撮影/安村発 ※U-NEXTにてPPV LIVE配信中
ONE 173: Superbon vs. Noiri
2025年11月16日(日)東京・有明アリーナ
※U-NEXTにてPPV LIVE配信
▼第17試合 メインイベント ONEフェザー級(※70.3kg)キックボクシング世界王座統一戦 3分5R
〇スーパーボン(タイ)正規王者 154.2 lbs, 1.0124
判定3-0
×野杁正明(team VASILEUS)暫定王者 154 lbs, 1.0144
※スーパーボンが王座を統一。

1R、互いにジャブを突く中、スーパーボンが左ミドル、右ロー。野杁はガードを高く上げて右カーフと左インカーフ。するとスーパーボンは前蹴りで野杁を何度も突き放す。入って来る野杁をプッシュして下がらせようとするスーパーボンだが、野杁は下がらない。

右カーフ、左ボディ、与座キックと前進しながら蹴っていく野杁。右ストレートもヒット。スーパーボンは前蹴り連打、プッシュして野杁が下がらないとヒザを蹴る。

2R、野杁は低く構えて右カーフ、ワンツー、どんどん前へ出ていく。スーパーボンは左ミドルハイを蹴るが、野杁が右インローを蹴る。野杁が左右フックもスーパーボンは前蹴り、テンカオ。両者とも下がらないでヒザを蹴る。右ストレート、左アッパーを当てるスーパーボン。

3R、スーパーボンがジャブ、前蹴り、右ローで先制。野杁は左ミドルを蹴るがスーパーボンも左ミドルを返す。前に出る野杁は与座キック。これにスーパーボンが大きな反応。野杁は与座キック、ヒザ蹴りでそこを狙う。出会い頭に与座キックを放つ野杁、スーパーボンは前蹴りとジャブで突き放す。

4R、野杁の三日月に右ストレートを返してくるスーパーボン。野杁の左右の内股蹴りにスーパーボンの足が跳ね上がる。スーパーボンはジャブと右ロー、スーパーボンは前蹴りをフェイントにしてのテンカオ。そして前蹴りで野杁を何度も突き放す。前に出る野杁が右ロー連打、前に出てくる野杁に左ハイを放つ。

5R、右カーフを蹴る野杁にスーパーボンが右ロー、ヒザから離れて右ミドル。スーパーボンの右アッパーには野杁が左フック。歩くように自然に入ってきて突き上げるヒザを何度も決めるスーパーボン。野杁がノーガードになったところでスーパーボンのパンチが軽くだが入る。野杁は左ボディ、左フックで前に出る。それを左ミドルハイで迎え撃つスーパーボン。前蹴りには野杁が右ストレートを合わせる。

試合終了のゴングが鳴ると、両者とも手を上げて勝利をアピール。

3Rからヒザ蹴りと左ミドルハイで流れを変えたスーパーボンが判定勝ち。「全てはプラン通りでしたが、唯一のミスはKO出来なかったこと」とスーパーボン。「彼の身体の強さは知っていたので驚きはなかったです。ムエタイでもキックでも誰にでも勝ちたいです。僕はあと5年、10年、試合をやり続けたい」と勝利者インタビューに答えた。








