▼第1試合 ONEバンタム級(※65.8kg)キックボクシング 3分3R
×ウェイ・ルイ(中国/同級1位)143.8lbs 1.0040
判定0-3
〇秋元皓貴(EVOLVE MMA/POD/同級4位)114.4lbs 1.0023

秋元は2019年1月からONEに参戦し、3月のヨゼフ・ラシリ戦でプロ初黒星を喫するも、その後は5連勝で2022年3月にカピタンを破りONEキックボクシング世界バンタム級王者に。2022年11月のペッタノン戦でスプリット判定負けし、王座を失ったが試合後ペッタノンに禁止薬物の陽性反応が認められたため、ペッタノンの王座は剥奪となっている。

2024年5月、約1年半ぶりの試合となったウェイ・ルイ戦で判定負け。9月のイリアス・エナッシにも判定負けで3連敗を喫したが、2025年3月のONE日本大会でジョン・リネカーを判定2-1に破り、連敗を脱出した。

散打出身のルイは、2017年2月の『K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント』でK-1初参戦。1回戦で佐々木大蔵を2R KOに下すと、準決勝でクリスチャン・スペトゥクに判定勝ち。決勝で平本蓮の左ローに苦しみながらも手数を返してスプリット判定勝ち。中国人初のK-1チャンピオンに輝いた。

その後もタイトルマッチでゴンナパー・ウィラサクレックに判定勝ちするなど、怒涛の33連勝を飾るが、2018年3月の卜部功也戦で700gの体重超過。変則王座戦の末に、卜部の左ストレートを浴びて2R KO負け。キャリア初のKO負け、約3年7カ月ぶりの黒星を喫した。K-1を離れてからは、Glory of Heroes、武林風にカムバックし、2024年5月の秋元戦でONE初参戦。2025年2月にはONEバンタム級キックボクシング世界タイトルマッチで王者ジョナサン・ハガティーに挑戦したが、判定3-0で敗れ21連勝がストップした。

前述の通り、両者は2024年5月に対戦してルイが判定3-0で勝利しているが、この判定については物議をかもし、秋元自身も納得がいっていないことを常々口にし、再戦を熱望していた。

1R、秋元は左へ動いていき、両者とも前蹴りで距離を探る。サウスポーのルイは右の横蹴りを多用。両者ミドルも蹴り合っていく。距離は遠く、秋元がワンツーで入っていくルイは打ち合わず蹴って離れる。秋元の入り際にテンカオも。
横蹴りで入りづらい秋元だが、ルイのヒザ蹴りには左フックを合わせる。秋元がワンツーから右ミドルもルイがすぐに左ミドルを返す。
2R、秋元が右ミドルを当てていくと、ルイは左ハイと前蹴り、右カーフ。前に出る秋元は蹴りをフェイントにワンツーを打つ。サイドステップも多用する秋元だが、秋元が前へ出るとルイはすぐに下がって距離をとる。ルイのヒザには左フック。
蹴って離れてを繰り返すルイに、秋元は右ミドルから右フック。しかし、ルイはテンカオで迎え撃ち、距離ができると横蹴りで突き放す。前に出てワンツー、右ミドルと攻めたのは秋元
3Rはルイがペースを上げる。秋元も左ハイ。ルイの右カーフには右ハイを返す。スピード重視のコンビネーションを回転させ、細かくヒットを奪っていくルイ。秋元は鼻血を出す。右ミドルを返す秋元だが手数が少なく、ルイがパンチと左ミドルを当てていった。



