▼第5試合 フェザー級 5分2R延長1R
×手塚基伸(シークレットベースドミネート/コブラ会)65.60kg
[2R 4分21秒 TKO] ※パウンド
〇植田 豊(リバーサルジム新宿Me,We)66.00kg
【バンタム級コンテンダー vs.ライト級ランカーがフェザー級で交錯】
階級を上げてフルパワーを解放する手塚と、階級を下げてキレを求める植田。フェザー級という「合流地点」で、互いのベストパフォーマンスが激突する。
GRACHANバンタム級戦線で長きにわたりタイトルコンテンダーとして活躍してきた手塚基伸。かつてはUFCも経験したベテランが、25年12月の伊藤空也との王座戦の判定負けを経て、今回下した決断は、フェザー級への階級アップ。減量で筋肉を削ることなく、培ったフィジカルと技術を「100%の出力」で発揮するための野心的な挑戦だ。
対する植田豊は、ライト級からフェザー級への適正を求めた転向戦。普段の体重から逆算し、フレームの強さを維持しつつスピードとキレを手に入れるための決断といえる。
23年8月に山田哲也とドロー後、同12月に73kg以下契約で安海健人に1R TKO勝ち。24年9月の前戦では3連勝中だった草訳駿介を2R リアネイキドチョークで極めて2連勝。フェザー級転向での王座挑戦をアピールしていた。
パワーの最大出力を求めて上げてきた手塚と、動きの鋭さを求めて絞ってきた植田。 フェザー級という合流地点で、互いの「ベストパフォーマンス」が衝突する。
1R、ともにサウスポー構え。右ジャブを伸ばして左ストレートの植田に右を突く手塚。その入りに植田は左右。右で差してボディロック。ケージ背に手塚はこつこつ頭を叩く。植田の崩しにも倒れず。ブレーク。
右前手フックの植田は組んで投げるもシングルレッグでトップ狙いの手塚。植田は右で腰を抱いたまま手塚の頭を挟む。ヒザを突く手塚の上半身を両足で三角で組むが、その尻にヒザ連打は手塚。
2R、右を突いてシングルレッグの手塚を右小手で寝かせた植田だが、手塚はディープハーフから二重がらみでスイープ狙い。潜らせない植田は左枕で背中を着かせると、手塚は左で脇差し半身に。
右で腰抱く植田はまたいでバックへ。亀で前に落とそうとする手塚に横からバックにつこうとする植田。右足はかけさせない手塚の反転についにマウントを奪った植田は左右のパウンド連打! レフェリーが間に入った。
試合後、マイクを渡された植田は、「情けない試合をしてすみません。ちょっとマイクを言える立場じゃないで帰ります」と語りケージを降りた。









