前半に左の打撃を入れた後藤が、最終Rにテイクダウンで追い上げたトーレスを振り切りスプリット判定勝ち
▼第4試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
〇後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)20勝8敗1分 60.95kg
[判定2-1]
×ホセ・トーレス(米国/KHK MMA)13勝6敗1分 60.85kg
後藤は、空手と柔道をバックボーンに地下格闘技を経て16年10月、PANCRASEでプロMMAデビュー。20年4月のRoad to ONEでは祖根寿麻を1Rニンジャチョークに極め5連勝。9月より修斗に参戦。4勝3敗を経て、23年6月、地元の北海道でRIZINデビュー。トレント・ガーダムからツイスターでタップを奪うと、さらに10月には日比野“エビ中”純也にも同じ技で一本勝ち。
24年5月にはONE Friday Fightsでロシアのイリアス・エジエフに逆転の一本負けを喫したが、DEEP、PANCRASEを経て2025年6月、約2年ぶりのRIZINで鹿志村仁之介に判定勝ち。11月には中島太一に1R KO勝ちして波に乗る。

トーレスは4歳で松濤館空手に入門し黒帯に。16歳よりMMAを始め16年3月、Titan FCでプロデビュー。2連勝後の8月、フライ級暫定王座戦でTKO勝利、続く17年1月の王座統一戦で1R TKO勝利、5月にはバンタム級王座を獲得し2階級制覇。18年6月、UFC代打参戦のチャンスを掴み、ジャレッド・ブルックス相手にTKO勝利を収める。

しかし18年8月にアレックス・ペレスに判定負けでプロ初黒星。19年4月、初参戦のBrave FCでアミル・アルバジに判定勝利。23年8月のバンタム級王座決定戦ではンコシ・ンデベレに判定勝利でベルトを獲得した。24年大晦日、初参戦のRIZINでは59.0kg契約で神龍誠に判定2-1で勝利。2025年7月開幕の「RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント」1回戦で扇久保博正に判定負けを喫した。今回はTitan FC、Brave FCで王座を獲得したバンタム級で戦う。

1R、サウスポー構えの後藤に、オーソのトーレス。互いに左インロー。右ジャブ、左フックの後藤、トーレスの詰めに左アッパーも突く。右を返したトーレス。右回りの後藤は右から左を上下に突く。

ワンツーの左の後藤に、追うトーレス。インローの後藤。間合いを保ってサークリングしながら左。トーレスは右を返すと前進。後藤は左ボディ。トーレスは圧力をかけて右ミドル。右で飛び込むが、後藤は右に抜ける。なおも追うトーレス。右ミドル。詰めてダブルレッグテイクダウン。ゴング。

2R、左ミドルの後藤。間合いを詰めるトーレスは下がって左突く後藤にダブルレッグテイクダウン。フルガードの後藤。下から糸通しを狙うもトーレスは左脇に頭を突っ込み。コーナーへの押し込み。コーナーを使って立つ後藤にバッククリンチのトーレス。正対してきた後藤にこつこつヒザを突く。

離れた後藤。左ボディを当てると、左インロー。右ロー。ニータップからバック狙いもつかせないトーレス。後藤は左フック、左アッパー。詰めるトーレスに左ボディ。右ハイの後藤に距離を詰めるトーレスは細かい左右。左のヒザ、ストレートの後藤は左の蹴りを腹に突いてトーレスを下がらせてゴング。

3R、右関節蹴りの後藤。詰めるトーレスは左ジャブ。しかし後藤も右ジャブを連打。トーレスもボディへの突きで詰めてダブルレッグで持ち上げて肩口にリフト、テイクダウン。腰切りフルガードの後藤にトーレスは左足はこえてハーフに。

左で枕で上半身を寝かせるトーレス。後藤はひとつずつ腰を切り足を戻してフルガードに。後藤の三角狙いにかつぎパス狙いのトーレス。立つ後藤をシングルレッグで担ぎ上げで水車落としで後方に。

すぐに立つ両者。詰めるトーレスはシングルレッグ。コーナー背に凌ぐ後藤にダブルレッグに切り替え、引き出して尻を着かせる。後藤はコーナー背に座りゴング。先に立つトーレス。





