▼第9試合 フェザー級(-70.3kg)キックボクシング 3分3R
〇ナビル・アナン(アルジェリア/タイ/王者)153.8 lbs, 1.0049
判定3-0
×和島大海(月心会チーム侍)153.4 lbs, 1.0087

和島は2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げ、2023年3月にはジョムトーンを延長戦でKOし、7月にはかつて敗れているジョーダン・ピケオーをもKOしてK-1では7連続KOを飾ったが、12月の3度目の防衛戦でオウヤン・フェンにKOで敗れて王座を失った。
2024年は3月の「K-1 WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦でダリル・フェルドンクにKO負けを喫し、10月にキム・ジュンファをKOして再起。12月には-70kg世界最強決定トーナメントを制覇したストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪い勝利していた。戦績は22勝(18KO)6敗。2025年7月21日にK-1グループとの契約が満了したことを自身のSNSにて発表し、「これから次の戦いに向け準備していきます!」と綴っていた。

1R、アナンは右インカーフを蹴っていき、和島が左ローを蹴るとハイキック。右ストレートから一気前へ出るアナンが連打を繰り出すが、和島はステップワークで離れる。アナンはいきなり前へ出てくる。

和島は右ストレートに左ストレートを合わせた。アナンは飛び二段蹴り、右ミドル、ワンツー。和島は前に出てきたアナンに左ストレートをヒットさせた。

2R、アナンの右ストレートをかわして左インローを蹴る和島は、左ミドルにも左インローを返す。いきなり飛び込んでの右ミドルをヒットさせるアナンに和島は左インローを蹴っていく。

鋭い踏み込みからアナンは右ストレート、右ボディストレート。和島の左インローに足が上がるアナン。しかし、打ち合いでアナンが右ストレートをヒットさせた。

3R、アナンが入り込んでくるとショートアッパーを打つ和島。アナンは飛び込んでの右ミドルをまたもヒットさせる。和島は変わらず左インロー、左ミドルを蹴っていく和島。

アナンが右ハイキックを放つと場内からどよめきが起こる。和島が前へ出てくると右ストレートだ。最後に和島がワンツーから右フックを打ったところで試合終了。

判定は3-0で手数・ヒット数も多かったアナンの勝利となった。
「皆さん、本当にありがとうございます」と日本語で挨拶したアナン。「1Rは強い打撃を当てられると思って一発当てられました。でも、新しい階級でガス欠するかもと思ってちょっと引いていたけど、いい結果になってこれからフェザー級でやっていける自信になりました」と、フェザー級での試運転だったとする。
「ジョナサン・ハガティー選手、前にムエタイルールで試合が決まっていましたが、試合できませんでした。ぜひキックボクシングでやらせてください」と、ハガティ―とキックボクシングルールでもいいから試合がしたいと語った。


