▼第3試合 ONEライト級(※77.1kg)5分3R
×青木真也(日本)49勝11敗 166.2 lbs, 1.0005
TKO 2R 0分28秒 ※レフェリーストップ
〇手塚裕之(日本)14勝6敗 168.8 lbs, 1.0087
青木は、MMA49勝11敗。2019年10月のONE日本大会でホノリオ・バナリオに一本勝ち以降、江藤公洋、ジェームズ・ナカシマ、エドゥアルド・フォラヤンを相手に4連勝をマークも、22年3月に秋山成勲に2R TKO負けすると、同年11月にサイード・イザガクマエフに1R TKO負け。
2連敗を喫したが、24年1月28日のONE日本大会で、セージ・ノースカット欠場の代わりに緊急出場したジョン・リネカーを相手に1R 3分、リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。25年3月大会でエドゥアルド・フォラヤンを1R 腕十字に極めて2連勝をマークした。約8カ月ぶりの試合となる。ONEライト級(※水抜き禁止の77.1kg)が主戦場。42歳。
“ジャパニーズ・ビースト”こと手塚裕之はMMA14勝6敗。2019年にPANCRASEウェルター級王座を獲得すると、同年10月にONEデビュー。ONEでは、ONEウェルター級(※83.9kg)を主戦場に8戦6勝2敗5フィニッシュの戦績を誇る。
2021年11月のアギラン・ターニ戦から、エドソン・マルケスをともに3R TKO後、ジン・テホとアブラーオ・アモリムの両者を1R 腕十字に極め、2024年4月にヴァミール・ダ・シウバを2R ノースサウスチョークに極めて5試合連続フィニュシュをマーク。しかし、24年9月にイシ・フィティケフに判定負け後、25年2月にジャン・リーポンと178.5ポンド(80.96kg)契約で対戦し、1R TKO負けで2連敗中。約9カ月ぶり再起戦を階級を下げて戦う。35歳。

1R、青木はファーストアタックでダブルレッグ、手塚は切って離れるがすぐに青木が2度目のダブルレッグ。これも手塚が切って立ち上がる。青木は首相撲から右ヒジ、2度目の組み際には手塚が右アッパーを打つが、組んだ青木が直後に後方にテイクダウン。トラックポジションに。ケージを蹴って背中を着ける手塚に、青木はシングルバッグからツイスターの体勢になり頭を引き寄せる。両手でフレームを作る手塚は顔を遠ざける。それでも青木が両手を首に掛ける。

解除した青木は上になりレッグドラッグに。手塚の両腕を抱えた状態でのボディロック。手塚はバタフライガードから青木を蹴り上げるが、青木もすぐに乗り直す。青木が上をキープし、ヒザを押してパスガード、マウントを取る。手塚は腰を押してバタフライフックに戻すと、上の青木が右ヒジ。青木優勢のまま初回が終了した。

2R、始まってすぐに詰める手塚はワンツーを見せておいて左足を青木の右足の外に踏み込んで右ボディを見舞うと、効かされた青木がケージまで下がり、そこへ手塚が右ボディの追撃。座り込んだ青木に右のパンチを連打し、顔面へヒザを2発見舞ったところでレフェリーがストップした。

歓喜する手塚は花道を逆走し、正座しての切腹ポーズ。以前に青木が行ったパフォーマンスのオマージュだ。切腹は「青木真也を終わらせた」という意味だったという。
手塚は英語で「これは俺の階級、俺のベルト、俺の時代だ」とクリスチャン・リーへの挑戦をアピール。「ツイスターでマジで脇腹いてぇ。めっちゃ効いた。さすがレジェンド青木真也ですよ。リスペクトしています。昨日フェイスオフで乱闘でぶん投げられた時にヒジもすり切れたし、Amazonで2000円で買ったネックレスも切れちゃったのでボーナス欲しいな」とアピールしたが、今回もボーナスは出なかった。











