 2分08秒 TKO]〇井上聖矢(THE BLACKBELT JAPAN)60.90kg
赤田は、20歳よりキックボクシングを始める。20年、Krushでのデビュー戦以来、得意の左で2連続KO勝利を挙げハードパンチャーとして注目を集めると、22年8月に松本和樹にKOで、10月に南雲大輝に判定で勝利。Krushでは4勝(3KO) 2敗、K-1 WORLD GP 2021 JAPANでは北村夏輝と引き分けの戦績を残す。24年4月、皇治プロデュースのNARIAGARIに参戦、ライト級(-65kg)トーナメント1回戦で良太に判定負け。
その後は平本蓮の朝倉未来戦に向けたスパーリングパートナーを務める。11月、平本のプロデュース選手としてDEEPアマチュアSルールでMMAデビュー。鳥次亜瑠に左フックを効かせ最後はパウンドで1R1分42秒TKO勝利を収めた。
RIZINデビュー戦となった大晦日の雷神番外地で五明宏人を相手に接戦、最終Rには右でダウンを奪うもスプリット判定負け。25年3月にはMMA44戦のベテラン魚井フルスイングと対戦。1Rにダウンを喫し、接戦の末にスプリット判定負け、RIZIN2連敗に。
その後、平本蓮と袂を分かつと、7月のBreaking Down16にライト級(70kg)キックルールで参戦し、西谷大成を相手に2R KO勝利を挙げた。同月、ダウトベックの負傷欠場を受け、秋元強真の対戦相手に名乗り出て、超RIZIN.4に68.0kg契約で緊急参戦を果たす。しかし1R 秋元にリアネイキッドチョークを極められ一本負け。9月、Breaking Downライト級王者・細川一颯と対戦すると、延長RでKO負けを喫した。再起戦を地元の東北で迎える今回、MMA2戦目の井上をKOに下し、RIZINの舞台でMacファイターとして勝ち進むための第一歩を踏み出すか。
井上は、弟の舜矢とともに井上兄弟として地元・熊本県のキックボクシング団体RUSH ONを主戦場に九州で活躍。10歳から15歳まで、先に極真空手を始めた弟に喧嘩で負けないようにと自分も習い始め、中学1年の時にJKJO全日本ジュニア空手道選手権大会出場。16歳からは「殴り合いが楽しそうだから」と、キックボクシングを始める。
23年10月、福岡で開催のKPKBにてプロデビュー戦をKO勝利したが、2戦目では判定により初黒星を喫した。24年、次世代スター発掘育成プロジェクト「KNOCKOUT FIGHTER」オーディションを突破し、兄弟揃って五味隆典のチームに参加した。24年11月、RUSH ONフェザー級トーナメント参戦。上村玲音に1R KO勝利を収めると、25年2月の決勝でNAOYUKIを2R KOし、初代王者に輝いた。
25年5月、韓国大会の第1試合でRIZINデビュー。試合は62.0kg契約キックボクシングルールで、カン・ボムジュン相手に3R判定勝利。9月には宮崎の地下格闘技大会でBreakingDownに出場している三河拳士とエキシビションマッチ、12月に地元熊本で、MMA転向前の最後のキックボクシングルールマッチとして、弟の舜矢とエキシビションマッチを行った。
MMA転向にあたってはTHE BLACKBELT JAPANに所属し、UFCフライ級鶴屋怜らと研鑽を積んでいる。26年4月、地元九州で開催されたRIZINでプロMMAデビューを果たすも、同じキックをバックボーンとする対戦相手の宮川日向とは打撃戦とはいかず、TRIBEで練習する宮川に再三テイクダウンを許し判定負け。MMAの洗礼を受けた。そしておよそ2カ月で早々に再起戦のチャンスを手にした。再びストライカー対決となる今回、赤田との試合で、前回の課題を克服して、MMA初勝利を手にできるか。
1R、サウスポー構えの赤田はいきなり組みも、切るオーソの井上は右回り。右前蹴りを見せる井上に、赤田はスイッチ、ニータップから組み。赤田はシングルレッグで引き出そうとするがケージ際に戻る井上は左小手。ブレーク。
右から左の赤田に右ミドルを突く井上。赤田は左突いて組むがケージ背に左小手の井上は右で手首を掴んでクラッチさせず。ここもブレーク。
右から左の井上にダブルレッグテイクダウンの赤田。井上は立ち上がり。赤田は右を振って右に頭を出して押し込み。頭を下げさせる井上。ハイクロッチの赤田は引き出せず。離れ際に左フック。井上も右の蹴りでゴング。組みの赤田に打撃の井上の構図の初回。
2R、右のミドルの井上、赤田のローシングルを切るが、赤田は詰めてケージまでドライブ。左で差してクラッチし、細かい右ヒザ。ブレーク。
左インローの赤田。組みに行く。井上は右で差し上げ赤田はシングルレッグでも足を着く井上。左足を引き出した赤田に回ってケージ背にする井上。ブレーク。
スタンド、左フックを喉もとに当てた赤田に、井上も右から左フック。その距離を潰した赤田はなおも組みに。シングルレッグへ。その頭にヒジを落とす井上。ブレ-ク。
赤田の詰めに右から左、さらに右ヒザ! もう一度テンカオに下がった赤田だが強引に組んで押し込みゴング。井上は右目上が少しカット。
3R、赤田のダブルレッグを切った井上は、赤田の左をかわして左フック、さらにワンツースリーフォーとまとめて最後の5発目の左フックでKO勝ち!
井上は「赤田くん、MMA甘くないから、アマチュア修斗からやり直した方がいいよ。これは冗談で。去年のクリスマスに父に末期ガンがみつかり、自分も苦しいなかでMMAを始めて5カ月。キックからMMAに転向して甘くないよ、と言われてましたが、頑張ったら報われるんで、お父さんも頑張って乗り越えてください。これからバンタム級は井上聖矢がかき回します」と語った。
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オープニングファイトで颯斗が湯浅にスプリット判定勝ち
▼OPENING FIGHT RIZIN MMA特別ルール 5分 2R 57.0kg契約〇颯斗(神龍ワールドジム/DEEPフューチャーキングトーナメント2024フライ級優勝)56.70kg[判定2-1] ※颯斗20-18×2、デュアルマスト湯浅19-19×湯浅帝蓮(FIGHTER’S FLOW/初代WFCフライ級世界王者、第3代COGAバンタム級王者)57.00kg
1R、右カーフの湯浅に颯斗がシングルレッグに、スプロールからギロチンを狙う湯浅だが、頭抜く颯斗。クローズドガードで下の湯浅。三角絞めを狙うが頭がケージに詰まる。頭ずらし再三ギロチンを狙う湯浅。防ぐ颯斗。
ブレーク。ワンツーの湯浅。右カーフに颯斗は右を狙う。右オーバーハンドをガードの上に打つ。湯浅は右カーフ。左右をまとめる颯斗に湯浅も右フックを返す。
2R、右カーフの湯浅に右ストレートを狙う颯斗。ワンツーの大きな右をかわした颯斗は湯浅の蹴りに合わせてダブルレッグテイクダウン。切れなかった湯浅は下に。颯斗はパスでサイドも膠着でブレークに。サイドでも動きが無いとスタンドとなる。
右ストレートを届かせる颯斗。ワンツーの颯斗に湯浅も右を打ち込み、右ミドルは颯斗がかわして右を打ち込む。右カーフにカーフを返した颯斗。湯浅の左から右、バックブローをかわした颯斗。右で前に出る湯浅に颯斗が右を振ってゴング。
判定は2-1(颯斗20-18×2、デュアルマスト湯浅19-19)で颯斗が勝利。スタンドは互角、テイクダウンの颯斗が勝利した。
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▼OPENING FIGHT RIZINキックボクシングルール 3分3R 67.5kg契約〇齋藤紘也(K-1ジム川口ブルードラゴン/第11代Krushウェルター級王者)67.40kg[1R 2分36秒 KO] ※左前蹴り、左ハイ×TAaaaCHAN(PCK連闘会/初代聖域統ー王者)67.30kg
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▼OPENING FIGHT RIZINキックボクシングルール 3分3R 56.5kg契約×赤平大治(VERTEX)56.45kg[判定0-3] ※27-30×2, 28-29〇内田 晶(チーム・タイガーホーク)56.50kg
1R、ガード上から剛腕の赤平に、オーソから左の蹴りも打ち込む内田。2R、左ローの内田に左前手フックの赤平。リターンが強い。右カーフの赤平に内田も右カーフ。左ミドル。ワンツーから左の蹴りに繋ぐ。右カーフの赤平。内田は後ろ廻し蹴りは距離が合わない。左ミドルをヒットさせる内田。蹴り返す赤平に右で前に。
3R、ワンツーから左、右フックで前に出る赤平。左に回る内田を詰めてアッパーから左ストレート。内田はジャブを返して、左ミドル。
左の蹴りでペースを握った内田が判定3-0で勝利。
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▼OPENING FIGHT RIZINキックボクシングルール 3分3R 62.0kg契約〇岩城悠介(RIKIX/WPMF世界Sフェザー級王者 61.85kg[3R 0分45秒 KO] ※跳びヒザ蹴り×中泉 翔(TEAM EIGHTSENDAI/東北格闘技イベントBOUNCE王者)61.90kg
右ローから上の動きでガードを固めさせてその内側に跳びヒザ蹴りKO。