JFKO全日本フルコンタクト空手道連盟「第10回記念全日本フルコンタクト空手道選手権大会」決勝日2026年5月31日(日)東京・京王アリーナTOKYO
2026年5月31日(日)東京・京王アリーナTOKYOにて、前日の初日に続き全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)主催『第10回記念全日本フルコンタクト空手道選手権大会』の決勝日が行われた。
JFKOは国内20万、世界2000万人の競技人口を誇るフルコンタクト空手のオリンピック種目化に向けて活動する、フルコンタクト空手界初の競技統括組織。2026年5月現在、368の流派・団体が加盟している。
全日本選手権は男子が軽量級(60kg未満)、軽中量級(70kg未満)、中量級(80kg未満)、軽重量級(90kg未満)、重量級(90kg以上)の5階級、女子が軽量級(50kg未満)、軽中量級(54kg未満)、中量級(59kg未満)、軽重量級(65kg未満)、重量級(65kg以上)の5階級、合計10階級のトーナメントで争われる。
▼男子重量級(90kg以上)決勝×高橋耕介(新極真会 世田谷・杉並支部)判定0-5〇遠田竜司(新極真会 東京江戸川支部)
33名がエントリーした男子重量級の決勝は、2025年の新極真会全関西大会で一般男子重量級優勝を果たしている髙橋と、2023年新極真会第13回全世界選手権で日本代表最年少として出場し、7位入賞という快挙を達成した遠田が対戦。
遠田は2024年新極真会第56回全日本選手権では準優勝も果たしており、新極真会の重量級を背負って立つ存在。
巨体を躍らせて飛び掛かるように突きと右下段で打ってきた髙橋に、遠田はパワフルな突きを叩きつけてヒザで押していく。強烈な突きが決まり、遠田はさらに左下段廻し蹴りの連打で髙橋をフラつかせ、上段廻し蹴りも放つ。
場内が大いに盛り上がる中、遠田は右下突きから振り下ろすような左ヴァレリーキックを2連発、さらに左内股蹴りと左下段廻し蹴りの連打で技ありを奪う。髙橋はヒザと突きで反撃するが、遠田の勢いは止まらず、左上段廻し蹴り、上段と見せての左中断廻し蹴り、さらにパワフルな突き。しかし、左ストレートが顔面に入ってしまい、髙橋が倒れて中断。顔面殴打の注意1。
再開後も遠田の勢いは止まらず、左前蹴りから左カカト落とし、左上段廻し蹴りの連続攻撃からパワフルな突きの連打、そして左下段廻し蹴りと怒涛の攻め。左下突き、左下段廻し蹴りの連打、左ヴァレリーキックと次から次へと攻撃を繰り出し、遠田の左下突き連打に髙橋はガードを固めて胴廻し回転蹴り。最後の力を振り絞り、髙橋がヒザ蹴りで右下段で前へ出て試合終了。
判定5-0で遠田が初のビッグタイトルを獲得した。
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▼男子軽重量級(90kg未満)決勝×金岡陽大(新極真会 川崎貝塚道場)判定0-4〇塚本慶次郎(新極真会 世田谷・杉並支部)
28名がエントリーした男子軽重量級の決勝は、第9回JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権軽重量級優勝の金岡と、第1回WFKO全世界フルコンタクト空手道選手権中量級準優勝の塚本となった。塚本は第6回・第10回新極真会全世界選手権優勝の“マッハ蹴り”で一世を風靡した塚本徳臣を父に持つ。
塚本は距離を取りながら弾くような蹴りで金岡のカーフを蹴って回り込む。金岡は右下段。塚本が左下突きを打ち、横蹴りもボディへ。左で突いてすぐに離れて回り込む塚本。金岡が打ち合いに来ると塚本は左下段を狙い撃ち。
突きの接近戦で塚本は飛びヒザ蹴り、左バレリーキックも放つ。金岡は突きから右下段で奥足を蹴る。左ヴァレリーキックを何度も命中させる塚本。金岡は突き続ける。ヒザの蹴り合いから塚本は左ヴァレリーキック。一度離れるとヒザの応酬となり、先にラッシュを仕掛けた塚本が躍動感のある動きで突きの連打と飛びヒザ、金岡も突きとヒザで応戦するが、回り込みも混ぜる塚本が手数で優り、判定4-0で塚本が初優勝を飾った。
塚本は文部科学大臣賞も受賞した。
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▼男子中量級(80kg未満)決勝×北嶋治将(新極真会 東京城南川崎支部)判定0-5〇前平斗真(新極真会 福岡支部)
51名がエントリーした男子中量級の決勝は、第2回国際フルコンタクト空手道選手権男子中量級優勝の北嶋と、第9回JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権男子軽中量級優勝の前平で争われた。
前平が右下段からの左前蹴りで先制、さらに右中段廻し蹴り。北嶋は右の突きから右内股下段蹴り。互いに左下段で奥足を狙う。右下段を蹴る北嶋に、前平は右内股下段蹴りを返していく。右下段を蹴る北嶋に前平は突きの連打。接近しすぎて胸が当たる北嶋には押しで2度の注意が与えられ、判定5-0で前平が二階級制覇を達成した。
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▼男子軽中量級(70kg未満)決勝×村田哲成(新極真会 福岡支部)判定0-4〇大坪裕希(新極真会 福岡支部)
68名がエントリーした最激戦区の軽中量級の決勝は、新極真会福岡支部の同門対決。村田は第2回国際フルコンタクト空手道選手権で男子軽中量級準優勝した16歳。大坪は第1回WFKO全世界フルコンタクト空手道選手権男子軽中量級3位の実績を持つ26歳。
突いて左下段を蹴り、離れる村田。大坪は左下突き、左ヴァレリーキック。村田は右中段廻し蹴りを当てて離れると、追ってきた大坪にカカト落としを軽くだがヒットさせた。大坪は突きで前へ出ると左右の下段、右下突きの連打と左を打ち下ろす。
蹴りの村田に突きの大坪という展開だが、大坪は後ろ廻し蹴りを放つ。終盤、左ストレートを叩きつけ、左右の連打からヒザでラッシュをかけた大坪。左の強いストレートが何度も叩きつけられ、判定4-0で大坪が初のビッグタイトルを手にした。
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▼男子軽量級(60kg未満)決勝×新田万季人(極真会館 浜井派)判定0-3〇澤井天心(新極真会 東京城南川崎支部)
59名がエントリーした軽量級。決勝は第16回JKJO全日本選手権一般男子軽量級優勝の新田と、第1回WFKO全世界フルコンタクト空手道選手権男子軽量級優勝の澤井によって争われた。
右内股下段蹴りを連発する澤井に新田は下突きで応戦する。接近しての突きで勝負する新田に澤井は左奥足下段廻し蹴りも命中させていく。下段を蹴られないように胸を合わせての突きとヒザ、澤井も突きの連打で迎え撃ったが、新田に押しで2度の注意。
本戦判定3-0で澤井が第8回大会以来、2度目の優勝を飾った。
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▼女子重量級(65kg以上)決勝〇鈴木未紘(新極真会 厚木・赤羽支部)判定5-0×藤原桃萌(新極真会 福岡支部)
9名がエントリーした女子重量級の決勝を争う鈴木と藤原は、これまで何度も対戦してきたライバル同士。
鈴木はいつも通り横蹴りから入っての突き連打。藤原は左右の下段と突きで打ち合う。鈴木は左ヴァレリーキックとヒザを織り交ぜての突き連打。藤原もヒザ。至近距離でヒザを上手く当てる鈴木。左下段と右中段廻し蹴りも使う鈴木に、藤原は左右の内股蹴り。鈴木が突きの連打からヒザ、藤原も打ち合うが、鈴木が押していく展開に。藤原のヒザにもビクともせず突きを打ち続ける。
判定5-0で鈴木が貫録の重量級2連覇を達成、連続優勝記録を「9」に伸ばした。
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▼女子軽重量級(65kg未満)決勝〇目代結菜(新極真会 東京城南川崎支部)再延長 判定5-0×網川来夢(新極真会 福岡支部)
15名参加の女子軽重量級。ライバルとしてこれまで何度も対戦してきた両者の決勝となった。昨年のWFKO世界選手権での決勝では、目代が2度の顔面殴打による注意をとられて敗れている。
両者とも右内股下段を蹴り、網川はヒザ蹴りも混ぜる。左右の下段を蹴り、距離をとる目代がストレートの左右突きを連打。横蹴りから入り、左下段と右内股下段を連打する目代。これまでのような得意の突きだけでなく、蹴りを多用する。網川も前に出て突きからヒザ蹴り。目代はその前進に合わせて内股へ減打を蹴り続ける。
本戦の判定は網川に旗が1本上がったが引き分け。延長戦へ。目代のタイミングのいい横蹴りに網川は転倒。接近して突きとヒザを放つ網川に、目代は左内股蹴りと右下段廻し蹴り。さらに目代は内股へヒザ蹴りを連打する。内股蹴りを連打する目代に網川は突きとヒザ、左右下段で応戦。目代も内股へヒザを突く。激しくぶつかり合う両者。今度は目代に旗が一本上がったが引き分け。
最終延長戦も激しく突き合う両者。網川も内股へヒザを突き刺す。目代は回り込みながらの突きと内股へのヒザ。残り1分で目代が下突きのラッシュ、網川は押しで注意がとられる。目代のカカト落としが顔面にヒットし、場内から歓声が沸き起こった。激しい突き合いで網川はヒザ、目代は回り込みながら突き続ける。
判定は5-0で目代が悲願の初優勝。嬉し涙を流した。
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▼女子中量級(59kg未満)決勝×井上ほの花(新極真会 東京城南川崎支部)判定0-4〇鈴木成実(新極真会 厚木・赤羽支部)
29名がエントリーした女子中量級。井上は第1回WFKO世界選手権中量級第3位、第9回JFKO全日本選手権第3位。鈴木は新極真会主催カラテドリームフェスティバル全国大会で9度の優勝を誇る15歳。新極真会の絶対女王・鈴木未紘の妹だ。
右の横蹴りで中段、上段を狙う鈴木。井上は接近して突きを連打するが、接近戦でも鈴木は上段を蹴って来る。右足を上げて警戒させる鈴木は、まるで木村萌那のように片足で立ったまま移動し、横蹴りで顔面を狙う。
判定4-0で初出場の鈴木が15歳にして初優勝を飾った。
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▼女子軽中量級(54kg未満)決勝〇渡部はるあ(新極真会 福岡支部)延長戦 判定4-1×酒井希羽(日本実戦空手道 七州会)
28名がエントリーした軽中量級の決勝戦。渡部は第56回新極真会全日本選手権でベスト8、酒井は第40回白蓮会館全日本選手権女子軽中量級3位の実績を持つ。
酒井が前蹴りから左内股下段、右中段廻し蹴り。渡部は左下突きと左右下段を蹴る。独特な構えの酒井は左中段廻し蹴りがパワフル。渡部は突きの連打から右下段廻し蹴り、酒井も突きで応戦するが、渡部がヒザも混ぜて前へ出る。
飛び込むような前蹴りから突きの連打、さらに左右の下段。酒井も突きを打つが渡部の勢いが目立つ。本戦の判定は酒井に旗が一本上がったが、引き分け。
延長戦も前へ出て攻める渡部だが、左フックが顔面に当たってしまい中断。VAR判定の結果、渡部に注意が与えられた。再開後も激しく突きを打ち合う両者。渡部の前蹴りに対して酒井は左内股蹴り。手数と勢いの渡部に、酒井は単発だが強い突きを打ち込む。
突き合いは最後まで続き、判定4-1で渡辺の初優勝となった。
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▼女子軽量級(50kg未満)決勝×澤井ナノ(新極真会 東京城南川崎支部)判定0-5〇森みいな(成心會 福岡支部)
女子軽量級は34名がエントリーした最激戦区。その決勝戦は17歳の澤井と19歳の森で争われた。澤井は第1回WFKO世界選手権軽量級3位と第9回JFKO全日本選手権軽量級4位。森は第1回WFKO全世界選手権軽量級優勝、第1回WKO空手ワールドカップ世界選手権優勝の実績を持つ。
軽快な動きで攻めた澤井だが、突きが顔面に流れて注意1。最秋後、左下突きから左下段を蹴る澤井に、森は左右の下突き。これに澤井が内股下段を蹴ったところ下腹部に当たってしまい、2度目の注意を受ける。
互いに強い下突きを打ち、森はヒザ蹴りも。鋭い突きを打つ澤井に、森はリズミカルに左右に動きながらの左右の突き。最後は回転を上げて打ち続けた森が判定5-0で森が全日本では初優勝を飾った。