▼第6試合 WBCムエタイ世界ミニフライ級(-47.62kg)王座決定戦 3分5R
×カイケム・シットパナンチューン (タイ/同級6位、タイ・イサーン地方45kg級王者)
判定0-3 ※46-49×3
〇藤原乃愛(尚武会 フジワラムエタイジム/同級9位)
※藤原が新王座に就く。

藤原は日本とタイでキャリアを重ね、前戦となった6月の『Road to RWS』ではサリカトーンをヒジによるカットでTKO勝利し13連勝をマーク。タイのマッチメーカーがイチ推しのテクニシャンで、50戦して40勝だというタイ・イサーン地方45kg級王者のカイケムを倒し、地元横須賀で念願の世界タイトル獲得を狙う。

1R、藤原は得意の前蹴り、カイケムは右ミドルを返す。両者アグレッシブを促されると藤原はワンツー、左フックとパンチを多用し、前蹴りを織り交ぜる。

2R、藤原の前蹴りに右ミドルで応戦するカイケム。首相撲になるとヒザを蹴るのはカイケムで、藤原の押しヒザで対抗するが、ヒザを押し付けてブレイクを誘う。離れるとパンチで攻め込みヒジにつなげる藤原。カイケムもヒジ。終盤、藤原は左右ミドルを連打して印象づける。

3R、いきなり左の縦ヒジを放つ藤原に、カイケムは突進してパンチから組んでのヒザ。藤原は前蹴りで突き放してのワンツー連打で応戦する。カイケムのヒザは自分のヒザを押し当ててストップする藤原。どんどん前へ出てくるカイケムに下がる場面もある藤原が、左右の連打を当てていく。

4R、前へ出るカイケムが右ミドルから首相撲を多用。ヒザを蹴る。藤原もヒザを押し付けてディフェンスするが、カイケムの勢いに押されて下がる。左右ストレート連打、前蹴りで応戦する藤原だが、カイケムの突進が速く前蹴りが有効打にならない。首相撲で動きを封じられた印象の藤原。

5Rは藤原も組んでのヒザで応戦。カイケムはどんどん前へ出て組んでくる。藤原は左右の連打で前へ出るが、そこへカイケムが左右ミドル。パンチで勝負をかける藤原は組んでのヒザも蹴る。




