2025年11月16日(日)東京・有明アリーナ『ONE 173: Superbon vs. Noiri』(U-NEXT配信)の変更対戦カードが発表された。
ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ世界タイトルマッチ3分5Rで、王者ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)に挑戦することが決まっていたジョナサン・ハガティー(英国)が負傷のため欠場。
代わって第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の和島大海(月心会チーム侍)が、アナンとフェザー級(-70.3kg)キックボクシングで対戦する。和島は10月7日にONE Championshipと契約を結んだことが発表されていた。
191cmと規格外の長身を持つアナンだが、これまでフライ級とバンタム級で試合を行っておりフェザー級は初。さらに2戦目のキックボクシングルール(1戦目は無効試合となった)ということもあり、緊急参戦の和島にもアドバンテージがあるといえよう。
ONEアトム級(※52.2kg)5分3Rで、平田樹(フリー)との対戦が決まっていたリトゥ・フォガット(インド)も負傷欠場。代わって澤田千優(TEAM AKATSUKI)との対戦が決まった。澤田は日本大会で三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)の対戦相手に名乗りをあげていた。
ONE女子アトム級MMA5位の澤田は、MMA9勝1敗1分。レスリングで2018年東日本学生選手権フリースタイル50kg級優勝、全日本社会人選手権優勝、全日本選手権5位などの実績を持つ。2021年5月に修斗でプロMMAデビュー。リーグ戦で優勝するなど3勝1分で初代女子アトム級王者に輝いた。
2023年2月にタイで行われた『ONE Friday Fights 5』でイランのサナーズ・ファイアズマネシュを相手に2R アメリカーナで一本勝ちすると、チーム・オーヤマでの北米修行も経て、5月に米国フロリダ州マイアミ開催の『Combat Global』でアナ・パラシオス(メキシコ)にテイクダウン&パウンドで判定勝ち。
2024年3月のONE2戦目でジヒン・ラズワンに120ポンド キャッチウェイトで判定勝ちすると、5月には柔道ベースのノエル・グランジャンにも判定勝ちでONE3連勝をマークし、女子アトム級MMA3位にまで駆け上がったが、2025年1月に中国のメン・ボーに判定負け。初黒星を喫したが、25年7月の前戦で柔道ベースのマカレナ・アラゴンを1R 腕 十字に極めて再起を飾っている。
対する平田は、ハム・ソヒ、三浦彩佳、ビクトリア・ソウザを相手に3連敗を喫していたが、25年8月に、1年2カ月ぶりの復帰戦でアーティ・カトリに判定勝ちで3年ぶりの白星を掴んでいた。MMA7勝(2KO・2一本)4敗、26歳。