▼第6試合 ONEミドル級(※93.0kg)サブミッショングラップリング 10分1R
×ジャンカルロ・ボドニ(米国)202 lbs, 1.0144
判定0-3
〇ラファエル・ロバト・ジュニア(米国)203.4 lbs, 1.0214


1R、ボドニがロバトをケージに押し込み、一度離れる。今度はロバトがケージに押し込み、プレッシャーをかけてボドニを投げでテイクダウン。ロバトはパスガードを仕掛けていくが、ボドニは起き上がってダブルレッグでテイクダウンする。


ロバトはオモプラッタで体勢を入れ替え、ボドニはクロスガード。ケージ際でボトムをキープしたままパスを仕掛けるロバト。ボドニが足関を狙う場面もあったが、終始ロバトがボトムをキープ。ボドニにほぼ何もさせず、ロバトが勝利した。
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▼第5試合 ONEバンタム級(※65.8kg/145lbs)ムエタイ 3分3R
×ジェイク・ピーコック(カナダ/英国)144lbs 1.0074
TKO 3R 0分26秒 ※左フック
〇スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン(タイ/Sor Jor Thongprajin)144.2lbs 1.0214

スアキムはルンピニースタジアムのバンタム級、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級の三階級制覇王者で、2018年2月の『KNOCK OUT』に初来日。那須川天心への最強の刺客として大きな話題を呼んだが、那須川に5R判定負け。2019年7月には『RISE』で那須川と再戦したが、胴廻し回転蹴りで目尻を切り裂かれて流血、3R1分25秒、TKOで敗れている。
2019年12月に日本の『BOM』でチャンヒョン・リーにTKO勝ちし、BOMスーパーライト級王者になった。しかし、2020年4月に突然の引退宣言。2023年7月、ONEで現役復帰を果たして2025年8月のザファー・シャイック戦まで6勝(4KO)2敗。現在5連勝中(3KO)と好調を保っている。
ピーコックは隻腕のキックボクサー。極真空手を学び、北米選手権で優勝すると世界大会にも出場した。キックボクシング転向後は北米スーパーウェルター級王座、1Xヨーロッパ同級王座、そして2022年7月にはWBCムエタイ カナダ ウェルター級王座も獲得。
2023年に1年間にわたって繰り広げられた「Road to ONE」トーナメントで優勝し、2024年4月の『ONE Friday Fights 58』に初出場すると新城絋平を相手に全くハンディを感じさせない見事な戦いぶりで判定勝ち。2025年2月の2戦目では鈴木真治にTKO勝ちと連勝。2016年6月には『Hard Knocks Fighting Championshiip』でMMAにも挑戦しているがTKO負け。

1R、スアキムはワンツー。最初は下がっていたピーコックだったが、左ハイをヒットさせると一気にラッシュ。ピーコックは前蹴りから近付くと左ヒジから右ヒジ。左右に構えをスイッチさせて圧をかけるピーコック。ヒット数、手数ともにピーコックが優った。

2R、左ミドルを蹴るスアキムだが、ピーコックは蹴り足をキャッチしての軸足払いでスアキムを頭部からマットにコカす。ピーコックは隻腕の右ヒジ、左ストレートを前へ出てくるスアキムへ叩き込む。スアキムも右フックで前進、ピーコックはそれをブロックして左ストレートの連打、左ハイ。

スアキムが前へ出てくるとピーコックは右カーフ。それでも下がらないスアキムが左フック、右ヒジ、ヒザとどんどん攻めていく。ピーコックも鋭い技を返して押し返す場面もあるが、スアキムの攻撃の圧に下がらされる。

3R、前蹴りから前へ歩いて行くスアキムが右ストレートからの左ストレートでダウンを奪う。立ち上がったピーコックだったが、レフェリーが様子を見てストップした。スアキムはボーナスを獲得。


