2026年2月8日(日) 東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD GP 2026~ -90kg世界最強決定トーナメント~』にて、「K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント」準々決勝で対戦するニキータ・コズロフ(ロシア/ARCHANGEL MICHAEL FIGHT CLUB)とアスラン・コシエフ(カザフスタン/Fight Club TITAN)のインタビューが主催者を通じて届いた。
コシエフは、カザフスタンの超新星。IFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)の大会で結果を残し、国際オリンピック委員会が承認するWAKO(世界キックボクシング団体協会)のカザフスタン選手権での優勝を飾っている。
コズロフは、“ロシアの精密機械”と呼ばれるRCCヘビー級王者で、これまで90kg級の世界トップ戦線でティアン・ターザンやアリエル・マチャドらと戦ってきた強豪中の強豪だ。ターザンはKO量産型ファイターだが、レベルの高い技術戦に持ち込み判定まで苦しめている。22年にはマチャドから判定勝ちを収め、ターザンへのリベンジに燃えている。
コシエフ「2つの国を背負って戦っている」
――格闘技を始めたのは、いつですか?
「幼い頃からスポーツが大好きで、さまざまな競技大会に参加してきましたが、15歳の時にキックボクシングを始めました。競技歴はそれほど長くはなく、現在20歳ですが、初めてジムに入った瞬間から完全に魅了され、一度も練習を休んだことはありません」
――そんなに魅了されたのですね。
「最初からプロを目指していたわけではありませんが、この3年間は格闘技が自分の人生そのものになっています」
――ご自身は、どんな性格だと思いますか?
「普段は落ち着いていて集中力のある性格です。リングの外では冷静ですが、試合になると闘争心と自分のキャラクターをすべて解放します。感情をコントロールし、必要な瞬間に使えることが自分の強みだと思っています」
――セールスポイントは。
「対応力の広さとメンタルの強さです。どんな厳しい状況でも集中力を失いません。トルコとカザフスタン、2つの国を背負って戦っていることも大きなモチベーションになっています」
――K-1にどんなイメージがありますか?
「K-1は格闘技界のレジェンドです。偉大なファイターたちが戦ってきた長い歴史を持つ団体で、そこに出場できることは大きな名誉だと思っています」
――あなたはIOC認定のWAKOで活躍しています。この競技がオリンピック競技になる可能性をどう見ていますか?
「キックボクシングがオリンピック競技になるかどうかは分かりませんが、ぜひそうなってほしいと強く願っています」
――今回のトーナメント出場オファーがあった時は、どう思いましたか?
「とても嬉しく、すぐにオファーを受けました。出場メンバーは、誰が出ていても関係ありません。ずっとK-1で戦うことが夢だったからです。K-1は伝説的な団体で、そこでチャンピオンになりたいと思っています」
――今回のワンデイトーナメントは優勝まで3試合ありますが、勝ち抜くために必要なことは、何だと思いますか?
「一晩で3試合戦うのは非常に難しいです。初戦に勝っても怪我をする可能性があります。それでも、このベルトを獲得し、カザフスタンとトルコのファンを誇りに思わせたいです。日本に来ることは長年の夢でした。日本のファンの皆さんに気に入ってもらい、これから何度も日本で戦いたいと思っています。このトーナメントで最年少の選手として、最大限の応援を受け、勝利で応えます」
――今回の出場メンバーを見て、ライバルになりそうな選手を挙げてください。
「ニキータ・コズロフです。彼はRCCリーグのチャンピオンですが、過去の実績がリングに上がるわけではありません。重要なのは“今”の実力です。世代交代の時だと思っています」
――初戦で対戦するコズロフ選手の印象を教えてください。
「強い気持ちが湧き上がっています。名前を聞いただけで、自分を最大限に律し、最高のコンディションを作ろうと決意しました。2月8日は、必ず素晴らしいショーを見せます」
――どんな試合になりそうですか?
「コズロフが良い準備をしてきているなら、本当の戦争になるでしょう。私は必ず勝者としてリングを降ります」
――最後に今回優勝してチャンピオンになった後、どんな野望があるか教えてください。
「成長し続け、トップの座を確固たるものにすることです。K-1で継続的に戦い、世界最強の選手たちと戦い、この競技の歴史に自分の名前を刻みたいと思っています」
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コシエフ「自分自身のストーリーを刻んでいきたい」
――格闘技をいつから始めましたか?
「5歳の時にトレーニングを始めました。ジャッキー・チェンやジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画に影響を受けたのがきっかけです。祖母に連れられて最初はテコンドーを始めましたが、次第に物足りなくなり、キックボクシングへ転向しました」
――自分は、どんな性格だと思いますか?
「とても控えめな性格で、感情を表に出すタイプではありません」
――ご自身の武器は。
「一番の強みはスピードです。手数が速く、キックも非常に鋭いです」
――K-1には、どんなイメージがありますか?
「『伝説的なK-1リーグ』。この言葉だけで、私がこの団体に対して抱いているすべてを表していると思います。歴史を通して、最高の選手たちが戦ってきた舞台です」
――あなたは過去に現K-1ヘビー級王者のアリエル・マチャド選手に勝っています。どんな試合で、何が良かったのか教えてください。
「とてもテクニカルでスピードのある試合ができました。準備も万全で、コンディションは非常に良かったです。この階級の中では、本当に速さを発揮できたと思います。そして、強い勝利への飢えと、ビッグネームの相手を倒したいという強い気持ちがありました」
――K-1でも活躍しているティアン・ターザン選手と試合をしていますが、彼の現在の活躍をどう分析していますか? またリマッチの希望などがあれば思いを聞かせてください。
「彼はトップファイターで、現在も連勝中です。ぜひリマッチをしたい相手です。今は王者として怪我からの回復中だと聞いていますが、優勝して彼との試合オファーを待っています」
――今回のワンデイトーナメントは優勝まで3試合ありますが、勝ち抜くために必要なことは、何だと思いますか?
「賢いゲームプラン、最後まで戦い抜くための精神力とメンタルの準備、そして少しの運だと思います」
――今回の出場メンバーを見て、ライバルになりそうな選手を挙げてください。
「全員が実力者なので、特定の誰かを挙げることはありません。目の前には3人の名前があり、その全員に勝たなければならないだけです」
――では、初戦で対戦するアスラン・コシエフ選手の印象を教えてください。
「精神的に強く、技術も高く、とてもタフな選手です。でも、こちらにも十分に対抗できる武器があります」
――どんな試合になりそうですか?
「まずは感触を確かめつつ、チャンスがあればKOを狙います。時間を無駄にするつもりはありません。最初の試合から積極的に仕掛けていきます」
――今回優勝してチャンピオンになった後、どんな野望がありますか?
「最大の目標はトーナメントを制覇することです。その後は、どんな挑戦者からもベルトを守り続け、自分自身のストーリーを刻んでいきたいと思います」