ムエタイ
レポート

【BOM】竜哉が強敵を相手にWBC王座初防衛に成功、士門がKO勝ち・藤原乃愛が大差・17歳の安部焰がヒジKOで3人がWBCムエタイ世界王座獲得、朝陽がKOで初代OFGフェザー級王者、吏亜夢がヒザ蹴り悶絶KOでBOMフェザー級王座に就く、シンイチがBOMフライ級王者に、カナがダイレクトリマッチもドロー、MIKE JOEがKO勝ちで初代OFGミドル級王者に

2025/10/05 12:10

▼第8試合 WBCムエタイ世界フライ級(-50.80kg)タイトルマッチ 3分5R
〇竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム/王者)
判定3-0 ※50-45×2、49-46
×ウェウワーオ・ウォー.ワンプロム(タイ/同級5位、元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者/挑戦者)
※竜哉が初防衛に成功。


 日本人として8人目のラジャダムナンスタジアムのタイトルを獲得するなど、同門の名高に負けじとムエタイで輝かしい実績を積んでいる竜哉は、昨年9月のWBCムエタイ世界フライ級王者決定戦でシヴァラット・ウォー リンティダを1RボディブローでKOしベルトを獲得。初参戦となった8月22日のONEではヌラペット・キーラスポートを2RKOで勝利し、インパクトを残した。


 今回の相手ウェウワーオは、2023年7月のBOMで名高を挑戦者に迎えてラジャダムナンスタジアムタイトルの防衛戦を行った元フライ級王者。その試合で名高に敗れて王座を失ったが、試合後の名高に「避け方や崩しのタイミングは負けていたなと正直自分の中では思っています」と言わしめた。サウスポーのフィームー(テクニシャン)で素早く的確なテクニックと殺傷力の高いヒジを武器にしている。竜哉は名高を苦しめた難敵を撃破しタイトル防衛なるか。


 1R、竜哉は右、ウェウワーオは左で強いインローを蹴り合う。左ハイも蹴るウェウワーオ。竜哉は左へ動いて右ストレート、ウェウワーオは竜哉が前へ出てくると前蹴りを合わせてストップする。セコンドの中川会長からは「(蹴りを)スウェーではなくカットしろ」との指示。


 2R、竜哉の右インローを嫌がったか、ウェウワーオは首相撲を多用する。竜哉が前へ出てくるところへは前蹴り。右ハイ、右ミドルと右の蹴りを当てていく竜哉は、ウェウワーオが掴もうと前へ出てくるとバックステップで回り込む。


 3R、強い右ハイを蹴る竜哉にウェウワーオは前蹴り、荒々しく前へ出て掴みに来るウェウワーオに竜哉は左ボディを見舞う。首相撲で勝負に出たウェウワーオだが、竜哉がステップで動くため前蹴り。竜哉は右の強い蹴りを当てに行く。



 4R、前蹴りを多用するウェウワーオは強引に前へ出ての首相撲を多用するが、竜哉はヒザを蹴らせない。竜哉は左右の連打から右ハイ、左右連打をまとめて完全優位に。


 5Rが始まってすぐ、竜哉がもう来ないと見たウェウワーオは諦め、両者が流して終わった。


 判定はジャッジ2名が50-45を付ける完勝で竜哉が強敵を相手に初防衛を果たした。

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